◆発泡スチロールブロック

発泡スチロールブロック 十数年前に、東急ハンズで買いました。サイズは、左のサイコロ型が25×25×25(cm)で、右の角柱型が25×25×40(cm)です。サイコロの方は、二つ買い、一つを展覧会に使いました。どちらのサイズも、値段はいくらだったのか、まったく覚えていません。池袋のハンズで買って、その頃居候していた某家まで、この邪魔な物体をぶら下げて帰ったことを覚えています。発泡スチロールなので、かさ張るけど重量は軽く、輸送時の苦労はあまりありません。そのために、展覧会の搬入も楽だろうと考え、使うことに決めたのです。

 この発泡スチロールブロックは、すでに20年近くも私の所有物でありまして、非常に雑な保管をしていますが、まったく劣化する様子がありません。発泡スチロールって、そんなに経年劣化が無いものなんですね。
 私は、この発泡スチロールブロックを、ある展覧会のために購入したわけですが、三つも買って、使ったのは一つきりでした。そのときの使い方は、「サイコロ型の、4方向に黒のスプレーで着色し、作品の足みたいに使う」という方法でした。
 その作品の写真がこちらです。
↓ ↓ ↓

↑この作品は、黒く着色した発泡スチロールブロックの上に、正方形の鉄水盤を伏せて置き、その上に切り刻んだサンスベリアを乗せています。スプレーペンキを重ね塗りし、パッと見は発泡スチロールとは分からないように仕立てました。
 このようにして、一つだけ使ったまま、残りの二つを、20年近く「素材置き場の肥やし」にしてしまっています。
 でも、たまに使おうかなとは思うんですよ。そのたびに、こんな風に重ねてみたり……

 ほかの方法で、色々遊んでみたりしますが、今までものになったためしがありません。

 そこで、このたび、ブロックを削って使っちゃえと思い、のこぎりを取り出しました。四角柱型のブロックから、棒状の塊を切り出そうと思います。
 まず、↓のように、ペンでのこぎりを入れるための線を引きます。

 私は、発泡スチロールを切るときは、もっと薄い素材ならばカッターナイフを使いますが、このくらいの厚みがあるものは、のこぎりを使ってしまいます。
 実は、世の中には、電熱式の発泡スチロールカッターというものがあり、それを使うと、ほとんど力を使わずに、発泡スチロールがスイスイ切れていくことを私は知っています。学生の頃に、一度使ったこともあったりします。しかし、残りの人生で、二度とあるかどうかも分からない「発泡スチロールの切り出し作業」のために、それを買おうとも、自作しようとも思いません(すごく単純な構造なので、工作好きな人なら作れます)。よって、わが家にあるのこぎりで、すべてを済ませてしまいます。

↓はい、このようなものを切り出しました。

 木を切るのと比べると、笑っちゃうほど軽く、素早く切れます(当然ですよね。発泡スチロールだもん)。上の画像を見れば、すごく適当に切ったことが分かると思いますが、あるものの芯にして、発泡スチロール自体は表から見えないように使うつもりなので、こんな程度でOKです。

 電熱式のカッターは、溶かすことによって発泡スチロールを切っていくもので、切り口が非常に滑らかです。のこぎりの切り口は、到底電熱式と比べることはできませんが、それでも思いのほかきれいに切れます。
↓こんな感じです。


 ただ、のこぎりで発泡スチロールを切ることは、あまり人様にはおすすめしません。なぜなら、切っていくと発泡スチロールくずが発生し、それの始末が面倒だからです。
「くずが出るのは木材も一緒じゃないか。おが屑の始末と同じことだろう」
と、思ったら大間違いで、発泡スチロールのくずは軽いので、空中に舞うわ、静電気で服に付くわの大騒ぎです。のこぎりを握る手に付いてくるので、自分が触るものには、全部発泡スチロールくずを付けてまわってしまうことになり、気がつくと部屋のあちこちにくずが白く付いていたりして、始末の悪いことおびただしいです。そして、木を切るときのように、気軽に屋外で行うことはできないので(発泡スチロールくずを、風で近所に撒き散らしてしまいますから)、どうしても家の中で作業することになり、きれい好きのお母さんなどおられるご家庭では、家族と争う覚悟をしないといけません(いけばな素材を作るときって、意外に家族の顰蹙を買いますよね!)。

 と、いうような苦労をして切り出したものを、これから作品に仕立てようと思います。作品が出来たら、作品画像を追加します。




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