◆花器・花瓶の上手な洗いかた

花瓶,洗浄

 花を飾るのは好きだけど、終わった後の始末がめんどくさい、と言う人はかなりいます。実際に、花を抜いた後の花瓶をきれいに洗ってくれる人は、どうやら少ないようです。花瓶の中の水をはたいて、はい終わり!な人が多いらしいですね。

 しかし、慣れれば花瓶洗いくらい、何ということも無い作業なのです。食器洗いは、毎日複数のものを、複数回こなしているわけじゃないですか。一度きちんとするくせをつけると、二度と億劫にはならないものですよ。
 というわけで、器洗いのコツを披露しましょう。

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(1)汚れを貯めない

 家の掃除と同じことですね。ちょっと汚れたらすぐに洗っておく。これ、基本です。

 私は、器の外側は普段は水拭き、たまに水洗い、くらいにしています。
 内側は、何度か水を替えながら、ぬめりなどが無くなるまで良く洗います。内側の汚れとは、要するに水の汚れですから、飾っている最中にまめに水を入れ替えて、内部をヘドロ状態にしないことも大切です。(夏場、スプレー菊なんぞの水をずーーっと変えず、気づいたら花瓶の中が緑のどろどろ、なんて最悪ですし、臭いです!)

(2)口の狭い器を洗うには

 実はこれが一番難しいかもしれません。台所用品として「口の狭い瓶洗い」のようなものが売っているので、入るものならばそれを使えますが、それすらも入らないものの場合で、私自身が行っている方法を紹介します。
(汚れが軽いものから【その1】〜【その3】に分けて紹介します)

【その1】
 私は、まず水を器に半分くらい入れ、口を押さえてじゃばじゃば振り、それを数回繰り返します。そして、せとものの器で、しかも
「そんなに中が汚れてはいまい」
「そんなに高くない器だ」

という場合には、これで洗い終了とします。

【その2】
 次の段階は、「水を入れて振ったくらいでは不十分な汚れと思われる」 場合です。この場合は、上の【その1】の方法を、洗剤入りの水で行います。

【その3】
 「中に汚れがはびこっている気がするので、一度徹底的に洗いたい」という場合は、私は漂白剤を入れて数時間放置します。
 ただ、漂白剤がせとものにどう影響するか分からないので、値段が高い陶磁器にはこの方法はとりません。その場合には【その2】の方法で我慢します。

 上記の方法で、ゆすいでも洗剤や漂白剤が中に残り、次に生ける植物に悪いのではないか、という心配は無用です。洗剤も、漂白剤も、生けるときにわざわざ入れる人がいるくらいなのです。どちらも殺菌作用があり、水の汚れを防ぐ働きをしてくれます。

(3)ガラスの器を洗うには

 ガラスは透明なだけに、何としてもきれいに洗い上げたいところです。

 私が行っている方法は、中も外も中性洗剤洗いです。以前、ガラス作家の人に「中性洗剤で洗うのが良い」と聞いてから、ずっともそうしています。少しこびりついているような汚れがあるときは、塩、もしくは重曹を振ってから中性洗剤で洗います。

(4)口の狭いガラスの器を洗うには

 さあ、これこそ一番の難物です。私が思いつく方法は、下記の二つしかありません。
  • 上の(2)の項の方法で洗い、それでも洗い切れなかったらアキラメル
  • 狭い口から入れることのできる洗い器具を、例えばワイヤーの先にガーゼやスポンジや、タワシ的なものをつけるなどして自分で作り、時間をかけて根性で洗いきる

 自分の経験から言うと、漂白剤で解決できるケースが非常に多いので、漂白剤は試してみる価値があると思います。それでも落ちなかったら、余程思い入れのある花器以外は、あきらめてしまうかもしれません……。


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