◆草月流展 出品完全マニュアル:その9 〜あげばな(撤去&退出)〜

 ※出品初心者さんのためのガイドです
 ※前頁草月流展 出品完全マニュアル〈その1〉〈その2〉〈その3〉〈その4〉〈その5〉〈その6〉〈その7〉〈その8〉と併せてお読みください。

 このページが最終のマニュアルです。作品の撤去について解説します。(作品撤去のことを「あげばな」といいます)

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◆あげばな開始時間前に、会場に入ろう。

 あげばな開始時間を、出品要綱で確認し、30分くらい前までに、会場に入ることをおすすめします。(出品要綱に記載されている時間より、早まることがあります)会場内であげばな時間待ちすることは禁じられているので、水屋側から会場内に入る扉のあたりでスタンバイしましょう。
 大勢の人数がスタンバイするので、扉が開いてもなかなか進んで行けなかったりしますが、決して人を押したりせずに、じわじわと進んでいってください。

 あげばなのときには、必ず出品者リボンを付けましょう。

◆搬出の方法は、事前に考えておく

 搬入のときは、どうしても車が必要なケースが多いですが、「大掛かりな作品だった割に、搬出はすごく簡単で、車は必要なかった」というケースはよくあります。
 なぜなら、搬入時には折りたためなかったものが、撤去時にはたためるとか、作品構成物を、あらかたゴミに捨ててこられるとか、撤去するときには、色々コンパクトになることがほとんどだからです。(ちなみに私は、かつて手持ち搬出以外の方法は取ったことがありません。いつも電車で帰ります)
 しかし、中には車が無いとどうにもならない場合もあるかと思いますので、自家用車にするのか、赤帽等の運送業者に頼むのか、会場から宅配便で発送するのかを決め、必要なものは事前に手配しましょう。いけこみ時と同様、高島屋の駐車場は使えませんので、駐車場は自己調達です。

◆あげばな時に、会場受付に宅配便コーナーができる

 ↑の項でも軽く触れましたが、会場で荷物を箱詰めし、宅配便で出すことが可能です。受付に、宅配便コーナーが出現しますので、自分でしっかり梱包し、伝票を書いて依頼します。
 サイズと、重量に規定がありますので、事前に確認しておきましょう。(出品要綱に記載されています)

◆あげばな時間には、「終り時間」の記載が無い

 出品要綱を読めば分かりますが、あげばなは、開始時間は書いてあるけれど、終了時間が書いてありません。
 なぜなら、書く必要が無いからです。一度でも草月展に出したことがある方なら分かりますが、撤去のスピードが、なぜか全員おそろしく早く、30分くらいもしたら、ほぼ会場がガラガラになります。
 なので、慣れない人が、モタモタとあげばなしていると、隣近所が全員風のように去っていなくなり「私一人残っちゃった!」と思って、あせりまくります。
 しかし、まあ普通のスピードで撤去すれば、特に注意もされませんので、あせらず、器の梱包などもしっかり行い、帰り道で、人様に迷惑をかけない状態で外に出られるようにしましょう。

◆ゴミは、ゴミ台車に捨ててよし

 いけこみのときと同じく、ゴミ専用の台車が出ます。なるべく、小さく切って捨てましょう。大きな木(ぼく)など、捨てるのがはばかられるものは、持ち帰りましょう。
 ゴミ台車は、可燃ゴミ専用ですので、不燃ゴミも持ち帰りましょう。(ちなみに、オアシスは不燃ごみです)

◆退出は、社員通用口から

 いけこみや、手入れのときと同様に、社員通用口から出ます。
 撤去時には、大抵みんなが同じ時間に降りようとすることになるため、エレベーター前でひじょーーに長く待つ場合もありますが、じっとこらえて待ちましょう。
 高島屋を完全に出るまで、出品者リボンはつけておきます。

◆通用口を出たら、完全に展覧会は終了です

 いけこみを含めて四日間の展覧会が、これですべて終了です。
 電車などの交通機関を使って帰る場合は、ちょうど電車が混みあう時間と重なりますので、荷物が車内の迷惑にならないように、十分注意しましょう。

 しばらくすると、作品写真が送られてきます。作者の気に入る写真が届くことを祈ります。なかには、製作意図と異なった撮り方をされ、がっかりする人もいるのですが、貴重な資料ですので、気に入らなくても取っておいた方が良いと思いますよ。

 年が明けてから、草月の出版部から、「展覧会のいけばな」という、草月展特集の冊子が出ます。出品者全員の作品写真が掲載されますので、興味があれば購入されると良いと思います。(花席のグレードにより、カラーと白黒に分かれています)ただし、値段がちょっと高いんですよね……。3500円くらいします。

どうか、悔いの無い展覧会でありますように。


いけばな書籍&道具
草月流非公式用語辞典


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