◆鉛シート

鉛シート

 東急ハンズで買いました。シート状になった鉛です。左の画像は、私がだいぶいじくっていろんな形が付いちゃってますが、最初はまっ平らなシートでした。売り場に鉛シートのロールがあって、「1m切ってください」みたいなオーダーで買いました。

 私は、このシートの本来の使い道を知りません。たしか、ハンズの「各種素材」みたいなフロアにあったと思います。ちょっと気になって、今、ネットで検索してみたら、「鉛シート」で探すと、「防音素材」として売っているものばかりヒットしてきます。画像のシートが本来そういうものなのか、まったくの別物なのか、私には分かりませんでした。

 私は、これを、ハンズで何回か購入しています。いけばなを知らない方には意外かもしれませんが、この素材は、いけばなの「異質素材」としては、定番のひとつに数えていいほどによく使われます。一時期、草月展では多用されましたし、鉛にこだわった作品を作り続けている作家さんもいます。

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↓ずいっと寄ってみました。
鉛シート
 私も、この鉛シートというやつが好きです。最初に、この素材をいけばな界に持ち込んだ方はエライと思います。
 いけばなの作り手として、鉛シートの魅力を挙げると、

【1】植物に無い、金属的な質感
【2】植物に無い、金属的な重量感
【3】やわらかいので、手で揉んで形を作れる
【4】表面の表情が、手を加えることで簡単に変化する
【5】鋏で簡単に切れる
【6】少し切り口をつければ、手で引きちぎるのも簡単
【7】穴をあけるのも簡単

細かいところまで挙げればもっとありますが、まあこんな感じです。

 金属なので、見た目がそんなに軽々しくないところが、「手軽に使えるわりに、工作に堕ちにくい」のでいいんですよね。同じ金属シートでも、アルミ箔までいっちゃうと、チープなにおいもしてきますけどね……。

 いけばな家たちに重宝される、鉛シートのしなやかさをお目にかけましょう。

↑左手だけでぎゅーっと丸めてます。右手はカメラを持ってます。


↑さらにむぎゅーーっと。何の苦労もありません。要するに、現場で形をいくらでも操作できるんです。多くのいけばな家が注目する異質素材(植物以外の素材)というのは、結局、表情が多様であって、物体の向こうに大きな可能性が見えるものなんですねー。

 聞いた話なので、都市伝説かもしれませんが、
「鉛シートの原料は、兵器に多く使われるものなので、地球上で争いが多いと、鉛シートの値段が上がる」
のだそうですよ。鉛シートの安い世の中であってほしいものです。


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