◆土の再生利用法【基本編】

花の土の再利用

 鉢やプランターの土を使いまわすためのケア方法を紹介します。

◆鉢やプランターの土を再生しよう

 ガーデニングで言うところの、「良い土」の条件というものがあります。それは、

●有機物を適度に含んでいる
●通気性がよい
●適度な保水性・排水性がある
●適度な酸度がある
●保肥性がよい

↑のようになります。この中の、通気性、保水性、排水性を理想の状態にするためには、土の「団粒構造」というものが重要な鍵を握ります。

 土の「団粒構造」とは、それは、土の粒と粒がくっついて、塊り=大げさに言うと団子状になった状態がたくさんある土の状態のことです。市販の培養土などは、この団粒構造が、あらかじめ理想的な状態に作られています。
 粒が、団子状になっていると、団子と団子の間に隙間ができます。大きな隙間は、水も空気も通し、小さな隙間は、水も空気も保つので、自然と↑の条件のAとBがうまくできるのです。団子なしで、細かい粒がびっちり詰まっていると状態は、植物にとって、良い状態ではありません。

 上に、「市販の培養土では、団粒構造が理想的になっている」と書きましたが、長いこと植物を育てていると、最初は理想的だった状態でも、水やりを重ねることなどで、団粒構造が壊れていってしまいます。なので、プランターや鉢の植え替えをするときには、この構造を立て直す必要があります。このときに、@からDの要素を、すべて立て直してあげましょう。
 ガーデナーさんの中には、「古い土は捨てる」という方もいます。しかし、土といえども限りある資源ですので、手元にあるものをリサイクルするに越したことはありません。
 また、土の再生を実践してみることによって、園芸への理解も深まりますし、それに、一度やってみると、それほど面倒なことでもないものです。
 下に、土の再生を、順を追って解説していきますので、参考になさってください。

◆土の再生は、夏の太陽に手伝ってもらおう!

土の再生
 下記が、再生の手順です。日光消毒しますので、夏の、強い日差しの季節に行うのが効果的です。

  1. 鉢(プランター)の、枯れた植物の地上部を刈り取る
  2. 雨の当たらない日向に置き、土を乾燥させる
  3. ビニールシートなどを敷いて、鉢(プランター)の中の土を開ける(このとき、土を崩して、余計な雑草、植物の根を取り除く。鉢底石がある場合は、取り分けておく)
  4. 土をビニール袋に入れ、天火で1週間ほど干して日光消毒する
  5. 消毒後の土に、団粒構造を促進させるために、有機物を3割ほど加える。有機物は、腐葉土がおすすめ
  6. 新しい培養土を、Dの有機物と同量加える ※使用し始めてから、2年以下の土であれば、省略してもよい
  7. 土の酸度を調整する。珪酸塩白土を、全体の1割ほど加えるのが良い
  8. 植え付け前に、原肥として、緩効性化成肥料を加える
以上が、土の再生の手順となります。

※余計な根や、石を分別するには、ふるいにかけるのが良いです。できれば、園芸用ふるいを一つ確保しましょう。土の再生のためには、5ミリのふるいがベストです。網目の大きさが違うものを付け替えられるタイプのものがあると、用途によって使い分けられて便利です。
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《関連ページ》土の再生利用法【お手軽編】



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