◆花キューピットの仕組みは、こうなっている〈その1〉

花キューピット 仕組み

 日本で最も有名な花のおとどけサービス、花キューピットのしくみを解説しましょう。(公式サイト:【花キューピット公式サイト】

 皆さん、よくご存知のように、このサービスは、「ご近所の花屋さんから、遠方(含海外)に花を送る手配ができる」というものです。(海外に送れる事実は、あまり認知度が無いようで、私は海外への発注は受けたためしがありません。海外へ花を贈るニーズ自体、あまり無いのでしょうが、万が一その必要ができた場合、かなり簡単に、分かりやすく注文できますので、覚えておかれると役立つこともあるかもしれません→参考:海外に花を送る方法は?

 そもそも、花キューピットとは、銀座のスズキフロリストの鈴木氏が音頭を取って発足したもので、「日本中の花屋をネットワークでつなぎ、お花に輸送のリスクを負わせず、どこへでも新鮮な状態でお届けする」ことを目的とした協会です。
 このシステムは、現在では4,000店以上の生花店が加盟し、ほぼ日本全土をカバーできるほどの巨大ネットワークとなっています。 スズフロ鈴木氏の着眼点は、非常に優れていたといえるでしょう。
 私の見たところ、花キューピットという名称自体が、特に花に詳しくない方の中にも、かなり浸透しているようで、お客様にとって、明らかに利便性の高いサービスであることがうかがえます。
 このシステムの基本構造を、東京に住む人が、大阪に花を送ることを例に説明すると

 @花を送りたい人が、自分の身近の(東京の)花キューピット加盟店に行く
 A花キューピットで商品を発注し、支払いする
 B東京の加盟店が大阪の加盟店にお届けを依頼する
 C大阪の加盟店は、注文内容に沿って商品をお届けする

 ということになります。
 このコラムでは、花キューピットで花を発注する際に、実際に何が行われるのかを、一つ残らず紹介します。お客さん視点からも、花屋さん視点からも迫ってみたいと思いますので、今後のご利用の参考になさってください。

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(1)花キューピット加盟店のマークを掲示している花屋さんから発注する

 まずは、花屋にご来店のお客様が、「お花を送ってください」と発注される一言からすべては始まります。
 花屋さんが遠方に花を送る方法は、大抵宅配便花キューピットの二つになります。
 上記の方法の二つとも可能なお店なら、「宅配便にしますか? 花キューピットにしますか?」と聞かれます。もしも、最初から絶対花キューピットにしよう!と決めていかれるのなら、お店の外から見えるところに、花キューピット加盟店のマークを掲示しているお店に行くのがよいでしょう。

(2)花キューピットの、最低お取り扱い金額は、3,240円(海外送りは6,000円)

 2015年現在の金額ですが、消費税込み3,240円以上の品物(海外なら6,000円)で、注文を受け付けます。なので、逆に言うと、人様から花キューピットで花を贈られた場合は、「あ、3,240円以上のものをくれたのね」ということになります。

(3)花代とは別に、手数料540円がかかる(海外送りは1,620円)

 残念ながら、花代のみ、ではありません。しかし、宅配で送る場合の送料+箱代(大抵1000円以上かかる)よりは、断然お安く済みます。
 これを、贈られた側から見ると、「花代と手数料で、最低でも3,780円はかけた贈り物をくれたのね」ということになります。

(4)最短なら、その日のうちにお届け可能

 これは、宅配便では、絶対に不可能ですので、どうしても今日中にという場合には、強い味方になります。(注 母の日など、モノ日には不可の場合もあります)
 花キューピットのシステムは、注文を受けた加盟店が、送り先の付近の加盟店に直接連絡を取るというシンプルなものです。つまり、上の例のように、東京から大阪へ、「1時間以内に、どうしても」と頼んだとすると、お店の間で

東京の生花店「花キューピット、お願いできますか。急ぎなんです。1時間以内に、5000円のおまかせ花束のお届けです」
大阪の生花店「1時間以内ならOKです。お受けします!」

 みたいな会話が交わされます。「今日は大口の葬儀が入っちゃってて、受けられません。ゴメン!」て言われることもありますが、そのときは付近の別の花屋さんに依頼すればいいのです。「加盟店が多い=可能性が多い」ところが、花キューピットの大きな強みです。

(5)花キューピットの伝票に、必要事項を記入

 お届けの日時はいつか、どんな商品を送るのか、利用目的は何か、届け先住所と連絡先、ご注文主の住所と連絡先、などを書き込んでいただきます。
 個人情報に関わる欄以外は、花屋さんが目の前で記入してくれることが多いと思います。
 商品の内容については「花束ですか? アレンジですか? どんな色合いがいいですか?」などと質問されますので、お客様は思うままを答えてくだされば結構です。「こういうのはヤメテください」みたいな表現でもいいんですよ。完全に「花のことなんて、分からん」と思うなら、「任せます!」と言ってください。

(6)伝票の文字は、読みやすく書いてくれ〜

 住所も、電話番号も、「読めるかっ」みたいな字で書かれると花屋さんは困ってしまいます。美麗文字で、などとは言いませんので、読める文字で書いてやってください。

(7)商品内容は、カタログで選ぶこともできる

 (5)にも書きましたが、花屋さんは商品の内容を「どうしますか?」と聞きます。
 花のことは分からんが、花屋に勝手に決められるのは嫌だ、とお思いでしたら、花キューピットのカタログから選ぶことをおすすめします。
 花キューピットの規定で、カタログの商品を受け付けた場合には、商品作成時に、花屋さんが勝手に内容を変更することはできない決まりになっています。たとえば、「スイートピンクA:花束」という商品が、カタログ上でピンクのバラを5本使っていたのなら、「ピンクのバラが足りないから、3本にしとけ」とか「ピンクのガーベラで代用しちゃえ」ということはできないのです。この点は、信用していただいて大丈夫です。

花キューピットのしくみは、こうなっている〈その2〉へ続く



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