◆花の流通の豆知識というか、雑学(わりとくだらない雑多なことです)

 前のページでは、花の流通について、ごく基本的なことを解説しました。
 このページでは、たまたま管理人が知っている市場知識だとか、流通に関するあんまり重要でもない雑学とかを、思いつくままに紹介してみようと思います。

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◇JFコード

 花市場では、毎日のように、膨大な取引がおこなわれています。その、膨大な数に対応するためには、色々なものを番号で管理する必要があります。
 出荷元は、それぞれの番号を持っていますし、市場に登録している花屋も番号を持っています。そして、品物たち=植物たちも、なんの種類の植物なのかを、番号で管理されています

 植物の番号コードは、各市場で異なっていても、実際には行えるのですが、どうせコードを定めるなら、みんなで一つのものを使った方が便利なので、全国的な統一コードとして、日本花き取引コード=JFコードというものが存在します。JFコードは、5桁の数字でして、花屋さんの車に積んである荷の箱に、「32311」みたいな数字が書いてあったら、それはJFコードかもしれませんね。

 JFコードは、こちらで見られますので、興味がある方は冷やかしてみてください→JFコード検索 ワード検索も、コード検索も、分類検索も出来ます。

 これを書きながら、適当に検索してみたら、「仏手柑」は「22577」でした。「22577」の一つしか出てこないということは、品種の違う仏手柑を二種類出荷したとしても、どっちにもコードは「22577」が付くことになります。(バラのように、品種がたくさんあるものを、「バラ」という大雑把な検索で探すと、コードの付いたバラの品種名がだーっと出ます)

 分類のほうも試してみると、たとえば、「アーティチョーク」という品目で検索すると、4種類の品種がヒットして、すべて紫色系だ、ということなど分かります。

 コード番号を直接打ち込んでも検索できるので、今、たまたま私の手元にある入荷品のラベルに書いてある「77458」という番号を検索してみましたら、なんと「ラゴディア」でした。え、うちの店、いつラゴディア入荷したんだ?(ラゴディアって、こんな鉢物です→ラゴディア

◇植物を運ぶために、花き運送専門の運送屋さんがいる

 植物ばっかりを運んでいる、植物輸送に特化した運送屋さんの存在は、あまり一般の方には知られていません。
 有名なところを挙げると、日植(日本植物運輸)フラワーウィン、FC(フラワーサーキュレーション)などの会社があります。(花業界人には、「日食」と聞くと、「日植」のトラックを思い浮かべてしまう人たちが存在します)
 これらの会社のトラックは、大型のフラコンを荷台に積み、温度管理・湿度管理しながら走るのです。

 私は直接会ったことないので伝聞ですが、運送会社のドライバーさんは、生産者とも市場ともやりとりするので、業界情報通の方が多いとのこと。

◇市場って、バーコードとラベルシールだらけな気がする

 私は、花屋の仕入れ担当になったことはありません。ただただ、仕入れさんが入れてきたものを水揚げして販売する役目ばかりしてきました。
 そのようなスタッフですと、市場から来る品がラベルシールだらけなのを見て、「なんじゃこりゃ」と思わずにはおれません。しかも、そのラベルシールに印字されている数字や記号が、半分ほど意味分からなかったりするので、ますます「なんじゃこりゃ」になります。(半分くらいは、仕入れさんでなくても意味が分かります。「○○農園 スカシユリ 入数100 口数1 等級A」みたいな部分は分かりますから)

 で、自分に直接の市場セリの体験が無いものですから、親しい仕入れさんに聞いてみました。すると、植物たちが市場に入荷するときから、バーコードとラベルシールにまみれている実態を聞くことができました。

↓こういうことらしいです(セリの場合)。
  1. 市場で花を荷受し、管理ナンバーや数量を印字したラベルシールを貼られる(ラベルの情報はバーコードでも読み取れるように印字される)
  2. ラベルを貼られた荷を、市場内の荷の待機場所に暫定的に格納する(ラベルを貼り間違えたりすると、この時点で品の身元も内容も分からなくなり、もう無茶苦茶)。品物には、どこに格納されたのかを示す「置き場情報」が付く
  3. セリ落とされた品に、管理ナンバーや品物の内容とともに、買参人と購入口数の情報が入ったものを印字したラベルシールが貼られる(ラベルの情報はバーコードでも読み取れるように印字される)
  4. セリのデータを受けた荷出し担当が、置き場から荷を出して分荷する。ラベルと市場システムの情報を頼りにおこなうので、ラベルプリンタと情報端末が超大事
 要するに、「何が、どこから、いくつ来て、どこで待機しているか」→「それを、誰が、いくらで、いくつ買ったか」→「待っている荷と、それを買った人を、誤らず速やかに引き合わせる」という工程を、システムで管理し、それをラベルとバーコードで実際に動かしていく、ということのようです。
 私は、自分が粗忽なほうなので、ラベル貼り間違えたりしないのかしら……フラコン一個見失ったりしたりしないのかしら……などと考えてしまいます。

◇私の個人的な疑問……セリのスタート値はどうやって決めるんだろう?

 私が前から思っている、すごく素朴な疑問です。
 たとえば、品物を単価40円くらいで買って欲しいなという思惑がある場合、セリはいくらからスタートするのが良いのでしょうか。40円の場合……200円でスタートしても、仕方ない気がする。100円でも、ちょっとどうかなあと思う。と、いうことを考えていると、どんどん「低値スタート」になってしまいますよね。本当は、40円よりも相当高く売れたらそっち方がいいのに。
 「セリ上がり時代」は、こういうのはもっと単純だったように思います。
 でも、セリ人には、何か基準があるのでしょうね。私は、花屋の仕入れ担当者は何人も知っていますが、セリ人に友達はいないので、あまりこういう話しを聞いたことがありません。
 知ってる人、私にそっと教えてください。



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