◆大きい門松の処分について

 当サイトのこちらのページ→お正月飾りの処分方法 では、いわゆる「お飾り」「松飾り」のようなものの処分方法を案内しています。

 しかし、お正月の飾りの中には、もっと処分に困るものがあります。それは、右の画像にあるように、大型の門松です。
 この記事では、大きい門松の処分に関する情報を紹介します。
 処分の方法には、以下のようなものがあります。

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(1)神社に持っていって焼いてもらう……大きさが迷惑にならないか気を使おう

 若松一本だけの門松と同様に、神社でおこなわれるお炊き上げ(どんど焼き、左義長などという名称で呼ばれます)に出せるものなら出しましょう。どういう風に受付しているかは、お正月飾りの処分方法のページで解説しています。

 ただ、大型の門松ですから、そのまま持ち込んだら迷惑な大きさだと思うべきです。また、外から見ただけでは分からなくても、門松の内部に不燃物を使っている可能性は非常に高いので、面倒ですが、門松を分解しましょう。

※まれに、大型のまま受け付けてくれる神社もあるそうなので、事前に聞いてみると良いと思います

 門松の、大雑把な構造を言いますと、「土台になる容器を入れ、そこに竹を三本立てて固定し、周りを松などの植物でかため、容器の周りをコモで包む」というようになっています。
 「容器」には、石油缶のようなものや、プラスチック桶、コンクリートを使っていることも多く、土や砂も入っていますので、これをそのまま火に投げ込むのはよろしくないです。

 なので、門松を解体し(園芸ハサミ一本で大概分解できます)、竹・松・コモや縄などの、燃やせる部分だけ神社に持って行きましょう。分解するときには、塩をふって清めてからがいいかもしれませんが、この辺は「信心深さ」の度合いで好きなようにしてください。
 分解してもなお、「大量すぎる……」と思ったら、これも事前に確認してみましょう。たとえば、
「長さ150cmの竹6本に、松が数十本、畳一畳分くらいのコモがありますが大丈夫でしょうか」
という感じに、ストレートに聞いてみるといいです。

 もしも、「その量ではお受付いたしかねる」と言われてしまったら、下の項を参考に、別の方法を考えてみてください。

(2)購入したものなら、販売店に「どうやって処分するのがいいのか」聞いてみよう

 自作門松ではなく、購入した門松であれば、買ったところに、「ほかの購入者たちはどう処分しているんだろう?」と聞いてみましょう。
 地元の販売店なら、持ち込める神社を教えてくれるかもしれません。
 回収してもかまわないと考えている店なら、「引き取りに行きましょうか?」と言ってくれるかもしれません(有料か無料か分かりませんか)。回収までは面倒見てくれなくても、処分し易いように解体する方法など教えてくれるかもしれません。

 店の人が、門松自体に詳しくない人だと、「ちょっと分からないですね〜」と言われるかもしれませんが、聞いてみて損は無いと思います。
 ネット買いの場合も、メールで問い合わせてみると親切に案内してくれる店もあると思います。

 世の中すっかりドライになりましたので、「この辺の地域では大型ゴミですよ」などと言われることもあると思います。実際に、世の門松の多くが大型ゴミとして回収されています。「ゴミに出す」という選択肢については、後述します。

(3)回収までしてくれる業者から買う

 大型の門松の場合、処分に困ることが目に見えていますので、販売業者が回収までしてくれることは珍しくありません。後になってから処分の方法を考えるよりも、最初から「回収アリ」の店を探して買うほうが面倒が無いこともたしかです。

 回収は、有料の方が多いと思います。別途手数料を請求されるか、元々回収の値段コミコミのお値段がついている「回収付き注文」みたいなものがあるとか、料金のかかり方には色々なパターンがあります。料金がいくらかかるのか確認して、事前に回収を申し込みましょう。

 しかし、近所の植木屋さんから買うような場合は、「無料で引き取りますよ」と言われる場合も無いではないです。大型の門松のような、まとまった金額の買い物を来年もしてくれるなら、回収の手間くらいかけようと考えている店もあるはずです。

(4)ダメモトで、植木屋さんに「処分をお願いできないか」と頼んでみる

 ホントにダメモトの作戦です。その植木屋さんで買ったものではない門松を、「処分に困ってしまった。もちろん有料でいいので、回収してくれないか」と、ずーずーしくもお願いできる度胸があるのなら、思い切って聞いてみましょう。
 しかし、飛び込みでこの作戦は難しいと思われます。昔から懇意の植木屋さんとか、知り合いのそのまた知り合いとか、なんらかつながりのある植木屋さんが望ましいです。
(回収してくれなくても、処分のためのうまい知恵など授けてくれるといいんですけどね……)

(5)便利屋さんを呼ぶ

 金で解決するなら、この方法があります。
 ただ、便利屋さんだと、そのままゴミ業者に処分依頼するだけかもしれませんので、清めたい人は便利屋さんに渡す前に酒など振って清めましょう。

(6)清めてからゴミに出す

 多くの自治体の「ゴミの分別表」には、「門松」という記載があります。実際のところ、ゴミに出すしか処分する術がない人も多いのです。ゴミにする場合には、小型の正月飾り同様、塩や酒で清めてから、自治体の定める出し方で出しましょう。

 大型の門松を出す場合、大型ゴミになる可能性が高いです。自治体でどう定められているか、確認してください。ゴミの分別表などで、可燃ごみの項に「門松」の文字をみつけただけで、簡単に安心してはいけません。それは、「若松一本の門松のことではないのか」と疑ってください。1m超えの、大きい門松にもそれは当てはまるのか、確認しましょう。明記されていなければ、役所に電話して聞いてみましょう。

 私が思うに、1m超えの門松を丸のままなら、大型ゴミの範疇になるのは当然です。(1)の項でも説明しましたが、門松は園芸鋏一本でほとんど解体できるのです。解体して、植物と資材を分け、その中の燃えるものだけをコンパクトにまとめて、初めて「可燃ごみに出せる可能性」が出てくると思ってください。燃えないものは、出して良い大きさであれば、不燃ごみに出せます。

(7)自分で燃やす

 自分で燃やせる環境があるなら、燃やして浄化させるのもOKです。燃やす土地を酒と塩で清めてから燃やしましょう。(都会だと、庭で大きいものを焼いて景気よく煙を出していたら通報されるおそれもありますので、ご注意を)

 燃やす場合には、(1)や(6)でも解説しているように、門松を解体して、燃やせるものだけを取って燃やします。

(8)リサイクルする

※信心深い方には勧めません。
※今年の門松を、来年用に取っておけ、ということではありません

 門松は、解体して部品にバラせば、ほとんどが使いまわせるものになります。青竹は、ガーデニングに使えるかもしれませんし、工作物の材料にもなります(世の中には、門松を回収して作ったプランターなどあるのですよ!)。コモや縄も取っておけば役立つことがあるかもしれません。土や砂は、園芸材料になります。竹を立たせていた容器は、「オモシ」みたいなものなのだから、それくらい来年の門松に使いまわしたっていいじゃないかと考えることもできます(自作の場合、いい感じの大きい容器を毎年用意するのは地味に大変です)。

 こういうものは、各自の考え方ですので、エコ的にもリサイクルするほうがいいだろうと考えて実践している方もいるのです。
 しかし、自分は容認派でも、家族の中に許せない派の人がいる場合は、私はやっぱりしないほうがよろしいと思います。



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