●カイガラムシとは‥‥‥
 植物に張り付いて樹液を吸う虫。貝殻をかぶっているように見えるために、この名がある。
 カイガラムシにも多くの種類があり、辞典などを見ると「8千種類近くに及ぶ」との記述がある。また、種類としてはカメムシの仲間らしいが、一見したところはところはカメムシのようには見えない。見た目が近いものと言ったら、ダンゴムシあたりになるだろうか。

 カイガラムシは、バラだけに限らず、多くの植物に発生するので、ガーデナーにはおなじみの虫である。(私は、マンションの5階に住むようになってからカイガラムシと決別できたと思っていたのだが、居住して8年目にベランダでカイガラさんを発見し、大変がっかりした。何かに付いてあがってきたのだろうか)
 ほかの害虫駆除の基本と同じように、カイガラムシを発見するには、まずは観察が大事である。
 茎の又のところなどをよく観察して、怪しい「白っぽいかたまり」を発見したら、カイガラムシの発生を疑うべきである。観察して、「カイガラムシだ」と断定されたときには、歯ブラシなどでこすり落として駆除する。しっかり殻をかぶってしまったカイガラムシの成虫には、薬品散布はほぼ効かないので、発見したら「こすり落とし」が一番良い。もちろん、それより良いのは予防なので、成虫になる前に薬剤を散布してしまうのが最も確実である。

 カイガラムシに樹液を吸われると、株が弱ってしまうので、「放置」はあまりよろしくない。それに、カイガラさんが増えるとビジュアル的に近寄りたくなくなってくるので、大量発生などされる前に手を打つべきである。
 虫に弱い女性ガーデナーにはありがたいことに、基本的には活発に歩き回る虫ではないので(カイガラムシの中には、足の無い種類さえいる)、じっとしている相手に「ブラシ攻撃」を繰り出すだけで駆除できる。ブラシでこする力はほとんど要らず、「こする」というより、「こびりついたものをはがす」感じで落としてしまえばよい。落ちると、ほとんどその場から動かずに死んでしまう。
 難しいのは、繁った葉や、入り組んだ蔓のおかげで、うまくブラシ攻撃できない場所に入られた場合である。場所によっては、ブラシ攻撃で新芽や蕾を傷つけることもある。
 またこのカイガラムシのやつが、枝の裏側や付け根とか、葉の繁った奥とか、目と手の届きにくいところを選んで発生するので、やはり事前に予防するにこしたことは無い。

 ベランダでカイガラさんと死闘を繰り広げている私にはあまり信じられないことだが、カイガラムシの中には、有用な種類もいるらしい。なんと、食品に利用できるやつもいるらしいのである。もしも、日々食べているものの中にやつらが利用されているなら、ぜひとも「何に使われているか」などは知らせていただかない方向でお願いしたい。

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