◆いけばな屋さんの営業グッズ(名刺・スタンプ・チラシ)

 私が実際に使っている「営業用グッズ」をまとめて紹介します。
 超リアルにして、超ぶっちゃけていますので、あまり同門の先輩には見つかりたくない感じの記事になってしまいました(私、大丈夫だろうか)。
 いけばな人は、誰でも営業するわけではありませんし、私の個人的な「営業グッズ」が誰でも参考にするべきものとも思いませんが、まあこのような実際の例がある、というものをお目に掛けようと思います。

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◆私の営業用グッズは、ほとんど「名刺」がすべて

 私の営業用品は、9割を名刺が占めているような現状です。
 下の画像は、名刺ニ種類と、スタンプニ種類です。

(個人情報を塗りつぶしてみたら、なんだか犯罪チックになっちゃった……)
 使用頻度の少ないほうから言いますと、スタンプ二種は、縦版と横版を一つずつ、職業上の通り名である「雅号」で作っています(本名の氏名住所印は持ってないです)。
 私の場合は、縦版は年賀状くらいしか使いません。主力は横版です。仕事で使う封筒はほぼ洋封筒にしてしまったので、必然的にそうなりました。
 自分は持ってはおりますが、いけばなの先生として、雅号スタンプはぜひとも必要とは思いません。特に、いけばな仕事の書面のやり取りをしないのであれば、趣味で持ちたい人だけ持っていれば良いと思います。趣味的なものを極めたいなら、篆刻でものすごく凝ったやつなど作るとカッコイイです。和紙の巻紙に手紙なんぞしたためたときとか、俳句かなんかひねっちゃったときとか、達筆の年賀状とかに、落款が入っているとキマります。

 名刺の方は、これも二種類持っていて、現在の主力は、画像の上の方の名刺です。下の葉っぱのマーク入りの名刺は、ちょっと軽めorかわいい感じに使いたいときに使用します。この二種類の使い方を分けたものは、マークの有無ではなくて、「字体」です。最初から、「この字体はこう使い、こっちの字体はこう使おう」と思っていたわけではなく、使っているうちにそうなりました。
 二種類の名刺は、いずれも横版です。以前には、縦版を使ったこともあったのですが、非常にウケが悪く、自ら廃盤にしました。縦版の名刺に「草月流師範」などという文字が入っていると、受け取った相手に「固い」「難しいことが好きな人」「花のおっしょさん以外のことはできない」という印象を与えるらしく(いけばなで、「難しい」はまあ分かるとしても、「固い」はどこから出てくるんだろう)、横版にしたときの反応の違いに、私は結構な衝撃を受けました

◆名刺の作り方=私の場合=

 ここでは、私が現在の名刺のスタイルに、どういう風にたどり着いたかを書きたいと思います。
 私の場合は、いけばなの先生だけで食っているわけではなく、むしろそれ以外の花仕事の収入の方がずっと多いです。しかも、繁華街で「夜の花師」みたいなことにもなっているので、私のスタイルを参考にできる人は少ないのかもしれません。
 しかし、「どういう試行錯誤をしたのか」という部分だけでも、参考にはなるかと思います。
 私には、横版の名刺の方が反応が良かったことは、すでに上に書きました。
 更に言いますと、上の画像を見ていただきたいんですけど、私は肩書きに「フラワーコーディネーター 草月流師範」と二つ入れています。これは、必ず「フラワーコーディネーター」を先にした方が、仕事を取る上では役に立ちました。
 リアルな管理人をご存知の方はご承知と思いますが、私の心の中の割り合いは、「いけばな9:フラワーデコレーション1」くらいの感じなんです。フラワーの仕事よりも、いけばなの仕事が入るほうが、本当は嬉しいんです。
 だったら、「草月流師範を前面に出すべきではないか」と思われるでしょうが、世間に転がっている仕事の割り合いは、「フラワーの仕事9・999:いけばなの仕事0.001」くらいになると思います。いや、0.0000001かな、いやいやもっと少ないかな……。
 この現状で、0.00000001の仕事の方を向いた名刺を作っていては、私は生きていけませんでした。実力で、数少ないいけばな仕事をゲットし、食っていけるくらいの収入を得られればよかったのですが、私の腕では悲しいかなできなかったのです。
 しかも、「和」の気配のある名刺は、ほぼ99%が「洋」の仕事であるフラワー業界では、圧倒的に不利な武器でした。そこで、私は縦版から横版に変え、かわいいマーク付きのものも作ってもらいました。
 いけばな人からしたら理不尽にも思えるのですが、いけばなの肩書きというものは、時として大変邪魔になります。
「いけばなの先生の資格を持っている⇒和風の花しかできない人・枝が無いといけられない人・花の扱いにタブーを持っている人・〈いけばなではこうなんです〉と言い張る人 etc 」
 世間の人は、いけばな人をこんな風に思っています。その証拠に、「洋」の仕事をきかっけにした「和」の注文というのは入るというのに、「和」の仕事から「洋」に広げることは恐ろしく難しいです(「洋」の方が広いのに難しいんですよ、ほぼ絶望的です)。
 なので私は、「横版・ポップな気配もあり・いけばなよりもフラワーコーディネーターをプッシュ」な名刺に移行していきました。
(※あくまでも「私の場合は」です)

◆あまり使っていないけど、チラシもあります

 実は、たまに作ったことさえ忘れてるんですけど、チラシもあります。

 しかも、プロフィールが昔のままなので、本当はもうちょっと足したいことがあります。
 これは、無差別に撒くためのものではなく、ある程度相手を知って信用した方とか、知人のそのまた知人とか、なんらかのつながりがある方に今のところは限って渡すこともある、という使い方です。
 あまり積極的に宣伝に使うつもりが無く、自己紹介的なものになってしまっています。元々は、以前に開いた二人展のときに入り口でお渡ししていた「作家紹介ペーパー」でした。

 以上が、私が実際に使っている営業用グッズたちです。
 おい、看板はどうしたの、と思われた方には申し訳ないのですが、私は看板は持っていません。考えあってのことなので、それについては、いつか記事を書くこともあるかもしれません。
 あ、「看板嫌いなのか」と思われた方のためにもう一言だけ書きますが、
私は、看板が嫌いなのではありません。集客力がある看板なら、今すぐ喜んで買います。


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