◆接着剤各種

 上の画像には三種類の接着剤しか写っていませんが、私は接着剤の銘柄にはこだわりが無いので、そのつど手に入りやすいものとか、用途にふさわしいものを探して買ったりなどして、かなり多くの商品を使っています。そのような接着剤のうち、いくつかを紹介します。

【目次】

木工用ボンド


 木工用ボンドは常備しています。100均で買ったり、文房具屋で買ったりします。
 いけばな作品よりも、ガーランドやリース、プリザの仕立てをするときに使うことが多いです。いけばなでも使わないことは無いのですが、木の皮のめくれたところをなおすとか、「ちょっとした修復」に使うことが多く、「木工用ボンドをメインに使って構築しました」ということは今のところ無いです。

 木工用ボンドを使っている作としては、これとか、これとか、これがあります。はがれた苔を付け直したり、落としにケイトを貼って隠すのに使っています。

生花用接着剤

 あまり一般には知られていませんが、生花用に特化した接着剤というものがあります。
アクアグルー【フラワーデザイン用接着剤】

 オアシスに挿す花をしっかり固定するようなときに使えるように、防水性になっています。
 私は、植物同士をくっつけるときには、基本的には生花用接着剤を使うことにしています。生花用接着剤の銘柄は、アクアグルーアドヒーシブの2つがメジャーで、ほかの製品は、私は使ったことがありません。「使ったことが無い」というか、見たことがないので、もしかしたらほかに商品は無いのかもしれません。

 生花用接着剤について、一言コメントしろと言われるなら、私はとりあえず、
「高いよね〜〜」
と言いたいです。なんだか少量でも高いので、大量に使おうとは思えません。ま、そもそも大量に使うような資材ではないのかもしれませんが……。

 でも、一度、作品の骨格を、アドヒーシブだけを使って作ったことがあります。下の作品は、バラの茎でできています。

……バラの茎を折っているのではなく、細切れにしたバラの茎を、全部アドヒーシブでくっつけています。

金属用接着剤

 私は、金属用の接着剤は何種類か使っています。それは、鉄をくっつける手段を模索することがあるからです。
 上の画像の「アルテコ」は、私が鉄の接着で苦労していると書いたブログの記事を見た「工場系のひと」が教えてくれた商品で、今まで使った金属用の接着剤の中では、一番優秀だと感じたものです。(さすが、プロのすすめる接着剤は優秀だ!)

瞬間接着剤


 上の画像は、「スーパーグルー」という商品ですが、今までに一番使った回数が多いのは、やはり「アロンアルファ」ではないかと思います。
 いまや、アロンアルファの中にも色々な特性のあるものが出現し、他メーカーからも、同じような商品がたくさん出てきました。なので、昔ほど「瞬間接着剤と言えば、アロンアルファ」でもないのかもしれません。

 瞬間接着剤を使う理由は、
  • すばやく接着したい
  • しっかり接着したい
の二つが大きいです。「すばやく接着」については、「瞬間、っていうのは嘘ですよね」と思いますけど、それでも、あの接着力をあの速さで実現してくれるのは非常にありがたいです。

 瞬間接着剤は、こんな作品にこっそり使っています→2015年AT賞展 (落としに白樺の皮をくっつけるのに使っています)

貼ってはがせる粘着剤

 これは厳密に言うと、「接着剤」の中に入れてはいけないのかもしれません。商品名にも、商品説明にも、「接着剤」というワードは使われておらず、「粘着剤」と書かれているからです。


 「貼ってはがせる」とは、まるで付箋紙みたいですね。
 私は、この商品の「一般的な使い道」というのが想像できません。でも、自分にとってはどんなメリットがあるかは分かっています。

 「貼ってはがせる」ということは、「ずーーーっと貼り付けておきたいわけじゃない」というニーズにこたえてくれる商品だということです。
 私の作る「いけばな作品」というものは、ほぼ確実に、「いずれ撤去される」ものとして作るのです。撤去は、早ければその日のうちのこともあるし、長くても一ヶ月くらいがせいぜいです。(展覧会なら、ほとんどが2〜3日で終了)

 数日後に撤去する作品のために、重くてかさばるドリルドライバーを持ってきて、ガガガガガとビス打ちするよりは、粘着剤でぺたっと貼って、撤去日にぺりっとはがして持ち帰るほうが、圧倒的に作業として楽です。
 もちろん、ビスでないと、接着部を固定できないようなものを留めるときに、お手軽粘着剤を使っている場合ではありません。でも、「粘着剤で十分じゃね?」というものだってあるのです。

 実例を出しましょう。こちらの作品は、粘着剤を4箇所くらいに付けてくっつけただけで出来上がっています。なんと流木を留めてしまっています。
 でも、この流木は、かちっとかみ合わせて、それだけでも多分大丈夫と思えるバランスに組みあがっていまして、「多分大丈夫」を「絶対大丈夫」にするために、ちょちょっと粘着剤の力を借りた、という使い方ではありました。
 この作品の撤去は楽でした! 本当に、手ではがすだけで解体でき、ものの5分で「撤去完了」でした。

 「粘着剤」の見た目・手触りは、なんだかジェルっぽいです。
↓木の枝に搾り出してみました。


 手で触ると、ぷにっと弾力があります。

 一週間後に触っても、手触りは変わりませんでした。
 説明書きに「時間がたっても固まらない」と書いてありまして、多分このままずっと放置してもプニプニを保つのだろうと思います。接着剤よりも、文房具の「ひっつき虫」に近いと思います。


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