◆花屋さんの“おまけ”考

花屋さんのオマケ

 花屋さんというのは、けっこう色々な「おまけ」をくれます。
 もっとも一般的なのは、切花延命剤でしょう。大抵、化粧品のサンプルみたいな小袋で、液体か粉末のものです。何を買っても必ずつけてくれる場合もありますし、2000円以上とか、3000円以上など、値段による場合もあります。
 この延命剤を、せっかくもらったのに、面倒くさがって使わずに捨てちゃう人がいますが、花屋さんが業務使用しているものと、まったく同じものなので、使わなきゃ損だと私は思います。結構役に立つんですよ。
 延命剤のほかに、私が今まで花屋として差し上げたことのある「おまけ」を挙げてみると、

展覧会チケット、ミニクリスマスツリー、姫りんご、ドライフラワー

こんな感じです。どれも、結構喜ばれました。
 大体、花屋さんから「おまけ」が多くでるのは、大きなイベントがある時期です。母の日、クリスマス、正月花などの時期に、通常よりサービスに力を入れてくる傾向があります。
 また、「おまけ」を人より多くもらう方法というのが、一つだけあって、それは「上得意」になることです。
 いつも買っていただいている○○様に、一見さんよりもサービスしたいのは、商人の人情です。ほかの人にはあげないものを、こっそり差し上げたりもするんですよ。
 「おまけ」の別パターンとして、商品でないものをつけるのでなく、商品そのものを多く入れて差し上げる、という方式もあります。
 これは、非常にその場のノリに左右される「おまけ」でして、典型的なのは「ま〜、店長。素敵な花ねえ。良い色よねえ。この色、なかなか置いてないのよね〜。来てよかったわ」などと褒めちぎると、「よ〜し、もう一本おまけしましょう」となるようなケースです。
 花職人なんて、単純な奴らなのです。ビシッとツボを押さえた誉め言葉をもらうと、いい気になってもう一本つけちゃうんですねえ。この技、非常に使えます! ただし、誉め言葉がズレてると、「へっ」と思われ成功しません。



Copyright(C)2004.09.15-. 花の情報局.All Rights Reserved.