◆草月展指定花屋を使いこなす その2

前の記事とあわせてお読みください

 この記事は、草月展初心者で、ハナモ&花判の注文も未体験、という方を対象とした記事です。ハナモ・花判のスタッフさんとツーカーの大ベテランの方には不要の記事ですので、飛ばしてください。
 草月展・ハナモ・花判のいずれもよく知らない方は、どうぞ参考になさってください。

※草月展とは、秋の草月流展(日本橋高島屋にて開催)のことを指します

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◆ハナモと花判は、どっちがいいのか?

 私からすると、どちらの店も、立派な花屋さんで、特に片方をすすめる理由はあまりありません。(値段は、ハナモの方がチョイ高と感じます←私基準です)
 私の先輩・知人の皆さんは、いい感じにハナモ派と花判派に分かれています。私の場合、厳密に言うと、花判派の知人の方が多いです。しかし、これは私の通う教室の先生が花判をよく使うので、私の仲間や姉弟子たちが、先生にならって花判に行くことが多い、というだけのことです。
 ちなみに、私はハナモ使用は一度も無く、花判は二回使っています(草月展以外で1回使っています)が、これも先生の影響で、自分のこだわりではありません。

 私は、長い間草月展を見てきましたが、どっちの花屋を使うのかは、習慣か、好みのように思えます。
 よく知る先輩たちが使っている花屋を、なんとなく自分も使い、その習慣を継承する、という人は多いです。
 また、ハナモを使っている人と花判を使っている人をよく見ていて、自分なりに聞き取り調査し、「なんとなく、私はこちらの花屋が好みなのではないか」と思ったところに接触していく、という人も多いです。
 好みを求めて行く人の中には、「好みかも」と思って行った店があまり気に入らず、次の年には別の方の店に行くということもあります。

 何年も使ってきた店を、ある年から変える人も結構います。そういう人に聞いてみると、やはり何らかの不満(品物・値段・サービスetc)があって移る人が多いです。しかしたまに、「なんとなく」とか、「○○さんが、あっちの方が良いって言ってたから」などという軽い理由もあります。
 そんな風に、気軽に店を移っても、全然かまわないのです。ただし、人によっては、「毎年使ってきた店を移るのは気まずい」ということもあるようです。

 私は、もしもまた指定花屋を使うことがあれば、花判を使うと思います。
 私の場合、花判のスタッフさんの方が知った人がいますし、ハナモに行って、また一から「草月流のseiと申しまして、草月展の花材をお願いいたしたく〜」という口上を言うのがめんどくさいので、新たな開拓をしたくありません。
 でも、たとえば、「誰かの大作を手伝い、その現場にハナモのスタッフが来ていて、今度お願いしてもいい?みたいな話にノリでなっちゃった」というようなことがあれば、意外にかる〜くハナモ派に転じることもあり得ます。

◆指定花屋は、どうやって決める?

 上の項にも書いたように、「習慣」と「好み」で決めてかまわないと思います。「しがらみ」があるなら、しがらみで決めてもいいでしょう。
 私のように、「自分の先生が使っているほうの店」という選び方は、わりと素直な選び方です。

 本当に選びようが無いなら、直感でもいいと思います。また、実店舗を偵察できる人は、一度店のかまえを見てから、何となく好きな方を選んでもいいです。

 もしも、「まだ使わないけど、いずれはハナモか花判を使おう」と思っているなら、今のうちから、「すごい」と思う花材を使っている人に会ったときなど、「花屋はどこを使っていますか?」と聞いてみて、「ハナモ」「花判」のどちらが多く出てくるかなどのリサーチをしておくのも「判断基準」になって良いでしょう。

◆指定花屋を決めたら、ファーストコンタクトはいつ?

 まずは、作品の構想をある程度固めないと、指定花屋に電話もできません。最低限、
「どんな感じの作品か」
「どんな感じの花材か」
くらいは決めましょう。

 注文慣れしていない人なら、あまりにも漠然とした気持ちで花屋に行かない方がいいです。(ベテランになってくると、花屋にある花材を見たり、職人さんと会話することで、作品の構想が出来上がっていくようなこともありますが)
 初めてのお客が来て、よく分からないことを言い出すと、「こいつ、とんでもなく無知な素人では?」などと思われかねません。舐められて得をすることはほぼありませんので、ぜひとも「ちゃんとした先生」の態で行ってください。
 「ちゃんとした態」を作って、初回の注文だったら、本番の一ヶ月前くらいには行きたいところです。特殊な花ではなくても、それくらいの余裕を持って行ってください。
 花の注文というものは、ありきたりの花であれば、本当は一週間前くらいでもできるのですが、大型の展覧会の場合は、一週間前ではギリギリすぎて危険です。

 実際に、指定花屋に行ったら、「こういうお花だったら、いつぐらいに注文すればいいものなんですか?」などの質問をしてみると、次回以降の参考になり、次の年には、もっと要領が分かった人に成長できます。

》》次の記事に続きます


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