◆実例:小さい正月花……正月花を、ホントに簡単に生ける その4(2〜3本突っ込むだけ!)

 この記事は、素人さん向けであり、家にある器で手軽にお正月花らしきものを楽しみたい方を対象とした記事です。花装飾の専門的な勉強をされている方は対象外ですので、飛ばしてください。「お正月花を生けようとしているのに、右も左も分からない」というレベルの方は、どうぞご参考に。
 このページでは、小さい器に、ちょちょっと挿せば成立するお正月花の作成画像を出してみたいと思います。

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◇ちょっと挿すだけの正月花の例1……お正月っぽい要素をそろえるだけ

 ただ、お正月っぽい花瓶に、お正月っぽいものを挿すだけの正月花です。「お正月花っぽいもののパワー」だけで乗り切りますので、花を生ける技術は要りません。

 まず、花瓶からして正月っぽくさせます。正月っぽい器が無くても、小道具を使って、無理やり正月花瓶に仕立てます。

↓こんなゴムひもが家にあったので……

(お菓子かお赤飯の箱についてた紐です)

 花瓶の口に巻いて、「紅白のおめでたい系器」に変身させます。

 そこに、蜜柑の枝を一本。

 蜜柑のような、「実りのもの」は、縁起が良い花材に数えられますので、「正月花材」です。「蜜柑なんて無いわよ」という方は、金柑でもいいです。金柑が家の庭になってるラッキーな人は、実がついているところを、ほんの一枝切ってきてください。蜜柑も金柑も無くたって大丈夫ですよ。何か実のついた花材をゲットして挿しましょう。

 さらに、松を足します。

 ちっちゃな枝の、枝先だけあれば十分。松が入ればこっちのもの。「完全に正月花ですけど、何か?」って言って大丈夫!

 でもまだ華やかさに欠ける気がしたので、ゴールドの水引を入れてみた。

 紅白のひも付き花器・松・実り(蜜柑)・水引、以上の4要素が、すべて「正月テイスト」。
 蜜柑も、松も、水引も、すべてただ突っ込んだだけです。これならどう突っ込んでも「正月テイスト」になるので、安心して突っ込めます!

◇ちょっと挿すだけの正月花の例2……実を飾ると、お正月っぽくなる

 いけばなを習っている方はともかく、一般的な家庭の花飾りで、「実もの」を生けることはあまり無いと思います。それを逆手に取りましょう。普段あまりしないことをハレの日やると、やけにトクベツな花生けに見えるってものです。

 若松の小さい枝のところを切って挿し、ロウヤ柿を一枝だけ入れました。ミニ花瓶で、口が小さいので、松も柿も、ただ挿すだけで直立します。
 上の画像で、トクベツ感を盛り上げているのは、一個の柿の実の存在です。たった一個で、「なにやらちゃんとしたいけばなっぽい」雰囲気を出してくれます。
 この柿は、正月花と一緒に買ったものですが、家に実ものがなっているお宅なら、一枝切ってくれば、上の柿のような「トクベツ感盛り上げ要員」になってくれます。

 松を生けるときに、手に松脂が付いたときには、こちらの記事を参照ください→松やに落とし松やに対策

◇ちょっと挿すだけの正月花の例3……松が無くてもお正月っぽい要素はそろえられる

 上の項の画像と、似たり寄ったりの花になりますが、何が違うか分かります?


 松の種類が違う、と思った方は、不正解ですよ。
 画像の、緑の樹木に見えるものは、松でも樹木でもありません。なんと、アスパラガスの仲間です。ミリオグラタスといいまして、こちらで紹介しています→自分が使った花材事典:ミリオグラタス
 こいつ、「なんちゃって松」になりませんかね。これを松に見立てて、正月花を生けたっていいと思うんです。正式にこだわるつもりも、必要も無いなら、です。

 私が今回ミリオを使ったのは、たまたまミリオが手元にあったからです。松よりも、ミリオの方が手に取りやすい状況であれば、ミリオで正月花でもいいじゃありませんか。ミリオグラタスは、庭で育てているお宅も少なくありません。もしも、家のミリオを使うなら、タダで正月花材がゲットできるわけです。

 ミリオグラタスに限らず、手元にある樹木やグリーンで「松の代役」にできるなら、どんどん使ってしまえば良いと思います。正月花材は、決まった数種類の中で選ぶものではありません。正月に、自分が生けたいものが正月花、で良いと思います。


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