ポプリのレシピ……私はこうしています

自作ポプリを作る場合、レシピをどうするかというのは、大きな問題です。
ポプリ作りの本や、「ポプリ レシピ」でweb検索すれば、レシピ集のようなものは簡単に見られると思いますが、私はそのようなレシピに忠実に作ったことは一度もありません。理由は、本気で忠実に作ろうとすると、なかなか全部の材料がそろわないからです。
なので、私はかなりおおらかに、「自分なりの適当レシピ」で作ります。

そういうレシピで、失敗することもあるのですが、再起不能なほど失敗したことはまだありません。失敗しないコツは、香りの強いもの(特に、ハーブ・スパイス類)は控えめすぎるかな?と思うほど控えめにすることです。香りにパンチが足りなければ、後から何か足して修正できるので、「石橋を叩いてわたる」方が絶対に得です。

ポプリが再起不能になると、せっかく乾かして、一つ一つの材料を集めた時間が、全部パーになってしまいます。冒険せずに、「負けない」と分かっているときにだけ勝負をしましょう。

以下で、私がレシピをどうやって決めているのか紹介します。私が調合するレシピは、大体下記の5つのパターンのどれかです。

◆パターン1……本で見たレシピを、大体なカンジで真似する

上にも書いたように、本に書いてあるとおりに材料をそろえようとすると、必ず一つや二つは何か買い足す羽目になり、しかも、「どうやってもそろわない」というものもあったりします。

レシピに忠実になろうとするから「これを買わなきゃ」「あれはどこで入手できるの?」ということになるわけで、一つ二つ足りなくたってOKと思えば、悩むことは何もありません。

レシピの中の、はずしようの無い主用材料以外のものが足りなくても、無視して足りないまま作ってしまいます。足りないものが主用材料だったら、作るのをあきらめます。
出来上がりの香りにアクセントが足りないようなことがあったら、別の材料を後から足して調整します。

◆パターン2……「基本的な配合」と言われているものに、大体なカンジで乗っかってみる

ポプリ界で、まず間違いない「基本的な配合」と言われている材料の組み合わせ方というものがあります。
それは、

  • 主材料……1・5カップ
  • 副材料……0・5カップ
  • 保留剤……大匙0.5杯
  • オイル……1~2滴

というもので、言ってみれば、「限りなくベタな材料の配合」です。
私はこれをかなり大雑把に参考にし、あまり厳密に量にこだわることは無く、1・5カップのところを2カップくらいで作ったり、副材料を「0・5カップには足りないけど、とにかく手元にあるだけ」で作ったりしてしまいます。

この配合で、一つだけ例を出してみますと、たとえば、

  • (主材料)乾いたバラとフリージアの花弁……あわせて1・5カップくらい
  • (副材料)乾いたオレンジの皮とミントの葉……あわせて0・5カップくらい
  • (保留剤)乳香……大匙0.5杯くらい
  • ローズオイル……1~2滴 ※オイルと保留剤は、どちらか一方でもいい

↑こんな感じで混ぜておけば、まあ間違いは無いです。これは、今適当に考えた組み合わせですが、良い香りに決まっている主材料と、何にでも合いやすい副材料と、主材料(バラ)に合うと言われている保留剤と、主材料であるバラのオイルを混ぜているので、失敗するとは思えません。

初めてオリジナルなレシピで作りたいと思っている人は、この配合から始めてみるといです。

◆パターン3……材料を組み合わせない

あれとこれを組み合わせようとするから、「どう組んだら良いのか」と迷うことになります。だったら、迷わず単独の材料で作って何が悪いのでしょうか。

独力でポプリになりうる素材は、バラ・ラベンダー・ゆり・ジャスミンなど、色々あります。バラに、ほんの一滴のローズオイルで作ったポプリなど、シンプルで良いと思います。さらに言うなら、オイル無しでバラの花弁のみでも、立派なポプリと言えます。

◆パターン4……そのときに家にある材料を適当に混ぜる

これでも、ポプリはできることはできます。これで失敗しないコツは、良香のメイン材料を一つか二つに絞り、その他は「色見せ」にすることです。

たとえば、失敗するリスクの激低い「バラとラベンダーの二種類」をメイン材料にし、ほかはほぼ無香のものを数種類混ぜます。そこに、バラともラベンダーとも相性の良いかんきつ類とミントでも加え、ローズオイルかベルガモットオイルを足らしたら、まあ大体なんとかなり、間違っても再起不能にはなりません。このときに、かんきつ類やミントを少なめにすると、よりリスクは低くなります。

◆パターン5……かつて作った「成功例」を、ほんの少しアレンジする

かつて作って、「これなら成功する」と分かっているものを、ほんのちょっと変えてみます。足し算するのも、引き算するのも、「ほんのちょっと」が安全です。特に、香りの強いものを足すなら、「マジでほんのちょっと」が良いです。このやり方なら、「アレンジしないほうが良かったかな」と思うことはあっても、大失敗にはならないです。

上記5パターンの私のやり方は、かなり弱腰というか、恐々やってる感じで、「それでは面白くない」と感じる人もいると思います。
一発、大発明みたいなすばらしいレシピを開発したいなら、私のような方法を手本にしていてはできないと思います。自力で、優れたレシピ創作の道を切り開いてください!