◆植物採集系の自由研究ネタ

 思いっきり王道な植物採集ネタです。これは、いくらでもやりようがあるので、かえってどうして良いか分からなくなる人もいるかもしれません。

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◇どこで、何を採集するのか

 一般的に「植物採集」というと、野山にでかけて自然の植物を集めているイメージだと思います。
 確かに、それがスタンダードだと思いますが、お庭でガーデニングされているお宅なら、自宅内からの採集品でも自由研究は成り立つと思います。また、家の近所の公園だとか、空き地だけでも、十分植物を集められると思います。よって、一日がかりで大自然の中に出かけないとできないと思う必要はありません。

 どこで何を採集するのかは、本人(親を含めても結構)が思っている「自由研究する上での優先事項」に従って決めたら良いと思います。
 たとえば、嫌々やるなら、少ない手順でやっつけられるものがいい……じゃあ、家の庭にある花を、数種類だけ標本にしよう、とか。
 自然と植物大好きっ子だったら……自然豊かな場所に家族旅行に行き、植物採集と旅行記の抱き合わせ企画にしようとか。
 子供さんが興味を持っている植物のジャンルがあるなら……たとえば、ハーブに興味を持った女の子なら、ハーブ園でハーブ摘み体験しようとか。(「採集」と言うより「収穫」ですけど)
 採集自体よりも、取ってきた植物を使った工作に興味がある……じゃあ、工作に使いたい材料がどこにあるのか考えてみるところからレポートを始めよう、とか。

 ↑こんな感じで、自由に決めていったらいいと思います。

◇採集したものを、どうするのか?

 手順としては、植物採集に出かける前に、「採集したものをどうする?」と考えておくほうが良いです。
 「植物採集→標本」に決まってる、とは限りません。下のような方法で自由研究に仕立てることができます。

  • 標本製作
  • 押し花製作
  • 工作の素材にする
  • 草木染め
  • 栽培
  • いけばな製作
  • 食べる
 ほかにも、色々あると思います。
 標本にするのと、食べるのでは、えらい違いです。集めるものも変わってきます。なんとなく最終目標を定めておき、実際に採集してみて途中で路線変更するのもアリ、くらいな感じでもいいでしょう。

◇標本・分類をする場合……採集するときに、何かの「くくり」を設けたほうがやりやすい

 スケッチ・撮影系のページでも書いているのですが、採集する対象に、何かのくくりを設けたほうが、研究の体裁にしやすいです。(工作系は、ちょっと話が別になります)
 たとえば、
  • つる性のもの
  • 自分よりも丈の高い植物
  • 植物図鑑を見て、「同じ分類」になっている仲間
  • 実がなっているもの
  • 花弁が多いもの、少ないもの
  • 葉の付き方が同じもの
  • 一見、気持ち悪いもの
  • 目玉を描いたら、人間や動物に似てるもの
  • 有名なキャラクターの元になっているもの(ゲームの植物系モンスターとか、ウルトラマンの怪獣とか。ポケモン・妖怪ウォッチにも植物系がいるかも)
などなど、そのときの思いつきレベルでいいので、特定の路線を作ってみましょう。

 でもまあ、「入手できた植物ありったけ」というのも、一つのくくりですので、そんなに個性的な「くくり」をひねり出さなくても大丈夫ではあります。

◇標本・分類をする場合……どの部分を採集するのか

 正しい植物標本というものは、根まで付いた植物全体を採集して作るものです。しかし、子供の自由研究に、そこまで学者風なことをしなくても良いと思います。
 花だけの採集も、葉っぱだけの採集も、楽しいものですよ。そういうものなら、はさみでチョキチョキ切ってくるだけでできます。根っこを掘り起こそうとすると、引っこ抜くのも大変だし、それを洗うのも大変です。それに、家の中に根っこを持ち込むと、なんだかんだで部屋が汚れるリスクが高くなります。

 あまりにもよくある植物系自由研究の一つに、「葉っぱを採集して分類する」というのがあります。なんでこの研究が定番の上位にいるのかと言うと、要するに手軽で、「研究しました風」の形にしやすいんですね。自由研究のオリジナリティなんかどうでも良いと思っている人には(私はこのタイプでした)、葉っぱの採集・分類は超お勧めです。

 個人的に、ちょっと面白いのではないかと思っているのは、種だけを採集するというやり方です。身近でゲットできる限りの種を、名前が分かっても分からなくても(できるだけ調べてみて)、ただただ「種だけ」のくくりで集めたら楽しそうです。出来上がりの見た目も、ほかの植物採集と一見して違うので、独自色を出せるのではないでしょうか。

◇植物採集で、やってはいけないこと

 きっちりした「理科の授業的」な話は、ほかにもっと本格的なサイトが山ほどあるので、当サイトではあまり植物採集の基本的・具体的な方法は案内しません。さらっと基本的NG事項だけ書いておこうと思います。
 下記のようなことは、植物採集で「やってはいけないこと」です。
  • 必要以上にとらない
  • 取ってはいけないとされているものは取らない
  • 取ってはいけないとされている場所では取らない
  • キケンな場所に入って取らない

◇植物標本を作るなら……

 すごく真面目に、正統派な植物標本を作るなら、まずはこんなところを見て、視覚的に「こんな感じ」というのを捉えるといいと思います。カッコイイ!と思うものをまねしてみましょう。

◇植物の正体を調べる

 採集だけでなく、スケッチや撮影した場合でもそうなのですが、取ってきたり、画像化した植物の名称を調べる必要が生じることが多いと思います。毎日見慣れているような樹木や雑草も、改めて「これ、なんていう名前?」と思うと、さっぱり分からなかったりするものです。

 そんなときの調べ方としては、@本 A知っていそうな人に聞く Bネットで特徴を検索 などがあります。

【1】本、図鑑で調べる
 世の中には、自由研究の子供さん以外にも、「これって、何の木?」という調べ物をしたい人はたくさんいるようで、植物の検索事典のような書物は数多くあります。

 安いものを買うか、図書館で調べましょう。
 多くは、葉の付き方・葉の形・花の色・花弁数などの情報から探せるようになっています。色々探していると、図鑑を見ること自体も楽しくなってきます。

【2】知っていそうな人に聞く
 自然や植物に詳しそうな人が身近にいれば、聞いてみるのが早道です。ガーデナーでなくても、山歩きが好きな人は結構知識豊富な場合があります。逆に、はっきりと「植物好き」と分かっている人が、知識がピンポイントすぎて役に立たないことがあります。
 人に植物名を聞いた場合、その名称を、本やネットの情報で裏取りするほうが良いです。学者ではない植物好きは、世のスタンダードとは言えない名称を「正式名称だ」と思い込んでいたり、完全に間違った植物名を正しいと信じて自信満々に言ったりすることがあるからです。

【3】ネットで検索する
 現在では、これがもっとも手軽かもしれません。
 ネットで、図鑑的な情報のあるサイトを探しても良いですし、植物の特徴をキーワード検索してもいいです。
 たとえば、名称不明な植物を探せそうなサイトは、こんなキーワードで探してみたらどうでしょうか→植物 名前 調べる
 植物の特徴で探すのは、分かりやすい例で言うと、こんな感じです→花 ピンク 螺旋 このキーワードだと、完全にネジバナの情報がヒットしていると思います。このくらいのキーワードでも→夏 花 蔓 オレンジ ヒットする花は意外に絞られていると思います。

◇採集系以外の自由研究は、こちらでチェック→夏休みの自由研究ネタ



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