◆ワンタッチリボン

ワンタッチリボン

 ラッピング資材の、ワンタッチリボンです。花屋さんだけではなく、ギフトを扱うお店なら、供えているところも多いと思います。ワンタッチの名のとおり、このリボンは、ヒュっと引っ張るだけで、一瞬にしてリボンに変身します。

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 このリボンの構造は、下の画像のように4枚重ねになっています。
ワンタッチリボン
 一番上の画像のリボンを、開いて写真を撮りました。幅広のリボン2枚で、細いリボン2枚を挟んでいるような構造です。4枚のリボンがバラバラになっているのではなく、4枚で1本に綴じられています。最終的に、リボンの形になったときに、輪っかになるのは太いリボン、結ぶための紐になるのが細いリボンです。

 上に、「ワンタッチリボンは、引っ張ると一瞬にしてできる」と書きましたが、引っ張るのは、真ん中の細い2本です。
ワンタッチリボン
↑の画像で、親指と人差し指でつまんでいるリボンを引っ張ります。

 すると、一瞬にしてこのように。
ワンタッチリボン
 このツールの優れているのは、「一瞬」というスピードです。そして、そのメリットが唯一のメリットでもあります。悪く言えば、「速く作れること以外に、長所は見当たらない」です。

 正直私は、このリボンは好きません。花屋さんで、このリボンが好きな人はほとんどいないと思います。その最大の理由は、なにやら安っぽいことです。普通、花屋さんは手で一個ずつリボンのループを作ります(要するに、こういう作業をします⇒花屋さん式リボンの作り方)。小さいリボンも、大きいリボンも、この方法で地道に作ります。ベテランになると、見ているお客さんがあっけに取られるほど超スピードで作る人もいます。ちなみに、このリボン作り作業には、「うまいヘタ」があって、しかも、それがかなり「先天的なもの?」と思われるような気配を感じます。つまり、新人なのに、リボン作りだけ妙にうまいということが有り得ます。(私は、多分「標準」です)
 そうやって、手でループを作ったものと比べると、やはりワンタッチリボンは既製品でお手軽なツールの安っぽさが一目瞭然です。そのため、高級な、たとえば2万円級の花束には、ワンタッチリボンでは格が釣り合わないので使わないのが普通です。
 じゃあ、安い花束に使えばいいじゃないかと思うでしょうが、実はワンタッチリボンというやつは、安っぽい見かけのくせに、仕入れ単価は安いわけでもないという、全く色々釣り合わないやつなのです。加工してある分だけ、ちょっとコストがかかるのでしょうね。

 では、こいつの活躍するのはいつなのか、ということになりますと、このリボンの命はスピードなのですから、花屋さんが、とにもかくにも速さでこなさなければならない仕事をするときに、利用することが多いです。私は、母の日にこのリボンを使うことが一番多いように思います。

10本入レッド
ワンタッチリボン10本入りタータン


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