◆草月流展 出品完全マニュアル:その6 〜いけこみ(搬入&受付)〜

 ※出品初心者さんのためのガイドです
 ※前頁草月流展 出品完全マニュアル〈その1〉〈その2〉〈その3〉〈その4〉〈その5〉〈その7〉〈その8〉〈その9〉と併せてお読みください。

◆いけこみ日の持ち物

 いけこみに必要な、標準的な持ち物を挙げてみますと、下のようになります。

@鋏
A器
Bタオルとか雑巾
Cバケツ
D水差し
Eビニールシート
Fガムテープ
G出品者リボン
H花材

 ↑は、本当に「標準パターン」でして、作る作品により、必要なものはかなり異なります。(バケツが要らない作品もあれば、ポンプが必要な作品もある)
 バケツや、水差しや、雑巾なんて、会場に用意してあるんじゃないの、と思ったら大間違いです。すべて、個人で用意しましょう。

◆いけこみ日の服装

 動きやすい服装で会場に入りましょう。靴も、かかとの低いものが良いです。例え、自分の作品がそれほど重労働を必要としないとしても、いけこみ会場は大枝や工具がその辺に転がっていますので、裾の長いスカートなどはおすすめできません。
 そして、貴重品を身につけられる類のバッグを持って行きましょう。
 お財布などは、すべて自分で管理します。「草月の人だけなんだから、バッグをその辺に置いといても平気よね」などと、夢にも考えてはいけません。プロの会場荒らしが入って来ることは、あり得ることです。(長年聞かないけど)
 会場は、引越しの最中みたいにワサワサしていますので、男の人が女のバッグを持って立ち去っても、ほぼ誰も気づきません。

◆いけこみ会場は、亜熱帯である!

 草月展は、11月です。季節的には、肌寒くなっている頃です。
 しかし、いけこみの会場は、非常に熱いです。人の密度が高く、しかも全員テンション上がってますから、人の熱気でムンムンしています。
 例年のことなので、経験豊富な暑がりさんは、ちゃんと半そでになれる格好をして来ます。
 私は、むしろ寒がりな人間ですが、毎年Tシャツを捲り上げていけこみします。
 熱気でのぼせやすい方は、体調の管理に気をつけてください。

◆巨大な荷物はどうやって運べば良いか?

 生けこみの荷物が、手持ちで運べないような巨大なものになった場合、会場まで自家用車・赤帽などで輸送しなければなりません。(※会場の都合により、現在は宅配便送付が一時的に可能になっています。詳しくは、出品要綱で確認してください)
 しかし、↓の「交通手段」の項にも書いていますが、高島屋の駐車場を使うことが許されませんので、車を搬入口付近にとめて、そこからは人力で荷物を会場まで運ばねばなりません。手で持てなければ、台車などを使い、一回でそれに乗せることができるように、荷物をあらかじめ工夫しましょう。車を路上にとめっぱなしにして、会場と路上を何回も往復するのは、迷惑になりますのでやめましょう。

◆運送業者にすべてを任せるのはNG

 作品によっては、ただ席におくだけでOKのものがあります。
 しかし、運送屋さんに「こっちを正面にして置いてきてください。よろしく〜」で搬入を済ませてはいけません。
 作者は、会場で受付したり、必要書類を書かなければなりませんので、まったくの部外者に「全部よろしく〜」とはいきません。他のジャンルの展覧会では、わりと普通に「宅配便搬入」がありますが、草月展では、それは無しです。

◆いけこみ当日の、交通手段を決める

 交通手段は、よく考えておかないと、後悔することもあるので、慎重に決めてください。通常は、以下のような方法があります。

@徒歩(ほとんどいませんが)
A電車、バスなどの交通機関
B自家用車
Cタクシー
※赤帽の車に同乗するのは、運送法に違反します


 会場に近く、荷物も手持ちで大丈夫なら、@の方法で余裕出動してください。
 Aの人は、思いのほか多いです。私も、電車で会場入りするパターンが多いです。この場合、最も気をつけるべきなのは、荷物で他人様に迷惑をかけないことです。軽くて、楽に手で持てるものでも、車内で迷惑になると思ったら、公共の交通機関の使用はやめておきましょう。
 Bは、一番便利なように見えますが、実は、高島屋の駐車場が使えません!(以前は使えましたが、禁止になってしまいました。2010年現在の情報です) 駐車場は、自己調達で、なんとかしなければなりません。いけこみ時間の間中、路上駐車したとすれば、多分、警視庁が見逃してくれません。(警視庁は、草月展のスケジュールを知ってます!)例年、草月展いけこみは、高島屋周辺の交通事情が大変なことになるので、近隣からの視線も厳しいです。十分注意してください。
 Cで会場に来る人も結構います。私も経験があります。時間に余裕を持って使用されることをおすすめします。タクシーから荷物を持って降りるときにはモタモタしないように、現場に近づいたら降車準備を始めましょう。

◆会場には、何時に入る?

 私は、例年、受付時間の15〜30分前くらいに入ります。(たまに道路の事情などで、変に早く着いたりしますが)この程度の余裕で、今まで全く問題ありませんでした。「3時間前から並ぶ」みたいな必要はありませんので、ご安心を。

◆会場には、社員用通用口から入るべし

 出品要綱に必ず記載されていますが(毎年、地図付きで出てます)、北口側にある社員通用口が、出品者の入り口です。
 時間帯によっては、この入り口が妙に混みあうことがありますが、じっと待って順番に上がりましょう。花材を抱えてデパートの売り場を突っ切るというのは、絶対にやめましょう。デパートのお客様に迷惑です。

◆出品者リボンは、忘れてはならない!

 出品者リボンは、入館証だと思って、必ず持って行きましょう。もしも、生けこみ日の前に紛失するようなことがあったら、草月会本部に連絡しましょう。
 私は、入り口でもたもたしたくないので、家から出るときに、上着の内側あたりにリボンを付けてしまうことにしています。

》》草月流展 出品完全マニュアル〈その7〉に続く!
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