◆松やにが手につくのは、結構うっとうしい

 お正月花に松を生けると、ほぼ確実に、手に松脂が付きます。
 「松やにの無い松」というものは、少なくとも正月花として入荷する松の中には無いと思います。(今後、品種改良で登場するかもしれませんけど)

 なんだか松脂の少ない松だったな……というものはあっても、それは個体差のうちだと思いますし、それを見極める方法もありません。なので、正月花として松を扱ったら、松やには付くものだ、と考えてください。

(上に貼った画像は、私の使っている松やに落としです。手についたときの落とし方も紹介します)

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◇松をいけていると手につくベタベタのものは、「松やに」

 松を生けていて、気が付くと、ベタベタしたものが指についています。それが、松やにです。
 松の枝をパッと見て、「ここに松やにがついてる」ということはあまり分かりません。切り口などにべったりと溜まっているときには分かりやすいのですが、枝のあちこちから分泌されるようで、触ることを避けようとしても避けきれません。

 松やにというやつは、なかなか厄介で、水では落ちず、石鹸でも落ちません。
 でも、手につけたままで何かに触ると、手からベタベタがそこら中に移ってしまうので、落とさないわけにはいきません。
 松脂を、手から何かにつけてしまうと、後悔することが多いです。たとえば、ちょっと高かったコートとか、白い家具・壁などに付くと、心底がっかりしてしまいます。

 なので、落とすのが面倒でも、たった一箇所しか付いていなくても、きっちり落とすことをオススメします。

◇私が使っている松やに落としはコレです

 私がいつも使っている松やに落とし剤は、こちらの記事で紹介しています→管理人の花道具公開:松やに落とし ←この記事で書いているように、私の使っている松やに落としは、クレンジングオイルと消毒ジェルなのですが、人から聞いたところによれば、
  • オリーブオイル
  • ハンドクリーム
などでも落ちるのだそうです。(要するに、油分が効くみたいですね)

 自分では未体験のオリーブオイル、ハンドクリームのことは分かりませんが、クレンジングオイルと消毒ジェルは、非常にスムーズに落とせるのでオススメです。ちなみに、草月流本部の教室で、お正月花のときには、消毒ジェルが何本か登場して、松やに落としに使えるようになっています。

◇いけるときにも、処分するときにも付く!

 松を触ると松やにがつく、ということは、正月花をいけるときだけではなく、正月花を処分するときにも付くということです。
 いけた後、数週間たったとしても、松脂はまだ付きます。数日飾っているうちに乾いちゃう、ということはありません。

◇門松を飾るとき・庭木の剪定時にも付くかも……

 松脂が手につくタイミングは、お正月花を生けるときだけとは限りません。門松を設置するとき・撤去するときにも、松に触るのであれば、松脂が付くかもしれません。上に書いたような松やに落とし剤で落としましょう。

 家に松の木があって、それを自分で剪定するときにも、松脂は付きます。本格的に剪定し、剪定枝をまとめたりすると、お正月花を生けるときよりも盛大に松やにが付くと思われます。松やに落とし剤を用意してから作業を始めることをオススメします。

◇触らなければ、松やにはつかない

 松に触ると松脂が付く……ということは、松に触らなければ松脂は付きません。
 ならば、軍手などを着けた手で松を扱えば、手に直接松脂が付くことは避けられます。しかし、軍手にはついてしまうので、私なら、「捨てる直前の軍手」で松を扱うことにすると思います。……でも、松やにと松の木肌のガサガサに軍手が引っかかってやりにくそうだと思うので、実際にはやったことは無いです。

 松に触らずに松を扱うのは、かえって面倒です。じゃあ、いっそのこと松を使わない正月花にすれば、これは絶対に松脂は付きません。
 お正月花に、松は必須ではありません。実際にこのサイトでも、松を使わない正月花を何例も紹介しています。本気で松脂がイヤだったら、松を生けないという選択もアリです。ただ、松やにだけが理由で正月の松と決別するのは、ちょっとさびしい気もしますが……。


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