◆着色オガラ


 えーっと‥‥上の画像を見ても、なんのこっちゃ分からないかもしれませんが、これが着色オガラ(黒)です。
 何かの影みたいに見えちゃってますが、実物は黒い棒状のものです。長さは、全長170cmくらいあり、全体を載せるのが難しいので、一部だけを載せてみました。

 そもそも、オガラとは何か? オガラという名前、聞いたことありませんか?
「‥‥お盆に使うオガラは知ってるけど、それとは違うよね」と思ったアナタ。違いません!
 実は、着色オガラとは、お盆に使うオガラにさまざまな色を付け、いけばな花材として売っているものです。(お盆のオガラが初耳の方は、ページ下をご覧ください)

 左画像のオガラは、私が草月流本部の教室で生けて、それを捨てずに取ってあるものです。生けたときには、170cmのオガラに鋏を入れずに使ったので、捨てるのがもったいなくて取ってあります。
 オガラは、もともと枯れものですし、黒なら汚れも目立たないし、しばらく取っておけると思います。

 私は、実は個人的には、着色オガラはあまり好きではないんです。だって、あまりにもただの棒で、線に色気というものがありません。しかし、「いけばなの合作や大作用に使うのには重宝するよね」という人はたくさんいます。
 長さがかせげ、余計な曲がりが無く、軽く、虫ピンなどで簡単に固定でき、色が選べ、値段も安いという特性は、なかなかに貴重です。同じ特製を、ほかのもので探そうとすると、発砲スチロールとか、そういう植物でない素材になってしまいます。
 そのために、いけばな展の合作品とか、会場構成の一部などに、オガラを使った例はいくつもあります。
 しかし、最近あまり見かけないと思ったら、出荷量が減っているのだそうです。
 減っているというか、ほとんど出荷しなくなっているのだそうです。もしかすると、展覧会を開く側には大きな魅力であった、「嵩の割りに、ずいぶん安い」というメリットが、今後は無くなってくるかもしれません。(注文して麻を収穫させるようなことになってしまうかもしれませんからね)

↓おがらには、このようなカラフルなものもあります。黒一色とは、大分趣が違います。


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*****お盆のオガラとは*****
 オガラとは、麻の茎を乾燥させたもので、お盆の迎え火・送り火を点けるときに燃やすものである。お盆の前になると、生花店や、スーパーなどに入荷され、適当な本数を1セットに組まれたものが販売される。(お供え、ハスの葉、ほおずきなどと、1セットで売っていることもある)
 見た目は、「ただの草の茎が乾燥したやつ」であり、そのまま飾って美しいとは言いかねるものだが、いけばなには、まれに着色しない「枯れ色」のものも使われる。
 お盆用品として売っているオガラは、数十センチに切りそろえられたものを使う(通常、それを二つに折って火をつける)。
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