◆海外に花を送る方法は?

海外に花を送る方法は?

 海外に生花を送る方法というのは、一般の皆さんはあまりご存知無いようです。「花束1個レベルで、そんなことできるの?」と思っている方もおられると思います。
 確かに、海外花送りの選択肢は、さまざまなネットワークが発達した現在でも、多いとは言えません。

 海外への花送りは、20年くらい前は、ほぼ花キューピットの独占市場でした。花キューピットの海外届けのシステムは分かりやすく、発注者にストレスが少なく、非常に頼りになるサービスです(今でも頼りになります)。

 しかし、現在では、小さなショップでも独自に海外のネットワークに参加するなどして、海外向けのサービスを展開しているところも出現し、以前よりは選択肢は増えたと言えます。
 このページでは、海外に花を送ることのできるサービスをいくつか集めてみましたので、必要のあるかたは参考になさってください。なお、ここでは日本語ホームページから発注可能なショップのみ、紹介することとします。(日本の花屋さんでも、海外送りのページは英語のページに入っていく必要があるケースがあるので、そういうものは紹介しません。私が英語苦手だからと見抜いているあなたは鋭い!)

※下記の、いずれの店舗も、現地の提携店からのお届けになり、日本から品物を発送するわけではありません

(1)花キューピットの「海外お届けサービス」

 このサイトで、私は花キューピットを必ずしも良しとしない記事を何度か書いています。しかし、海外の花送りに関しては、やはり現在でも花キューピットに一日の長があります。

 花キューピットの海外お届けサービスは、一般的な花キューピットの注文と、ほとんど変わりません。注文のストレスの少なさとしては、最高に優れているといっても良いと思います。
 手順は、
  1. 花キューピット加盟店に出向く(もしくは、インターネット花キューピットのこちらのページへ→花キューピットの海外お届けサービス
  2. 送りたい場所が、サービス可能な地域か確認する
  3. 花束か、アレンジメントかを選ぶ
  4. 申し込みの書類を書くか、入力する(届け先住所・名前等。国内の申込書とほぼ同じ)
  5. 花代に、手数料1,620円を加えた金額を支払う
 メッセージ添付も可能です。

《注意事項》
  • 支払い方法は、クレジットカードのみ(つまり、花キューピット加盟店であっても、クレジットカードの扱いが無いお店では受けてくれません)
  • 花材指定不可
  • 最短でも、3日後のお届けです。(中2営業日必要です。相手の国の営業日なので、日本のとは違う祝日をはさむ可能性もあります)
  • お届け日は指定できますが、「前後する可能性アリ」と考えた方がいいです。(注意事項に明記されています)
  • 時間指定不可
  • ホテルへのお届けは、フロントまで
  • 会場・式場へのお届けは不可

※注文後、不明点があれば、申し込んだ店舗か、花キューピットの海外デスクに電話で問い合わせることができます(花キューピット海外デスク 03-5496-0389 土日祝日もつながります。こういうところがすばらしい!

(2)イーフローラの海外フラワーサービス

 以前、この記事では日比谷花壇の海外届けを紹介していたのですが、そのサービスが2021年に終了してしまいました。終了後に、日比谷花壇の海外お届けサービスを引き継いだのが、イーフローラです。
 イーフローラの海外フラワーサービスの注文の手順を下記に記します。
  1. お届け国を選択(選択肢に無い国には送れません)
  2. お届け日を選択
  3. 商品検索ボタンをクリック
  4. 表示される商品リストから、商品を選択する
  5. ログインし、届け先を入力(アカウントを持っていない場合はアカウント登録必須)
  6. 代金は、花代に手数料を加えたものとなります
※メッセージ添付可

《注意事項》
  • 生花の花材も、鉢花の内容も、指定不可
  • 自宅か勤務先のほかに、ホテル・各種式場・イベント会場へのお届けも可能(病院、葬儀会場、コンサート会場へのお届けは不可
  • 支払い方法は、クレジットカードのみ
  • 届け先様の都合で配達ができなかった場合も、花代の全額と手数料の全額が請求されます

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