＊ ひな祭り用の鉢植え・盆栽 ＊
◆ひな祭りの花……モモの鉢植え・盆栽
ひな祭りの花にも、それなりに種類はあります。この記事では、鉢花について紹介します。
⇒ひな祭り用切花についてはこちら
⇒ひな祭り用フラワーアレンジメントについてはこちら
⇒ひなまつり用プリザーブドフラワーについてはこちら
◇季節のイベントに「鉢植え」を買うのは、すごく普通なこと
ひな祭りの花を買おうと思ったときに、真っ先に「桃の鉢」と思う人は少ないです。
しかし、母の日にカーネーションの鉢を贈ったり、クリスマスにポインセチアの鉢を買って家に飾るのは、非常によくあることです。つまり、季節のイベントに鉢を買うこと自体はよくあることで、ひな祭りに桃の鉢を買って飾るのも、季節行事の花飾りとしてはアリなのです。
◇雛祭用の「鉢もの・盆栽」とは、どんなもの？
ひな祭りと言えば、桃の節句です。なので、ひな祭り用の鉢ものは、桃の木の鉢植えを選ぶのがもっとも一般的です。桃の鉢となると、あまり「洋仕立てでコンパクト」というものは無く、本気の庭木に育てたい人用の「桃の幼木苗」か、いわゆる盆栽タイプの鉢がほとんどです。
上記の二つの中で、玄関とか、お雛様の隣あたりにちょいと飾れるのは、「盆栽タイプ」のほうです。
うちに盆栽なんて買ってきても困る……と思われるかもしれませんが、桃の盆栽ごときは、プロの知識が無くてもまあまあ育てられますので、母の日のカーネーション鉢と同じくらいのノリで買って大丈夫です。また、当サイトとしては、特におススメはしませんが、「育てる気もなく盆栽を買う」という人も結構います。
「育てる気もなく買う」というのは、要するに、イベントごとの間だけ、きれいな姿を楽しみ、イベント終了後はわりとすばやく裏庭にほうりっぱなしにするとか、水もやらなくなって枯れたら捨てる、といういうやり方です。現に、お祝いの胡蝶蘭などは、ほとんどこの運命をたどります。胡蝶蘭よりもずっと安い桃の盆栽は、胡蝶蘭よりも同じことをやりやすいくらいです。（ちなみに、母の日のカーネーション鉢も、花の咲くわずかな期間をすぎたら、捨てられる株の方が圧倒的に多いはずです）
当サイトでは、「飾った後に処分」は勧めませんので、お節句後も、そのまま水をやって育ててくれたらいいと思っております。最近の盆栽は、ちょいとシャレた仕立てになっていることも多いので、洋のしつらえのお宅にもマッチして、「かわいい！」と感じる商品を探せると思います。
【ミニ鉢】南京桃の鉢植え（2?3色咲き）コンパクトでかわいい
南京桃二色?三色のお花が見れる桃の花縁起の良い桃の木 【鉢植え】
◇菜の花鉢ではダメ？
桃と並んで「ひな祭りの花」とされている菜の花の鉢物を買うのはどうかと言いますと、まず、菜の花には、飾り物の体裁になっている鉢物が少ないです。「観賞用鉢物」というよりか、「花苗」としての商品が多くて、お祝いの席にそのまま飾れるようになっているものが少ないのです。少なくはありますが、それでも無くはないので、偶然見つけたら菜の花鉢を買ってお雛様と一緒に飾る、というのはできます。
「桃の節句の花」としては、永遠に桃に勝てない二番手の花ではありますが、家に園芸植物を持ち込むときに、桃と菜の花のどっちが良いかという観点のはなしになると、おそらく、ほとんどの家で、「桃より菜の花の方が気軽でいいかな」と思われるのではないでしょうか。
つまり、「歓迎される鉢物」としては、菜の花は桃より上なのです。そう考えると、ひな祭りの花鉢飾りに、菜の花を選ぶのもアリだと思います。
菜の花鉢をひな祭りのギフトにするなら、3月3日の前あたりに、ちょうどよく開きそうなものを選ぶと良いでしょう。
◇桃・菜の花以外はダメ？
ダメではないと思います。自分の家用に買うときも、よそ様のお祝いにお持ちするのも、どっちもOKです。お節句に、華やかさを添えようという気持ちで選んだ花なら、桃・菜の花でなくてもかまいません。いかにもお節句らしい飾りは、お雛様にお任せし、飾る花は種類に関係なく、女の子の喜びそうなものを好きに選んだっていいじゃありませんか。
今日び、ひな祭りのお祝いのメニューがピザとか、雛あられは買わないけどケーキは買うとか、そのくらいのことは普通に行われているのです。ひな祭りの花だって、自由に楽しめば良いと思います。