フラワーアレンジメント関係の資格のご紹介です。
日本フラワーデザイナー協会(NFD)の認定する資格です。花業界では、最もポピュラーな資格でしょう。NFDは、フラワーアレンジメント業界では唯一の、文科省の認可を受けた団体です。
フラワーデザイナーは、3級・2級・1級の三段階があり、各級とも学科と実技の試験があります。1級取得者は、更にNFD講師の資格を取る道も開かれます。
この資格は、NFDの公認スクールを主催したり、講師を務めるときには必要になりますが、フリーの花デザイナーや、ディスプレイ花屋で働くような場合には、特に必須のものではありません。
たまに、「1級さえ取ればどこの花屋さんでも喜んで採用してくれる、どんな花の現場でも即戦力になれる」という意識を持った方もいるみたいですが、花の商売の現場に入れば、「そんなわけあるかっ」という現実に直面するでしょう。なので、この資格さえ取れば万々歳、と思うのは間違いです。
しかし、基礎力があることと、努力したことの証にはなりますので、取得することは無駄ではありません。
◎正式なフラワーデザイナーの資格を得るには、3級試験に合格後、NFDの正会員に入会することで、初めて「3級フラワーデザイナー」の登録となります。入会金は10,000円、年会費は15,000円です
実技試験に使用する道具、資材などは、基本的に自前で用意して持ち込みます。
花バケツ、周りを汚さないためのシート、ブーケスタンド、ゴミ袋など、すべて自分で持っていくので、結構な大荷物になります。また、現場についてから「フロリストナイフ忘れた!」などの失敗は致命的ですので、注意が必要です。
NFDの規定単位を取った者のみ、受験資格がありますので、NFD公認スクールに所属する必要があります。よって、独学では無理です。
公認スクールは、スクールによって出せる級が異なるので、自分の取りたい級を出してもらえるところかどうか、必ず確認しましょう。(注 2級までしか出せないスクール、3級までしか出せないスクールがある、ということです)
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