◇ガーデンミュージアム比叡 ローズガーデンとは‥‥‥

◆ガーデンミュージアム比叡 ローズガーデンとは

ガーデンミュージアム比叡 ローズガーデン

 ガーデンミュージアム比叡は、比叡山山頂にある、アートガーデン。
 その中のローズガーデンは、園全体の一部分にすぎないが(多分、全体の5〜6分の1くらいの面積だと思う)、まぎれもなくミュージアムの目玉コーナーである。

 ローズガーデンは、園の入り口を入ってすぐの部分にあたり、オールドローズあり、最新品種ありの多様な薔薇が栽培されている。
 標高840mの山頂という場所柄、下界よりも気温が低く、六月も後半にならないと薔薇が見ごろにならない。そのため、下界のばら園と同じタイミング、つまり5月の半ば頃に見に行っても無駄足になるので要注意である。
 もっとも、ほかの植物も堪能できる庭園なので、薔薇にこだわらなければ、いつでも花を楽しむことはできる。また、庭園の中の「アート」も楽しむことができる

 園内の注意事項として、「猿や鹿にえさを与えないで」というのがある。ということは、おそらく猿や鹿に遭遇する可能性があるのだろうと思う。(管理人は、何度か訪れているが、一度もそのような動物を見たことは無い。しかし、「前に来たときには野うさぎがいた」という会話を園内で聞いたことがある)

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◆琵琶湖をのぞむローズガーデン

 ガーデンミュージアム比叡のローズガーデンは、比叡山の上にあり、下を見下ろすと、豊かな緑の向こうに琵琶湖が望める。(上の画像は、ローズガーデンから見える琵琶湖だが、ちょっと分かり難いかも……)

 深山の気配と、広い空の開放感とともにバラを楽しむことができ、バラ園としてはなかなかユニークなロケーションである。

 町中のバラ園との大きな違いとしては、上の項に書いたような動物のほかに、ちょっと不思議な鳥の鳴き声(管理人には鳥の種類が分かりません)が聞こえたり、やけに大きいトンボが飛んでいたりする(管理人は、トンボの種類も分かりません)。蝶も、数が多いようだ。
 つまり、作りこまれたバラ園が、天然の自然に溶け込んでいるさまを楽しむことができる。

◆ローズガーデンの特徴

 ガーデンミュージアム比叡のローズガーデンは、「広い」とは言えない。面積の公式アナウンスが無いので、数字を示すことができないのだが、マニアックなローザリアンが、ゆっくりじっくり歩いても、一時間はかからない。なんとなくフワーっと歩くだけなら、10分で終わる人もいるだろう。

 品種は、オールドローズから最新品種まで、まんべんなくカバーされている。また、ミュージアムらしく、画家の名を冠した品種を集めている一角もある。
 大型のバラ園ほどの品種数・株数を期待すると「あっさりしてるな」と思うかもしれないが、コンパクトながら、よくできたローズガーデンだと言えると思う。(公式な品種数・株数のアナウンスも無い)

 ローズガーデンには、アーチあり、東屋あり、足湯コーナーありで、高低のある敷地の中で、工夫が凝らされている。
 しかし、このローズガーデンのもっとも大きい魅力は、人間が作りこんだ部分よりも、標高840mの澄んだ空気の中で、バラの花色がひときわ鮮やかに見えることかもしれない。
 また、もう一つ環境のことを言うと、山頂の気温により、6月〜10月まで、途切れずにバラが咲いてくれることも、見に行く側としては大きなメリットである。「春バラ」と「秋バラ」の間、つまり夏休み真っ最中の8月あたりに行っても、バラを楽しめるのは、遠方から行く者には大変ありがたい。

 ミュージアムガーデン比叡には、ローズガーデン以外のゾーンにもバラが点在している。特に、「花の庭」には大きなアーチがあるので、園内のバラの見どころは、ローズガーデンだけではない。

◆足湯コーナー

 足湯コーナーは、ローザリアン的にはあまり興味がわく対象でもないのだが、ガーデンミュージアム比叡のローズガーデンがメディアに紹介されるときに、必ず取り上げられるポイントなので、ここでも触れておくことにする。

 上の画像が、ローズガーデンの中にある足湯コーナーである。管理人自身は、足湯を利用したことが無いのだが、webで検索してみると、個人さまのブログなどで、「足湯が快適だった」という記事は多数見つけることができる。

 この足湯は、週に大体2回ペースで「バラ風呂」になる。バラ風呂デーは、公式サイトで告知されるので、絶対にバラの足湯に入りたければ、あらかじめチェックされる方が良い。(画像は、バラ風呂デーではない日の足湯)

 足湯に入るには、足湯のすぐ横にある自販機で、券を買うだけでOK。タオル&足湯利用券で、200円である。


 足湯の近辺にスタッフがいるわけではなく、勝手に券を買って勝手に入るのだが、「黙ってタダで入っても分からないんじゃないか?」と私はいつも思ってしまう……。

 足湯のある場所は、ローズガーデンの中でも高い場所であり、足湯につかりながらバラ園全体を見下ろせ、琵琶湖までも見下ろすことができる。

◆薔薇とアートが一体になったローズガーデン

 ガーデンミュージアム比叡のローズガーデンは、実を言えば、バラの話だけしていたら片手落ちなのである。ローズガーデンの中にあるアートにも注目しなければ、本来のコンセプトからはずれた見方になってしまうのだ。

 ガーデンミュージアム比叡は、一般的なミュージアム=美術館とは、かなり趣が異なる。ガーデンのあちこちに、著名な絵画の複製画が点在していて、それがガーデンに溶けこむ様子を楽しむように作られたミュージアムなのだ。

↓要するに、こういうことである。
 上の画像は、ローズガーデンの中に展示されている複製画「家族の集まり(バジール)」である。陶板の上に複製された絵画が、ローズガーデンの一角に、つまり屋外に展示されている。同様の方式で、ローズガーデン内には、計5点の絵画が展示されている。
 このような、文化芸術の薫り高いバラ園であるところが、ガーデンミュージアム比叡 ローズガーデンの最大の特色である。

 しかし、管理人のみたところ、ローズガーデン内の人は、ほとんどがバラをメインに見物していて、あまり熱心に絵を見ている人はいないようだ(複製画だし……)。

◆園内カフェからローズガーデンを眺めることができる

 園内で、飲食ができる場所は、ギャラリーSORAの一階にある「カフェ・ド・パリ」のみ。このカフェは、ローズガーデンに接しており、デッキからローズガーデンを眺めることができる。

 上の画像は、カフェのデッキを外から撮ったもの。(分かりにくかったらスミマセン)パラソルが開いているところがデッキである。デッキ周りのフェンスには、つるバラが絡みついている部分もある。

 少し高いところにあるデッキからは、ローズガーデンも見下ろせるし、遠く京都市内や、琵琶湖も見下ろせる。
 外で飲食するのが好きじゃない人は、デッキ奥の、建物内の席を選ばれると良い。
 メニューは、軽食・飲み物など。お昼時に行ったなら、カフェ・ド・パリでランチできる。(ガーデンミュージアム比叡のあたりで食事ができるところは、カフェ・ド・パリか、園のすぐ外にあるカレーからうどんからラーメンまであるような、すごく小さいお手軽食堂しかない)

 カフェ・ド・パリで残念なのは、バラ園によくある「バラメニュー」が無いこと。
 最近は、ローズガーデンと名の付くところに行くと、ほとんどどこでも「バラソフトクリーム」「バラアイスクリーム」「ローズティー」などがあるものだが、ここには一つもない。(あれば絶対に売れるのにな〜と思うのである)

◆ローズガーデン以外の場所にもバラがある

 ガーデンミュージアム比叡の中で、バラが見られるのはローズガーデンだけではない。
 ローズガーデンの隣の「花の庭」や、ローズガーデン以外の場所の通路でも、バラの花が栽培されている。しかも、なかなか個性派のバラが見られるので、バラ好きだからといって「ローズガーデンだけ見ればいい」で済まさないほうが良いと思う。

 右の画像は、「花の庭」に設置されたアーチ。花の庭を縦断するように重なるアーチは、開花期にはつるバラがたっぷりと花をつける。
 アーチのほかに、壁ぎわにも蔓バラが枝を伸ばし、マダム・イサーク・ペレなどの、人気の高い品種が見られる。
 「花の庭」には、オールドローズも多数あるので、ローザリアンには要チェックポイントである。

 ただ、気になるのは、ローズガーデン以外の場所のバラの手入れが、どうも手薄なような気がすることである。もしかしたら、ローズガーデンほどスタッフ数が確保されていないのかな……などと推測してしまう。

↓手前にはびこっている雑草がお分かりになるだろうか……

◆園の全体構造

 ガーデンミュージアム比叡は、「ローズガーデン」「花の庭」「藤の丘」「こもれびの庭」「睡蓮の庭」「プラタナス広場」「香りの庭」の7つのゾーンで構成されている。



 公式サイトの園内マップはこちら→ガーデンミュージアム比叡園内マップ

◆園の全域に、アートがある

 上の項で、ローズガーデン内の陶板絵画の画像を出したが、ガーデンミュージアム比叡は、園全体に、屋外設置の複製陶板絵画が展示されている。
 しかも、その絵を設置するのにふさわしい状況を作って展示されているのだ。

 たとえば、モネのひなげしは……


↓このようなガーデンと向かい合っている。


↓同じ手法で、モネの睡蓮はこのようなガーデンにある。(絵の画像は撮らなかった)

◆売店には、バラ関連グッズが多数ある

 「花の庭」にはショップがあり、さまざまなバラグッズが売っている。
 買えるものは、下記のようなものである。

  • ガーデニンググッズ
  • ドライハーブ
  • ポプリ
  • エッセンシャルオイル
  • 香水
  • ハーブティー
  • クッキー
  • アクセサリー
  • ポストカード
  • キッチン用品
  • 雑貨

◆ガーデンミュージアム比叡のチケットで、比叡山延暦寺が割引になるらしい

 上の画像は、左が入園時にもらえるガイドマップで、右が入園チケットであるが、当日の入園チケットを延暦寺で提示すると、拝観料が割引になるらしい。
 せっかく比叡山に行くのだから、延暦寺もガーデンミュージアムも両方行こうと言う方は、割引をご活用ください。


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