◆草月流:理事・顧問試験突破マニュアル【7】

草月流:理事・顧問試験突破マニュアル【1】【2】【3】【4】【5】【6】も併せてお読みください。

※注意※ 現在の実技試験は、「剣山なし」以外のテーマもこともあります。テーマを知る方法は、次ページに解説しています

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◆実技試験は、基本的に「剣山なし」の試験である

 実技試験の内容は、受験要領に必ず書いてあります。しかし、かつて一度の例外もなく「剣山なし」ですので、気の早い人や、「剣山なし」が特に苦手な人は、受験要領が届く前から「剣山なし」の稽古をしておいても無駄にはならないと思います。
※現在では、「剣山なし」以外のテーマの出題もあり得ます。しかし、剣山なしテーマが選ばれる確立はきわめて高いので、このページの記事を残しております

◆受験要領には、花材は発表されていない

 受験要領には、「剣山なし」とだけ書かれており、花材は発表されていません。つまり、花材は、試験当日になるまで分かりません。

◆勝手な思い込みで特定の花材を想定するのは危険!

 ↑にも書いたように、花材は、試験当日まで分かりません。しかし、人によっては、「どうせサンシュユか万作だから、大丈夫よ」なんて言う、受験経験者がいらっしゃいます。貴重な経験者の言葉ですが、これは信じてはいけません。
 実を言えば、数年前までは、「どうせサンシュユか万作」で、あながち間違いではありませんでした。もしかしたら、「あまりにも生けにくいものを題材にさせない」みたいな意思が、本部側にあったのかもしれません。(推測ですけど)
 しかし、現在の試験は、実に無情なまでに難しい花材が出ることも珍しくなくなりました。サンゴミズキとか、雪柳などが、現実に試験で使われています。枝別れのほとんどないもの、折り矯めがきかないものなど、何でも一通り手にとって勉強するべきです。サンシュユのような、生けやすいものばかりで練習していると、本番で手ごわい花材に当たったときに、絶対に後悔します。

◆理事と顧問は、同じ花材を使うとは限らない

 草月流:理事・顧問試験突破マニュアル【5】でも解説していますが、理事試験と顧問試験は別の日が多いので(同日の場合もあります)、先に試験を受けた人に、「何の花材だった?」と聞くことは可能です。しかし、理事・顧問が同じ花材であるとは、どこにも書いていませんので、聞いてみたところであまり意味はありません。まあ、「実質無意味でも、聞いてみるとなんとなく安心するような気がする」という方は、試験を終えた方に聞いてみて、何かの支えになさるのも良いと思います。

◆「剣山なし」なら、なんでも良いわけではない!

 「剣山なし」のテーマで生けよ、という意味は、「剣山なしで、立てなさい」という意味です。よって、枝を全部寝かすとか、葉っぱ一枚が水面に浮いてるなどのスタイルは、作品として優れていても、高い評価は得られないと考えてください。

◆実技の試験勉強は、いつから始める?

 私が見たところ、大抵の方は、「受験要領を入手したらすぐに始める」ようですね。ただし、「一刻も早く試験勉強を始めないと不安」という方は、思い立ったその日に始められるのが良いと思います。
 そして、こういうものは経験値が何かと役に立ちますので、絶対に理事まで取ろうと思っている方は、顧問試験を受けるときに、「いつから勉強を始めたか、その結果、満足のいく勉強ができたかどうか。効率的に勉強するために、反省点は無いか」などを記録しておくと、次回の理事試験のときに、大きな財産となるでしょう。

 私の、個人的な経験を言いますと、顧問試験のときには、やる気満々で10月から剣山なしの稽古を始めましたが、もともとの性格が飽きっぽいので、11月にはうんざりしてしまい、本番前にテンションが下がってしまいました。その経験を受け、理事試験のときは、12月も半ば以降に剣山なしを練習し始め、これはばっちり本番にマックスの状態をぶち当てることができました。しかし、こういう感覚は、個人差がありますので、自分がどういうタイプの人間かを考慮して、勉強の計画を立てられるのが一番良いと思います。誰でもが、「12月半ば開始」でいいとは、私は思いません。
 ちなみに、私は顧問試験・理事試験ともに、実技の「A評価」を取っています。しかし、すごくなんかありませんよ。誰でも取れるんです。私が取ったということは、「真剣にやれば、誰だってAだ」ということです。(私は、いわゆる「うまい人」ではありません。嘘だと思ったら、本部で聞いてごらん)

◆「死ぬほど剣山なしが苦手」だったら、どうすれば良いか?

 今まで私が見たところ、「剣山なしがヘタ」という人は一人もいません。ただし、「剣山なしがキライ」という人は何人もいました。そういう人は、「嫌い→練習しない」に逃げないようにしましょう。
 技術的なことを言うなら、とにかく立てて、そして安定させる技術を磨くことしかないと思います。それには稽古の数をこなすことです。(こればっかりは、裏技はありません!) 素早く立て、安定させるスキルを身につけると、「立てただけ」で時間が終わってしまうこともなく、独自の表現に向かって力を注ぐことができます。

【参考】私が、自分の理事試験のときに、ブログにアップした剣山なしのノウハウがこちらです→余計なノウハウ公開 まったく、受験の数日前に、何を書いてるんでしょうか。

◆ワイヤーの使用はOK

 ワイヤーを、自分で持ち込んで使用することは許可されています。(確か、会場にも、自由に使えるワイヤーの用意があったと思います)この事実で、結構安心する方もおられるかと思います。
 ただし、当然のことですが、ワイヤーを汚く使えば、減点されると考えてください。ワイヤーは、丸見えにならないように気をつけましょう。

◆「大きい=エライ」ではない

 作品は、大きいほうが良いなど、受験要領のどこにも書いてはありません。よって、巨大作品の練習をする必要はありません。

◆花材の量は、どれくらいなのか?

 花材の量は、受験要領には書いていませんので、自分で推測して勉強することになります。
 私は、大体「一般的なお稽古の枝ものの、5倍くらい」を目安にして、練習を行いました。
 実際に、試験に出てくる枝は、結構立派な枝であることが多いので、あまりひょろひょろの枝で練習しない方が良いと思います。

》》草月流:理事・顧問試験突破マニュアル【7.5】では、受験のための「体験講座」について解説しています。
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