◆荷札

 文字通りの「荷札」です。荷物に、名前とか、分類とかを書いて、ワイヤーでくくりつけておく、あれです。今となっては、めったに使わないような、古臭いアイテムなのかもしれません。
 このアイテムが、大きないけこみやいけばな展のときに、結構役に立ちます。大掛かりな作品を作る人ほど役に立つアイテムです。

 生けこみのときに、荷札をどう使うかと言うと、生けこみ経験者なら分かると思いますが、「名前なり、用途なりを書いて、荷物につけておく」という、完全に荷札本来の使い方をします。

 たとえば、私が荷物を複数持って草月展の生けこみに行くとして、水屋に荷物を置くようなときに、「○○番 sei」と荷札に書いてくくりつけるのです。(○○番というのは、席番号です)
 また、ぼくを何本か現場で組み立てるようなときに、それぞれのぼくに、「右」「左」「上」などと書いてつけておいて搬入したりもします。

 結局、生けこみのときの荷物というものは、不定形で、名前を書きにくく、名札を貼り付けるなりしておいても取れて吹っ飛びやすいようなことが多いのです。
 なので、名前や目的を書きつけるツールの一つとして、荷札がよく採用されます。
 つけ方も、ワイヤーをねじり合わせるだけで簡単です。テープ類をカットしたりする手間も無く、低コストで書き損じても惜しくなく使えます。(生けこみの現場では、テープ類と紙類が不足することが非常によくありますので、名札にテープを使いたくない状況が起こったりします。身に覚えのある先生方、大勢いるんじゃありませんか?)
 つけることによって、荷物を破損する恐れもほぼありません。
 そして、荷物の箱や、包み紙に直接書くよりも、「札が付いている」ことが目だって、分かりやすいことも多いのです。

 荷札は、大社中の生けこみ、巨大作品の生けこみなどの現場で、必ず運営側が用意するものの中に入っています。また、草月流本部で、生けこみにかかわる部署には荷札のストックがあります。荷札がどれほど有用な生けこみツールであるかが、これらのことからよくわかります。

 私も、何度も生けこみで荷札を使い、便利なものだと分かっているので、常時ストックを持っています。
 多分、現在は100均にあるのだろうと思うのですが、100均で探してみたことが無いので分かりません。私が持っているストックは、100均というものが世の中でメジャーになる前に(大昔だ……)、1,000枚入りのものを安く買ったのが、いまだに手元に残っているものです。まだまだ、数年は使い切れないと思われます。

荷札 小 50枚入り 100円均一

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