◆ハナショウブは二回咲く!

 ハナショウブの生け方の情報と言うより、ハナショウブの生態に関する情報です。
 ハナショウブは、最初の花が終わった後に、二番花が咲く、という話は、聞いたことがある方が多いと思います。その二番花は、どうやって楽しむのか、ということを紹介します。

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◇ただ、待っていればそれで良し

 上に、「どうやって楽しむのか」などと書きましたが、この文は、あまり正確ではありません。なぜなら、二番花を咲かせるのに、何か特別なことをする必要はないからです。
 するべきことは、ただ咲くのを待っているだけです。咲き終わったからといって捨てないでいれば、いずれ咲いてくれます。だって、元々そういう性質の植物なのですから。

◇二番花は、100%開くわけじゃない

 待っていれば咲く、とは言うものの、植物は生き物なので、二番花が開く前に力尽きてしまうと、咲かずに終わることはあります。ハナショウブ以外の切花でも、ついているつぼみが開かずに終わってしまうことがありますよね? ハナショウブもあの状態になれば、二番つぼみが苞の中でスタンバイしたまま、枯れてオシマイになってしまうことがあります。

 私の個人的な感触を言いますと、最初の花が終わった後に、二番つぼみが開花する確率は、7割くらいではないかと思います。感覚的に、「8割には届かないかな」というくらいです。
 なので、「絶対に咲く」とか、「咲かなかった、おかしい!」とは思わないでください。
 重要なのは、「7割ほども咲く」ことの方です。7割咲くなら、捨てないほうが良くないですか?!

◇ハナショウブの二番花は、かなり「優秀な子」

 私が、ハナショウブの二番花がすばらしいと思うポイントは、「後から出てきた花なのに、最初の花にほぼ見劣りしない」ことです。

 大体において、切花に「花」と「つぼみ」がついている場合、最初から「花」だったものと、「後からつぼみが開いた花」を比べると、最初から咲いていた「花」の方が、大型で、華麗で、色も濃いものです。

 たとえば、アルストロメリアの、「最初からついてきた花」と、「後から咲いた花」を比べると……。
↓「最初からついてた花」

↓「後から咲いてきた花」

 花の色が全然違いますね。この二つの花は、同じ茎についた花なのに、大きな差があります。

 トルコキキョウでも比べてみましょう。
↓「最初からついてた花」

↓「後から咲いてきた花」

 はい、このように、明確に差がありまして、あとから咲いてきたやつは若干頼りない、というのが普通のことなのです。

 しかし、ハナショウブは、一番花とほとんど遜色ないと言って良いような花を、二番花でも咲かせてくれます。
 ブログのこの記事この記事にも画像を貼っているのですが、ハナショウブの二番花は、このクオリティです。



 ブログのこの記事で、最初の花が終わった状態から、二番つぼみを咲かせるまでの画像を貼っていますので、よろしければご覧ください。
 お伝えしたいことは、「二番花まで見なかったら、半分損してますよ」ということです。5割の損失って、大きすぎませんか? ただ捨てないでおくだけで、もう半分楽しめるなら、ぜひとも捨てずに二番つぼみを待ってみてください。


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