◆テグス

テグス

 手芸屋か、100円ショップで買ったと思います。
 いけばなの世界では、意外にもテグスはよく使われるツールでして、見えないところで、こっそり縛るような仕掛けに使います。いけばな道具セットの中に、テグスを入れている人は多いです。
 でも、家で生けるような花に、テグスで仕掛けをするようなことはあまりありません。多くは、特殊な素材で特殊な形を作るときや、絶対的に形がくずれたら困るような場合……要するに、花展などのような、公に展示する作品によく使われます。

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 展覧会で多いパターンは、
「枝と枝が交差するような場所に、ひそかにテグスを結び、瞬間接着剤でちょこっとくっつける」
……みたいな使い方です。
 ビス打ちや、縄で縛るような厳重なものではなく、「ちょっっっと押さえといて安心したい」程度な留めに、テグスを利用するわけですね。しかし、私は、この方法は好きではないので、自分ではやったことはありません。「ちょっとした安心」になるのはいいんですけど、テグスって光るので、目ざとい人に見つけられる気がするからです(もちろん、なるべく見えないところを選んで使うのですが)。見つけられちゃうと、結構な「興ざめポイント」になると私は思うのです。何かの裏とか、絶対的に人から見えないところで使うならいいですけど……でも見えないんだったら、ワイヤーでくくった方がいいですよねえ。

 むしろ私は、「隠す」使い方よりも、「開き直って隠さない」使い方をすることが多いです。たとえば、こちらのページ⇒絵と花で語るエラリー・クイーンの右下の画像は、テグスにユーカリの葉っぱをくっつけてガーランドみたいにしたものを何メートルも使っています。また、これは他人様の展覧会になりますが、こちらの展覧会⇒ねこじゃらしは浮遊するの、こちらの画像の作品は、天井からテグスに結んだねこじゃらしをたくさん吊っています。ねこじゃらしの会の作品は、テグスの透明な直線が美しかったです。

 そうは言っても、展覧会は何が起こるかわからないので、私は「使うまい」と思っているテグスを、一応は持っていけこみに行きます。どうしてもテグスで結ばねばならない事態に、遭遇しないとも限りませんから。

徳用大巻テグス2号・3号(約100m)
MIYUKI スーパーテグス 2号/約0.24mm(1巻)


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