花の情報局

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか、前置きをお読みください。

※花嫁以外の人の「身に着ける花」についても解説しています

 

目次 身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

  1. 花嫁が、身に着ける花
  2. フラワーアクセサリーに、生花・プリザ・造花が混在しても大丈夫
  3. フラワーアクセサリーは、ブーケ代とは別
  4. ブートニアについて
  5. 番外編:花束類について

花嫁が、身に着ける花

花嫁は、ブーケ以外にも、身に着けようと思えば身に着けられる花がたくさんあります。
たとえば、以下のようなものがあります。(すべてを身に着ける必要はありませんし、一つも身につけない人もいます)

ヘアオーナメント(髪飾り)

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

ヘッドドレスとも言います。値段的には、5000~1万5000円くらいが多いです。抑えようと思えば、3000円くらいからでもできないことはないです。しかし、花でヘアオーナメントを作ろうという人は、こだわりがある人が多いのか、1万円くらい出す人は珍しくありません。
(一般的な髪飾りの発注については、こちらに単独の記事があります→生花髪飾り(成人式や卒業式の)のオーダーの方法)

コサージ、リストレット、チョーカー

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

リストレットは、リストコサージとも言い、手首のところに付ける花飾りのことです。
手首に付けるリストレットと、胸元に付けるコサージは、付け方が違うだけで、構造はおよそ同じものです。

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

値段の相場としては、ウエディングドレスのポイントになるくらいの大きさのものを作ると、1万円くらいにはなります。小さいものなら2000~3000円でもできますが、かなり抑えた印象になります。コサージ類も、ワイヤリングとテーピングを駆使して作りますので、大きさを出すほど手間がかかり、値段を抑えることが難しくなります。

花のチョーカーは、リボンにワンポイント付けるくらいのもの(下の画像がそれです)なら、花の種類によっては2000~3000円でもできます。しかし、首回りをぐるっと花で囲むような作り方をすると、1万円くらいはかかります。高級花でボリュームを出していくと、1万5000円くらいは簡単にかかります。

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

 

フラワーアクセサリーに、生花・プリザーブドフラワー・造花が混在しても大丈夫!

たとえば、生花のブーケを持って髪飾りがプリザーブドフラワー、というように、花の素材を混在させてもおかしくはありません。パッと見て違和感が無ければ問題なしです。男性などは、気付きもしないかもしれません。
ただし、「生花も、プリザも、造花も」というように、三種類そろうとちょっとどうなるか分かりません。実際に、そのような花嫁は見たことが無いからです。つまり、三種類混合はだいぶレアケースですが……しかしそれも、それぞれが勝手な主張をしておらず、無理なく使ってあれば基本的には問題ないです。

アーティフィシャル(造花)のブライダル・アクセサリー例


カサブランカの髪飾り三個セットカサブランカの髪飾り・ヘアドレス・ブライダル

【 リストブーケ 】ピンク【 クリアケース入り 】リストレット 造花 ウェディング

プリザーブドフラワーのブライダル・アクセサリー例


ウェディング【チョーカー】プリザーブドフラワー

ウエディング【花の冠42cm&ブートニア&リストブーケS】セット【プリザーブドフラワー】

 

フラワーアクセサリーは、ブーケ代とは別

フラワーアクセサリーの料金は、通常はブーケ代とは別に加算されます。ブーケに、ほかのものの値段が含まれるとしたら、ブートニアの代金だけだと考えてください(まれにブートニアも別料金の店もあります)

 

ブートニアについて

ブートニアは、新郎用の胸飾りです。下の画像のように、ブーケと同じ花材で、1セットとして作ります。

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

↑左が新婦のウエディングブーケ、右が新郎のブートニアです。
場合によっては、父親用ブートニアを作ることがありますが、そのときは、花婿の花と違う種類にします。

ブートニアを作るには、できれば衣装を着けた新郎の写真があるのがベストですが、ウエディングブーケと違って、「写真が無いと作れない」というものでもありません。なので、新郎の写真は、注文時に必須のものではありません。(でもある方が良いです)
写真が無い場合は、服の形と色を申告してください。申告は、詳しければ詳しいほうがいいですが、たとえば「グレイのロングタキシード」程度でも大丈夫です。

ブートニアの代金は、基本的にはブーケに含まれていますが、店によっては含まれない場合があるので確認しましょう。私は、「ブーケにブートニア付き」の値段でしか仕事をしたことが無いのですが、別料金の場合には、ブートニア単体なら3000円~くらいが相場です。

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

 

番外編:花束類について

「身に付ける花」からはちょっとはみ出しますが、ウエディングブーケ以外に必要な花束についても、ここで解説しようと思います。

両親贈呈花束

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

金額の相場は1万~1万5000円くらいです。見栄え良くしたいなら、「大きめに」または「豪華めに」と注文しましょう。
花材は、お母さんの好きな花などを選びたいところですが、珍しい花や、いつでも入手できるとは言えない花だと、花屋が特別注文を打つので、値段が上がります。
「季節の花で、色や雰囲気はこんな感じでおまかせ、できるだけ大きめに作って」のようなオーダーで、花屋に自由裁量の領域を持たせると、安く良い花が入ります。

フラワーガールなど、イベントに協力してくれる人たち用花束

身に着けるウエディングフラワー(花嫁のブーケ以外で)

金額的には、3000円程度が相場です。子どもさん用であれば、持つのに負担が少ないように、小さめのブーケがいいです。