◆二重構造のクリスマスリースです

 このリースは、サイプレスとスーパーレディの二種類の花材を使い、二重構造のリースになっています。
 実を言えば、最初はサイプレスだけのリースにオーナメントをつけるタイプの仕立て方にしようと思っていました。二重構造にしたのは、作っている最中に気まぐれで思いついたものです。

 というような、事前準備も何もせずに作ったいい加減リースですが、作り方を知りたい方はどうぞ下の項からご覧ください。

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◇前置き:その1……いつものワイヤリングはしていません

 当サイトでは、毎年のように、膨大な手間のかかるワイヤリング作業付きのリースを主にアップしておりまして、「好き好んでそんなことをする気が知れない」と言われるのが恒例になっています。
 しかし、このリースは、うんざりするようなワイヤリング作業はしておりません。ワイヤリングは、ところどころに、子供でもできる「ねじるだけ」の留め方をしているだけです。
 そのため、例年膨大なワイヤーワークに時間を費やしてきた私としては、異例のハイスピードでできあがりました。

 手早くリースベースを作りたい方には、参考にしていただけると思います。

◇前置き:その2……一部に「以前に作っておいたもの」を使っています

 異例のハイスピードで出来上がったことには、秘密が一つありまして、実は、真ん中のスーパーレディの部分は、以前に作ってすでにアップしているスーパーレディのリースをそのままはめ込んだだけなのです。
 つまり、実質二つのリースを作る必要がある「二重リース」を、「一重リース」の手間だけで作ってしまいました。

 まともに、二つのリースを一日で作ろうとすると、結構大変だと思います。(飽きてくるんだよねえ)

◇使用したもの

 以下のものを使用して作りました。
  • フレッシュなサイプレス
  • ワイヤー
  • リボン
  • 出来上がっているスーパーレディのリース

◇手順1……サイプレスでパーツを作る

 サイプレスの枝を、パーツに切り分けていきます。

↓元々の枝は、こんな感じです。


 サイプレスというコニファーは、枝がヒョロ〜っと長っぽそく、しかもしなやかです。この「長細さ」「しなやかさ」のおかげで、いつものようにワイヤリングせず、枝を丸めるだけでリースを作ってしまおうと思いました。

 いつも、もみの木くじゃくひばで作っていたようなリースは、枝自体は簡単に丸められないので、丸い枠を別途用意し、そこに小さく切ったパーツをワイヤーで留めていく、という方法でした。
 要するに、下の図のような構造でした。

 茶色の輪が枠、緑の楕円が各パーツです。このような構造だと、パーツ一つ一つにワイヤーをかけ、そのワイヤーで丸い枠に一つ一つ留めつけていくという、とんでもない手間があるのです。

 ところが、今回の方法は、材料のサイプレス自体を丸められるので、上の図でいうところの、「茶色の輪=枠」が要りません。
 つまり、このような構造で作れるのです。

 上の図の、緑の円が、サイプレスを丸めたもの、青い「●」が、ワイヤーの結び目と考えてください。
 枝自体を丸める方法だと、切り分ける手間も少なく、ワイヤーで留める手間はもっと少なく、圧倒的にハイスピード&楽チンです。

 上のような構造のリースを作るためには、パーツを切り分けるときに、あまり小さく切ってはダメです。丸い形を作るためには、ある程度の長さがなくてはなりません。
 そこで、出来る限りの長さを残したパーツに切り分けました。

 上の画像は、「最大のパーツ」と「最少のパーツ」を並べたものです。基本的には、メインの枝から脇に出ているものをただ切り落としていく、というパーツの作り方でした。そのため、大きいものは大きいまま、小さいものは小さいままです。

 単純に、真ん中の太い枝を丸坊主にしていっただけです。


 大きいパーツのうち、固くて円形にするのが難しい部分があれば、作業しながら切り落としていくことにしました。
 ものすごーく小さいパーツもできましたが、そういうものが、最後の微調整に役立ったりするので、「ゴミ?」みたいなレベルのパーツも、とりあえずは温存していきます。

◇手順2……枝をねじり合わせて、円形にしていく

 作ったパーツで、円形を作っていきます。
 一番最初は、長めの枝を二本選び、それをただねじり合わせます。

 ねじり合わせている画像を撮ったんですけど……

 葉っぱのおかげで、ねじれがあまり分からなくなってしまいました……。

 図に描いてみますと、上の画像は、2本のサイプレスがこんなふうにからまっているんです。

 ただ単純に、ぐるぐるとねじっていくだけです。そして、その「ねじり」が解けないように、ところどころをワイヤーで留めます。留める場所は、ねじりながらなんとなく「この辺で留めよう」くらいの感じで決めました。

 こうやって、1本の枝に、もう一本をねじってくっつけ、その先に、さらにもう一本をねじってくっつけ、その隙間に、小さな枝をねじりながらつっこんでいき、解けそうなところがあればワイヤーで留める……これを繰り返し、一本の太いサイプレスの縄みたいなものを作っていきます。
 その、「サイプレスの縄」を、丸いリース型にするように意識して作っていくと、だんだん下の画像のように、円形に近づいていきます。


 「サイプレスの縄」を長くしていき、両端をつないで円形にできる長さにします。今回私は、円形にできる一番短い長さでつなぎました。理由は、長く大きくすればするほど、吊るしているうちに伸びて「円形」が「楕円形」になってしまう可能性があると思ったからです。
 私が今まで作ってきたリースには、いつもしっかりした丸い枠を使っていたため、「リースを壁に掛けているうちに伸びて楕円形になっちゃう」ようなことはありませんでした。でも、今回は「固い枠」がないので、「伸びるリスク」を心配する必要がありました。

 というようなことを考えながら、最終的に、「サイプレスの縄」を円形にしまして、ワイヤーで留めます。


 円にして留めたら、こんな感じになりました。

 あっちこっち飛び出しているところは、ワイヤーで押さえます。

 ワイヤーは、この程度見えていても大丈夫です。

 緑の葉を、ちょちょっと操作すれば、ほとんど隠れますし、葉がワサワサしているので、少しくらい見えても気になりません。

◇手順3……リースを合体させる

 このリースは、作る前には、どんな飾り付けをするのか決めていませんでした。リースベースを作ってから、家にあるオーナメント類を出してみて決めよう、と思っていました。(このような無計画な作り方は、うちの常套手段です)
 で、「手順2」でリースベースを作って、家の中を物色していたら、ふと、このリースが目に入りました。そして、なんとなく、「二つのリース、ぴったりはまるんじゃない?」と思いました。

 そこで、合体させてみたら、これが本当にぴったりでした。


 あまりにもぴったりはまったので、急遽「二重リース」にすることにしました。
 この二つのリースは、しっかり留めつけているわけではなく、2つ重ねたまま一本のリボンで吊っただけです。

 二重にしたうえに、オーナメントもつけようかとも思ったのですが、二色の輪っかだけで十分じゃないかと思えてきたので、これにて出来上がりとしました。

◇完成!

 このようなリースができあがりました。


 中にもう一つの輪が入ったために、強度も増して、円形が崩れる恐れがなくなりました。このまま、シンプルなリースとして飾っています。


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