◆一度離れた花の勉強を再開するときには……

 花のレッスンを何らかの理由でやめてしまっても、何年かたった後に、
「また始めようかな」
と思うこともあると思います。そんなときに役立つ情報をいくつか紹介しようと思います。

◇元の教室にすんなり戻れるもの?

 事情があって教室をやめた、でも数年後に、状況が変わってまた花を習えるようになった。前に通っていた教室に戻りたいけど大丈夫かしら……と悩んでいるなら、悩む必要いっさい無しです。戻って大丈夫に決まってます! 花から離れて、また戻ってきたときに、
「やっぱり、この教室に戻りたい」
と言われたら、嬉しくない先生はいないです。大歓迎されるはずだと思います。
 「転勤などで仕方なくやめた」などの理由はもちろんのこと、「ほかの趣味に心変わりした」という理由で去った人が戻ってきた場合でも、迎える側は嬉しいものです。

 もしも、戻ってくる人を歓迎しないとすれば、やめたときに何かがあったような場合でしょうね。妙なゴタゴタがあって音信不通になり、その後何年かたって戻って来たいとか言われても、それは私でも「うわあ、あの人か」と思いますね。要注意人物再び現る、ということですから、先生の側は警戒します。でも、そんな人はめったにいないでしょう。
 普通にやめた人がまた帰ってきてくれたら、先生としては嬉しいだけです。

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◇復帰するのに恐縮する必要なし!

 上にも書いたように、生徒さんに戻ってきたもらえた先生は、普通なら嬉しいものなのです。
 なので、余計な恐縮ワードは不要です。

「本当に先生には申し訳なくて」
「勝手にやめたり戻ったり……失礼だと思ったんですけど」
「本当なら、先生に合わせる顔も無いんですけど」
とかとか。
 要りません! 言われた側は、なんと返していいのか分かりません。

 教室をやめるたり休んだりするのは、申し訳ないことではありません。もちろん、やめて欲しくないし、出席もして欲しいけど(当たり前のことです)、だからといって、やめたり休んだりすることを、無礼なこと・おかしなこととは思いません。
 たしかに、「無礼なやめ方・休み方」「オカシイやめ方・休み方」はあります。なんだあいつ、っていう人は現実に存在します。でも、普通にやめた人、普通に休んでいる人に、悪感情を持つ先生はいません。いたとしたら、先生の側がオカシイやつです。

 戻ってきていただく側としては、ふつーーーに戻ってきてほしいです。しばらく行かなかったお店に、また行き始める感覚で結構!
 恐縮ワードも、手土産も要りません。
 手土産が要るとしたら、それがあったほうが、あなたがやりやすい場合だけでいいです。

◇復帰の気持ちをメールで伝えるのはアリ?

 私の個人的な感覚では、メールで伝えていただいて全然かまいません。メールの方がありがたいくらいです。

 でも、一般的にはどうかと考えると……年配の先生にはキケンかもしれません。中でも、「自宅稽古している年配の先生」が一番危険度が高いかもしれません。
 今なら、30代40代の先生なら、メールで大丈夫だと思います。50代でも、大丈夫な先生の方が多いのではないでしょうか。

 もしも、この先生にはメールNGだなと思ったら、電話か、手紙で気持ちを伝えればいいと思います。

◇レッスン料が、出せないほど値上がりしてたら

 復帰の希望を伝え、レッスン料を確認したら、想定外の高い金額になっていた……ありえないことではありません。
 もしも、本当に「その金額は出せない」と思うなら、
「やっぱり行きません」
と言うほか無いと思います。

 こっちから「また入れて」と近づいていったのに、金額を聞いて引き下がるのって、気まずいですよね。分かります、分かりますよ。
 でも、それが正当な決断なら、それしか無いでしょう。
 習い事は、義務でもなんでもありません。かける時間・労力・金額が、自分にふさわしくないのであれば、「行かない」という決断は妥当です。

 気まずいのは分かりますが、そんなに深く考えることはありません。
 先生の側からすると、「復帰しそうだった生徒さんが、やっぱり復帰しなかった」ことは残念だし、「うちの月謝、高いのかしら」とか考えることもあるかと思いますが、クールにドライに「しょーがないじゃん」と思うのが普通です。間違っても、「あの人、結局復帰しないなんてどういうこと。冷やかしか!」と思ったりはしません。
 事情はそれぞれにあるものです。あなたはあなたの事情を守り、先生は先生の事情を守ればいいだけです。

◇レッスンを再開したら、資格取得も再開できる?

 たとえば、5級〜1級まであるような資格が取れる花の教室で、3級までとって、その後教室をやめてしまっていたとしましょう。
 数年後に、教室に復帰したとして、速やかに2級取得に向かって行けるかと言うと……かなりケースバイケースになると思います。

 技術レベルを、休んでいる間もキープしていたとすると、これは速やかに2級に向かえると思います。でも、レッスンを休んでいた間に技術のほとんどが抜け落ちて、初心者同然になっていたら、まずは元のレベルにまで戻すのに時間がかかるでしょう。

 ただし、「腕が初心者に戻っているのだから、級も5級から取り直しだ」という、無慈悲な考え方のスクールは無いと思います。少なくとも、私はそういう例を知りません。

 ある程度上の資格を持っていた人だと、教室の大元の組織(いけばな○○流とか、○○フラワースクールとか)にも会員としての所属を持っていることが多いかと思います。そのような所属も、レッスンお休み中に途切れさせていたら、必要に応じて「復活」の手続きをすると良いでしょう。
 たとえば、私は草月流いけばなの、「草月指導者連盟」というところに会員登録をしていますが、その登録を途切れさせて、また復活しようと思うなら、連盟本部に電話し、
「今年から連盟に入ります。年会費いくらですか」
と聞くことになります。

 教室の先生としては、生徒が資格を取ることに意欲的なのは嬉しいことです。ブランクがあろうがあるまいが、
「上の資格を取りたい」
といわれれば大喜びです。資格が取りたい意向があるなら、ストレートにそれを伝えましょう。


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