◆花キューピットのしくみは、こうなっている〈その2〉

 (花キューピットのしくみは、こうなっている〈その1〉より続き)

花キューピットのしくみ

(8)花キューピットで送れるものは、花束・アレンジ・鉢花だけじゃない

 あまり知られていませんが、葬儀の花輪や、開店祝いの段花も送れます。(カタログにも掲載あり)私は、「笑っていいとも」の出演祝いの段花を、花キューピットで受けたことがあります。

 「こんなのも送れるのかな?」と思ったら、気軽に花屋さんに聞いてみたらいいと思います。花屋さんは、基本的に売上げを伸ばしたいので、あまり「あれは駄目、それも駄目」とは言いませんから。

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(9)伝票に、お届け先へのメッセージが書けるが、あまり恥ずかしいことは書かない方がいいぞ

 花キューピットの伝票には、メッセージを書ける欄があります。
 ここに書かれたものは、基本的にお届けに行く花屋さん(前頁の例の、大阪の花屋さん)が、カードなどに書いて(筆ペンで書くことが多い)商品に付けるものです。なので、手紙風に、個人的なことを長く書くと、カードになったときに、相手に妙な印象を与えてしまうことがあります。

 無難ですが、シンプルに「お誕生日おめでとう」みたいなのがいいかと思われます。長くても「ご新築おめでとう みんなで遊びに行きます!」くらいが限界ではないでしょうか。場合によっては、もらった方が「恥ずかしい!」と思われるようなので、要注意です。

 最近多いのは、メール風というか、遊びっぽい文句を書く方がいるんですが、内容によっては、筆ペンでカードに書き写すのがつらいことがあります。男の方が「○○だよん」と書かれているときなど、つらいですねえー。(筆ペンで書くと、殊更イタイ感じになったりする!)

(10)伝票には、依頼先の花屋名の記載は無い

 お客様は、伝票を書き、支払いをした時点で店を出られます。実は、この時点で、どの花屋さんが花を配達するのか、まだ誰にも分からない状態です。

 なぜなら、書いてもらった伝票を見て、前頁の例の東京の花屋さんは、大阪のどの花屋さんにしようか調べ、それから電話をかけて「受けてくれる?」って聞くんです。つまり、お客様は、目の前で依頼の電話をかけさせない限り、どこの誰が配達に行くのか、知る術はありません。

(11)受注したお店は、受けた内容をのデータを登録する

 受注した花屋さんは、まず伝票を見ながら、受けた注文の内容をPCでデータ登録します。このデータは、花キューピットのサーバーにアップされ、他の加盟店の人が見られるようになります。この状態を作ってから、実際に届けてくれる花屋さんに連絡することになります。

(12)花キューピットには加盟店地図がある!

 依頼を受けた(前頁の例では)東京の花屋さんは、花キューピットから支給されている加盟店地図(ものすごく厚い冊子)と、お客様が書いてくれたお届け先住所とを見比べ、「○○町○丁目なら、B生花店がある」と目をつけます。その冊子には、B生花店の詳細も載っていて、定休日とか、営業時間、取り扱い商品(鉢花なし、とか葬儀OKとか)なども確認することができます。 もしも、鉢花を頼まれたのに、B生花店は「鉢花の扱い無し」だったら、付近の別の花屋さんを探します。

 このとき、お届け先の付近に、条件にかなう加盟店が複数あった場合、そのうちのどのお店にするのかは、きわめて適当に決めます。
 だって、東京の花屋さんには、大阪の花屋さんのことなんて分かりませんもの。
 なので、「加盟店説明のページの、一番先頭にある花屋さんになんとなく頼む」「おしゃれっぽい店名のお店になんとなく頼む」「なんか聞いたことあるような気がするお店に頼む」「前に頼んだときに感じが良かったような気がするから頼む」などの理由で、なんとな〜く頼んでしまいます。
 例え、そのお店が「センス最悪フロリスト」であろうとも、全然知らずに頼んでしまいます。万が一、評判が悪い花屋があれば、そこに頼むことはしないと思いますが、そんな情報を知っている可能性はほとんど無いです。
 すべては、「加盟店全店が良心的な仕事をすることが大前提」という信用関係の上に成り立って、発注は行われます。

(12)受注したお店は、依頼するお店に電話をかける

 前頁の例で説明すると、東京のお店(お客様ご来店の店)が、大阪のお店(実際に納品する店)に「お願いします!」と直接電話をかけるわけです。
 考えようによっては、ものすごく原始的なシステムです。しかし、この方法が結局一番早いのかもしれません。もしも、東京のお店が花キューピット本部に依頼をかけ、本部から大阪のお店に……なんてシステムだったら、ここまで浸透しなかったのかもしれません。

 (4)にも書いたように、電話をかけられた花屋さんは、「OK」or「NG」と返事をします。めでたく商談成立となれば、大阪の花屋さんは花キューピットのデータに登録されている注文内容のとおりに、商品を納品します。

 以上で、お届けまでのすべてが完了します。
 補足として、下に三項目ほど加えますので、更に花キューピットについて知りたい方は参考になさってください。

(補足1)カタログの商品を選ぶときには、オーソドックスなものを選ぶ方が無難である

 花束でも、アレンジでも共通して言えるのですが、ちょっとかわった「応用型」の商品を作るときに、作り手のスキルの有無がばっちり現れることがあります。

 私は、花キューピットの母の日アレンジを、A店とB店とで見て、片方の店の商品のグレードが明らかに低いのに気づき、ここまで差が出るかと驚いたことがあります。
 同じ花材を、基本的に同じ本数入れているのに、片方の商品は「しょぼ〜い」感じなのです。原因は、作者の腕としか言いようがありませんでした。誰に頼むか分からない以上、このリスクを少しでも回避するためには、誰でも製作の場数を踏んでいるような、オーソドックスな商品を選ぶのが無難です。

(補足2)楽天やYahoo!ショッピングのポイントを使える

 花キューピットは、楽天市場にも、Yahoo!ショッピングにも出店していますので、ポイントを使いたい方、ポイントをゲットしたい方は、そちらを利用しましょう。
 ●楽天市場:インターネット花キューピット
 ●Yahoo!ショッピング:インターネット花キューピットYahoo!

(補足3)世の中には、花キューピットだけは嫌だと言う花屋さんもいる

 この考えの花屋さんは、結構たくさんいらっしゃいます。
 理由は、(10)や(12)に関わることで、要するに「どこの誰が作って配達するのか分かったもんじゃない」「何かあったとき、どうやって責任を取れるのか?」というものがほとんどです。
 私が、最初に雇ってもらって修行したお店は、上の理由で花キューピットを導入していませんでした。

 また、私が一人で任されていた店で、花キューピットを地方のお店に依頼したところ、注文の内容と違うものが届いたらしく、しかも、それがしっかり発注者の耳に入ったらしく(母の日商品なのに、規定されているカーネーションが入っていなかったため、もらった方のお礼の電話で、注文主にバレたらしい)「あなたのとこのせいじゃないけど」と言う前置き付きのクレームを受け、結局注文主にもお詫びにいくらかのお花をお包みしたことがありました。
 目の前にある花を、信頼できる技術のある者から送るべきだ、との考えを持つお店とお客様は、「花キューピットを使わない」と考えるのも、立派な見識です。

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