◆ラッカースプレー

 わが家には、いつでも3〜5本くらいのラッカースプレーがあります。

ラッカースプレー:赤

 今、家にあるのは、赤2本・黒2本・クリア1本です。
 左の画像は、「赤」でして、多分これ⇒スチロール半球を作ったときの残りだと思われます。
 「黒」も、同じスチロール半球を作るのに使いましたし、黒剣山を作るのにも使用しました。
 「クリア」は、塗装していない鉄花器の錆止めに使ったりします。

 私は、ラッカースプレーは、割とよく使います。今まで草月展に出品した作品にも、数点「ラッカー着色」したものがあります。本人が、今までで一番面白かったラッカー着色は、栗のイガに、メタリックグリーンの色を吹き付けたものでした。
 たしか、そのときには、緑のスプレーを、数種類買ってきて、実際にいがぐりに吹き付けてみて、どの色が良いか研究した記憶があります。私たち花業界人は、地の色や表面の状態で、発色がどうなるか分からないものに着色することが多いので、
「すごく普通の赤にしたい」
と思って、「すごく普通の赤のスプレー」を買ってきても、吹いてみたら
「ものすごく特殊な赤になってしまった」
ということが起こり得るのです。色味が作品像を左右する場合には、数種類は実験してみるのが安全策です。


↓この2本は、どちらも「つや消し黒」です。
 花の素材に色をかけるときには、つやを出すか、消すかでも印象が変わります。どちらが良いか比べるには、実際に両方の色を作ってみるのが一番です。しかし、試作品を作って、どちらを選んだところで、片方は無駄になってしまいますよね。私のように、「将来的に、きっと消費できるだろう」と思って、無駄になると分かっている「候補色」を買う人はいいのですが、「一生消費しないに決まってる」という将来展望の人には、なかなか勿体無い行為です。ホームセンターとかで、「ラッカー吹き付けサービス」みたいなものがあればいいのに……(工具は貸し出しサービスがあるじゃん……でも、ラッカーはニーズが少ないか)。

 わが家のラッカーの缶は、大抵このような汚れが付きます。
ラッカースプレー:赤

 見ればお分かりかと思いますが、「スプレーしている最中に、手に色が付いちゃって、その手で缶をつかむからこうなる」という類の汚れです。赤だと、なんだか「血染めのスプレー缶」みたいですね。
 こちらのページ⇒皮手袋 を見ていただいても、その様子はうかがえると思います。皮手袋に、各種の色がベタベタ付いています。

 吹き付け着色というのは、「塗り」と比べて、仕上がりが格段にきれいにでき、手間も少なく、使用者のスキルもほとんど選ばないので、便利で良いのですが、「周囲に色が飛び散る可能性がある」という点はデメリットです。
 私は、以前、ベランダ無しのアパートに住んでいた時代に、黒剣山を作る必要に迫られて、非常に困りました。そのときは、アパートの窓の外にゴミ袋を下げて、その中に剣山を入れ、袋の中でスプレーを噴射してなんとか作り上げました。
 ベランダがあったとしても、賃貸の住居であれば、スプレーで色をかける前に、細心の注意を払って養生するべきです。そして、吹き付けの作業が終わった後には、手やその他の場所に、色がついていないか良く確認した方がいいです。わが家には、赤いペンキが付いた手袋で、ベランダの壁に触った跡がありますし、緑のペンキが付いた作業シートを、気付かずに家に入れたために床に緑色の跡が付いているところがあります。
 庭でやるから大丈夫だろう、という人も、その日の風向きなどを考慮してスプレーをかけたほうが良いですよ。不用意に噴射したスプレーが、風に飛ばされて、お隣の洗濯物にうっすらかかっちゃった……などということもあり得るのですから。

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