◆管理人の、リアルな書店チェックのありさま

 管理人seiは、本好きです。(こんな蔵書ブログもやってます→ブログ静草文庫
 本好きな人というのは、一日一回は、書店チェックをしたいものです。そのチェックの際に、私が基本的には見ることにしている花関係雑誌を、リアルに紹介したいと思います。

※値段は、2012年現在のものです

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◇とりあえず、「花時間」

「花時間」  発行元:エンターブレイン 1,450円 季刊

 花時間は、出る時期になると必ずチェックしたい雑誌です。以前は月刊だったので、毎月チェックしていましたが、季刊になってからは、たまにチェックを忘れそうになります。
 私が「いいな」と思う点は、多様なアレンジスタイルが見られることと、業界の流行を確認できることです。「花時間」を、雑誌というか、カタログだね、という人がよくいますが、私はまさにカタログ的なところが気に入っているので、そこは欠点ではないと思います。

 私は、創刊の頃には、「花時間」を半分くらいは買っていました(毎号は買わなかった)。しかし、あるときから、立ち読みか図書館読みにしてしまい、よほどのことが無い限りは、お金を出して買うことはなくなりました。
 その理由は、単純に「高い」からです。月刊時代に、990円だったような記憶があります。
 大判の雑誌で、良い紙を使ってカラーたっぷりですから、物に対して高すぎるとは思いませんが、私のお財布にとっては高かったのです。それに、カタログ的に見たいわけですから、「資料として、あるいは読み物として保存したい」という気持ちが無く、だったら買わなくていいじゃないかということになりました。

 買わなくなっても、「花時間」の持っている情報には価値があると考えているので、今でも出れば見たいと思います。個人的に、必ず見て勉強したいと思うのは、ウエディング・ブーケ特集です。ブーケというものは、あれで流行があるものでして、「花時間」は、ブーケの先読みが非常に得意だと思います。

 また、「花時間」は、花関連情報を総合的に紹介してくれているので、フラワーアレンジメントのみでなく、ガーデニング情報・花屋さん情報・ハーブの情報・プリザ情報など、守備範囲が広く、全般的に色々な情報を得たい方にもおすすめです。

◇見なきゃいかんなあと思って、「プリフラ」

「プリフラ」  発行元:フォーシーズンズプレス 980円 季刊

 プリザーブドフラワーが幅をきかせるようになり、自分も思わずプリザ納品しちゃってるので、こういう本も見なくちゃいかんなあと思い、義務感で見ることにしています。私は、プリザはスクールに行ったことがなく、専門の方に手取り足取りして教えてもらったこともなく、ほぼ自己流なので(生花アレンジの技術と、雑誌や本のプリザ情報で、なんとかしてしまった)、自分はこのような情報を見る必要があると思っています。
 義務感で見ますけど、写真はきれいですし、アレンジの新しいアイデアや、面白素材なども載っているので、見ている間は非常に楽しいです。

 私は「プリフラ」も、正直あまり買いません。今までに、数冊しか買ったことがなく、買ったものはすべてプリザ花材メーカーの花材をカタログ的に紹介している号です。要するに、これもカタログだと思って買っているのです。
 現在のところ、日本で「プリザ専門雑誌」と言えるものは少なく、その中で一番知名度が高いのが「プリフラ」です。なので、「プリザ関係の雑誌を一つくらい見てみよう」と思うなら、まずは「プリフラ」を見てみるのが良いと思います。

 一度だけ、入院している花好きさんに、この雑誌を届けたことがありました。ディープな花好きさんだったので、結構喜ばれました。

◇最近は、毎号は見なくなった「フローリスト」

「フローリスト」  発行元:誠文堂新光社 860円 月刊

 雑誌タイトルからすると、花屋さんの専門誌のように感じますが、花好きさんなら、大概誰でも読んで楽しい雑誌だと思います。
 メインの情報はフラワーアレンジ関連で、ブーケや色あわせのデザインなど、実践的な記事が多いです。あと、コンクール情報も多いように感じます。私は、資材や薬剤の広告を参考にすることもよくあります。

 「花時間」が季刊になってからというもの、私は「毎月チェックできる花雑誌のボリュームが足りない!」と思い、「フローリストだけが頼りだ」と言っていましたが、最近は毎月チェックはしなくなり、買うのは数年に1回程度です。毎月チェックしなくなった理由は、なにやら記事に新鮮さが感じられなくなったからなのですが……それは、私が「フローリスト」の誌面に飽きてきているということなのかもしれません。
 でも、無くなったら、多分私は困ります。こういう雑誌は、売れているのかどうなのか、外からは非常に分かりにくいので、「うっかり廃刊にならないように、そこそこ売れていてくれ」と思っています

◇「NHK趣味の園芸」は侮れない

「NHK趣味の園芸」  発行元:NHK出版 530円 月刊

 「NHK趣味の園芸」は、園芸ものを扱う人間なら、無視することはできません。なにしろ、「今日はあっという間にパンジーが完売しちゃったなあ」と思ったら、朝の「趣味の園芸」で、「パンジーの植え付け」を放送していました、というようなことが、実際にあるのです。
 自分で番組を見たこともありますけど、実に良質な園芸番組です。さすが、国営放送。
 良い情報を、濃く発信し、実践的で専門的でありながら、初心者向けでもあるところがすごい。そして、講師陣もすごい。あのように、園芸のイロハを、余計な装飾無く、真っ当な映像で見られる番組は貴重です。
 雑誌版の「趣味の園芸」は、番組のテキストですので、これまた分かり易くて情報豊富です。私は、鉢物の育て方情報などを、ささっと見て参考にすることがよくあります。
 そして、講師の先生のプロフィールとかも見ますね。店頭で、「昨日、趣味の園芸見たのよ〜」というおば様と話をするときに、意外に役立つことがあります。

 この雑誌も、申し訳ないことには、あまり自分では買いません。たまに、「ハイドロカルチャーをテラリウム仕立てにしよう」とか、「バラの誘引をどうしようかな」とか、「ハーブを寄せ植えにするとしたら、何と何がいいかな」とか、ものすごく具体的な目的を持ってアマゾンで検索し、バックナンバーの安いのが出ていると、ほかの本と一緒にまとめ買いすることがあります。

◇ほとんどパラパラ見るだけの「園芸ガイド」

「園芸ガイド」  発行元:主婦の友社 980円 季刊

 「園芸ガイド」も、情報の濃い、良くできた園芸雑誌だと思います。園芸好きの方なら、見ている人の方が多いくらいだと思います。
 しかし、私は「趣味の園芸」を毎月見てしまうせいか、どうも「園芸ガイド」を二番手扱いしてしまいます。
 なので、毎号きっちり目を通すところまではいきませんが、目次チェックは必ずします。チェックして、そのときに自分が悩んでいること、迷っていることを(たとえば、ベランダの鉢にどんなトレリスを使おうかとか、最も万能に近い害虫忌避剤はどれなんだろうとか)、ピンポイントで解決してくれそうな記事に出会うと、思わず買ってしまうことがあります。

☆番外編:草月流関係の雑誌

 いけばな草月流には、いくつかの流内誌があります。私が、それらとどんな付き合い方をしているかを、こそっと書いておきますね。(堂々と書けないのは、あまり買っていないからなのさ!)

◆いけばな草月
 通称「いけそう」。以前は隔月刊でしたが、最近は季刊です。私は、この雑誌を、新刊で買ったことは数えるほどです。私の持っている「いけそう」は、ほとんどが古本屋で購入したものか、「贈呈」です。古本屋だと、大抵100円くらいで買えるので、新刊で1000円超のお金を出す気にあまりなれません。草月門弟としては、非常に間違っていると思いますが、その気にならないんだから仕方ない。
 自分の先生が連載コラムを持っているときにも、コラム終了時に単行本化することを知っていたので、「本になってからまとめて読みたい」という理由で買いませんでした(クール&ドライな弟子ですみません)。

◆展覧会のいけばな
 上記の、「いけそう」の特別号みたいな位置づけの本です。内容は、展覧会関連コラム数本と、草月流展(日本橋高島屋)の出品作品の全点掲載です。つまり、流展に出品すれば、かならず「展覧会のいけばな」に、自分の作品写真が載ります。
 私は、以前は何冊か買ったこともあったのですが、すぐに買うのをやめてしまいました。理由は、値段が高いことが一番大きいです。
 この本、一冊3500円ほどもするので(あれだけカラーページがあれば、当然の値段だと思います)、正直お財布にイタイです。作品写真は、プロに撮ってもらったものがあるので(私は必ず写真を頼むので)、わざわざ雑誌で見ることないだろうと思い、いつしか買わなくなってしまいました。
 私個人は、作品写真よりも、むしろ掲載コラムの方が毎回面白くて好きなのですが、それでも3500円は出さなくていいかな……と思います。

◆「草」
 「そう」と読みます。これは、草月指導者連盟の会員に、無料で送られてくる冊子です。私は、家元作品と、イベント情報のページくらいしか見ません。たまに、重要な告知を見逃して、人から聞いて慌てたりします。

◆家元が何らかの形で掲載されている雑誌
 流内誌でなく、商業誌で、うちの家元の対談やインタビューが載ったり、特集記事が出ることがあります。
 私は、「花雑誌」にそれが載るなら、見ることは見ます。買うかどうかはそのときによって違います。
 一般の「婦人誌」に載った場合は、まず人に「読んだ? どうだった?」と聞き、評判がよければ読んでみます。読んで、買いたければ買いますし、買いたくなければ買いません。ちなみに、今まで買いたくなったことは一度も無いです。これは、一般向けの記事を私が読んでも、なにやら物足りない場合がほとんどであることが主たる原因です。(家元になった経緯とか、当然知ってるし)
 でも、花雑誌や美術誌で、「勅使河原茜特集」みたいなものがあったとしたら、それは必ず買うと思います。


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