◆各種空き容器


 各種の空き容器を取って置くと、いけばななどの花作品制作に役立つことがあります。ただし、こういうものをストックしすぎると、家が片付かず、物が増える元凶になりますので、程ほどにしたほうが良いとは思います。

 画像の空き容器は、左から、キャンディーの入っていたプラ容器、カレーペーストの入っていたガラス瓶→薬瓶です。もちろん、これ以外にも色々あります。
 こういうものを、どんな風に活用するのか解説します。(解説ってほどじゃないですが)

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◆空き容器の使い道ベスト3

 ほかの方はどうだか知りませんが、私の空き容器の使い道ベスト3は、
  1. 落とし
  2. 輸送用容器
  3. 個人的なプレゼントのパッケージ
になります。意外に、「何かをストックする容器」としては使っていません。私の場合、ほぼ、上の三つの使い方しかしていません。

 めったに無いことなので、上のランキングには入れませんでしたが、よほど美麗な容器や、よほど妙な形の容器や、たまたま自分のツボにはまった容器だと、花器にしてしまうことがあります。1回、りんごジュースの空き瓶で、草月展に出したことがありました。
 また、花器というほどのものではありませんが、家の中でちょっとした一輪挿し的に使用することもたまにあります。たとえば、以下のようなものを、そのような目的で使っています。
↑左は、ヨーグルトかプリンの瓶で、右はチョーヤ梅酒の瓶です。どちらも、口がスクリューではないので、一輪挿し使用しやすいです。

 花器と言うべきかどうか分かりませんが、下の画像のようなものを、「スイーツアレンジ」に利用することもまれにあります。

↑これは、プリンだかゼリーだかの容器だったのですが、きれいに洗っておいて、フラワーケーキの類の演出用品に使おうと思っています。(参考:フラワーケーキ スイーツ型アレンジメント

◆「空き容器を、個人的なプレゼントのパッケージにする」とは

 空き容器を個人的なプレゼントのパッケージにするというのは、何か人に差し上げるときに、家にあったきれいな紙袋を流用するのと同じことです。私は、ミニプリザアレンジなど作って人にプレゼントするときに、空き容器・空き箱の類を利用します。

 ここで、わざわざ「個人的なプレゼント」と断っているのは、納品には使ってないという意味です。実は、納品に使えるレベルだなと思える空き容器にもたまに遭遇するのですが、お金をもらう仕事にはさすがに使えません。だって、一種のゴミですもんねえ。(エコ的にはOKな気がするけど)

◆「空き容器を、輸送容器にする」とは

 花の製作の現場に行くときには、普段は持ち歩かないようなものを持って行かねばならないことがあります。たとえば、虫ピン・ビス・切花延命剤・カッターの替え刃などです。
 別に、空き容器でなくたって、身近にある容器で入るものがあればそれを使えばいいのですが、もしも現場で必要なくなったら捨てて帰れるとか、汚れるかもしれない現場に持っていくならどうなってもいい物がいい、という理由などで、空き容器が便利に使えます。一番上の画像の容器で言うと、右端の薬瓶は、私がよく虫ピンを入れて持って歩いているものです。

 優れものの空き容器としては、昔はフィルムケースというものがあって、どこの家にも一つや二つ転がっていたものですが、これがカメラのデジタル化によって無くなってしまい、「あれは便利だったなあ」と思っている人は多いと思います。フィルムケースは、小さくて軽く、しっかりと閉まるふたがあり、細かいものを仕分ける道具として優れていました。

 私は、以前はフィルムケースに入れていたものを、今では薬瓶に入れています。
 薬瓶は、「軽さ」と「外での捨てやすさ」では、フィルムケースに劣ります。しかし、「強度」と「首にワイヤーをかけられる」ことではフィルムケースに勝り、最悪、ミニミニ落としにできないことは無い強みもあります。
 一般の方には、「首にワイヤーをかける」「ミニミニ落とし」というのが分かり難いかもしれませんが、現場で作り始めてから、「ここに細工して、ちょこっとした落としを仕込みたい」ということになったとき、薬瓶だったら対応できる可能性を持っているということです。瓶の首にワイヤーをかければ、空中にだって仕込めるのです。つまり、輸送容器から、花生けへの転換ができるのです。

◆「空き容器を、落としにする」とは

 上の項の最後にも書きましたが、絶対に水の漏れない容器だったら、落としに流用することができます。(この記事にたどり着くような人は、落としを知らないことは無いと思いますが、一応説明しますと、落しとはこういうものです

 一番上の画像の中で、落としに出来るのは、真ん中と右端の容器です。左端のプラ容器は、水がもるので使えません。本気で花を挿すなら、真ん中の、300ccくらいの水が入れられる容器が一番使えます。右端の薬瓶は、ホントにちょっとした落しにしかなりません。
 空き容器を落としに使うときには、見えないように使わなければなりません。うっかり見えてしまったときに、「空き瓶だ」と分かると、非常に冷めます。空き瓶であることに面白さを見出している作品や、空き瓶自体がえらくカッコイイなら別ですが、そうでなければ、見えると限りなくショボイです。

 私の家の花器類を見たことがある人なら、「お前、腐るほど花器を持っているのだから、わざわざ空き瓶使わなくても、落としに使えるものくらいいくらでもあるだろう」と思われるかもしれません。
 しかし、小ぶりで、ただの円筒形で、余計な厚みや出っ張りが無く、軽快に使えて、水さえ入ればいいような器というのは、思いのほか無いものです。
 このような条件を満たすものとして、上の画像の中にはありませんが、ペットボトルというやつもなかなか役に立ちます。最後に捨てて帰りたいときには、ガラス瓶よりもペットボトルのほうが良いです。捨てちゃダメだと言われた場合も、つぶして小さくして持って帰れます。
 ガラス瓶でも、ペットボトルでも、所詮ゴミのリサイクルなので、ガムテをべたべた貼ったり、マジックで黒く塗ったりしても全然惜しくないところがいいです。

 いけばな人あるあるかもしれませんけど、私は作品の構想中、「落しが必要になるな」と分かると、スーパーで、「ちょうどいい感じに落としになりそうな瓶詰め」を買ってしまうことがあります。結果的に、落としに使わなかったとしても食料にはなりますから、無駄遣いではないと思っています。(でも、余計な買い物って言われるとぐうの音も出ない)


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