花の情報局

「菊」

私が勝手に「菊」と言っているものです。子供の工作レベルですが、これでもお正月アレンジなどに役立ちます。

菊・大輪菊

作り方は、出来上がり画像を見れば大体分かるかと思いますが、一応解説してみます。
まず、適当な本数の水引を、適当な長さに切ります。

菊・大輪菊

この長さで、菊の花弁の長さが決まります。長さの目安は、「作りたい花弁の長さの、二倍よりも少し長いくらい」です。
この水引全部を、半分の長さに折ります。

菊・大輪菊

折った水引を一まとめにします。

菊・大輪菊

これをワイヤーで一くくりにします。

菊・大輪菊

上の画像で使っているワイヤーは、千代紙の中に針金が通っているタイプのもので、これなら見えても大丈夫です。これは、和菓子の包装に使われていたのを取っておいたものです。今回に限ってこのようなワイヤーを使うのは、位置的に、かけたワイヤーを隠すのが難しそうだからです。

ひとくくりにした水引を、指でふわっと開かせます。

菊・大輪菊

このままだと、使用するときに「留める場所」が無いので、爪楊枝や竹串を刺してピックのように仕立てます。

菊・大輪菊

爪楊枝や竹串に、接着剤をつけて差込み、接着剤が乾いたら出来上がりです。

 

「大輪菊」

上の項の「菊」を、水引の本数・長さを同じままで大輪に作る方法です。
水引を、半分に折るところまでは一緒で、折ったものをまとめるところからが違う手順になります。

菊・大輪菊

↑半分に折った水引を、一本ずつ並べるようにして持ちます。
このときに、水引を二色使っている場合、たとえば、上の画像のように金銀の水引を使っている場合には、金と銀をきちんと交互に並べていきます。(ごちゃごちゃに混ざっていると、なんとなくおかしい場合があります。おかしくなければ、混ざっていてもかまわないのですが)

並べた水引を、崩さないようにワイヤーでまとめます。

菊・大輪菊

上の項の「菊」と同様に、見えてもOKな水引を使うと、隠す手間が省けます。
「菊」と「大輪菊」の違いは、要するに水引を丸く束ねるのか、平べったく並べて束ねるのかの違いです。「大輪菊」のほうは、厚みを作らない分、一見大きく開くように作れるのです(立体感は犠牲になります)。

「大きく開く」には、下の画像のように、花弁を左右にぐいっと開くだけです。

菊・大輪菊

両端の水引は、ほとんど真横くらいの角度に曲げてしまいます。

爪楊枝や竹串などの足をつけて、出来上がり。