いい加減ポプリの作り方(邪道な方法なのでおすすめはしません)

※私がたまに行ってしまういい加減ポプリの作り方です。あまりにもいい加減なので、どなたにもおすすめはしません

その1 作成済みのポプリに、素材をどんどん足してしまう

すでに出来上がっているポプリに、後から花やハーブを足してしまいます。場合によっては、元のポプリの個性が変わってしまうほどの香りや彩を加えてしまいます。
その際に、「再熟成」などという丁寧なことはせずに、混ぜてそのまま放りっぱなしにします。

この方法で、リカバリできないほどに失敗してしまうと、元になったポプリごと全滅することになりますが、幸い私はまだ「全滅」の経験はありません。しかし、香りがハッキリしないポプリになってしまって、結局オイルの力で全体を立て直した、ということならあります。(最悪全滅でもいいや、と思って実践しています)

その2 作成済みのポプリに、市販のポプリやサシェを混ぜてしまう

すでに出来上がっているポプリに、市販のポプリ(自分で買わなくても、ポプリ好きを公言していると人からプレゼントされたりします)を混ぜてしまいます。私は、香りよりも色が合うものを混ぜてしまうことが多いです。

市販のポプリは、オイルがきつめなので、自作したナチュラルな香りのポプリは、市販品に完全に征服されてしまうことも少なくありません。結果、「市販品ポプリの嵩増し」みたいなことにもなりますが、それも想定内ならがっかりすることもありません。

↓市販のサシェというのは、こういうもので(形は色々なのものがあります)

ポプリ 作り方

私は、このタイプのサシェの中身を出してしまって、ポプリに加えることがあります。

私は、子供の頃からサシェとか匂い袋を開けて見てしまうのが好きで、中身のパターンは大体分かっています。大抵、綿に香りをしみ込ませてあるか、匂いがするおが屑みたいなものか、砂みたいなものが入っているか、どちらかです。「おが屑みたいなもの」と「砂みたいなもの」は、それ自体に香りがあるものを砕いたのか、砕いたものに香りをしみ込ませてあるだけなのか、観察してもあまり分かりません。

ちなみに、上の画像のサシェの中身は、こういうものだったわけですが……

これを一さじ程度、出来ているポプリに加えてしまいます(場合によっては、2~3さじくらい加えます)。
これも、既製品のポプリと同様、香りが強いので、自作のナチュラルなポプリは負けてしまうことが多く、しかもサシェの類は、室内芳香剤的な印象の香りのことが多いので、あまり大量には加えないようにしています。
今まで、サシェの中身を加えて、ポプリが全滅したことは無いのですが、運が良かっただけのことのような気がします……。普通は、やらない方がいいと思います。(私がこういうことをやってしまうのは、主に好奇心によるものです)

その3 熟成させず、素材をバラバラに足していく

これは、本当に適当な作り方のポプリです。
この方法は、レシピも何も関係なく、自分が入手した花を、その都度乾かし、乾くたびに、一つの容器にどんどん入れて行き、熟成もさせずに「成り行き」でポプリの態にしていくというものです。

たとえば、バラをたくさん乾かしたとします。(バラは、香りのベースになりますし、見た目も良いので、「熟成させずに作る作戦」に適しています)
そのバラを、一つの容器に入れまして、次に花を足すまでは、バラ単品の香りと見た目を楽しみます。

そうしているうちに、たとえば庭からラベンダーを収穫したとします。そのラベンダーを乾かし、すでにバラが入っている容器に足して混ぜます。
このまま、特にオイルも加えず、暗所で熟成もさせず、「バラの乾いたもの」と「ラベンダーの乾いたもの」の混合物のまま、色や香りを楽しみます。香りは、徐々に馴染んでいきますが、「何かがどうしようもなく変だ」と思ったら、そのときには最後の手段としてオイルの力を借ります。

そのうちに、また別の花が家にやってきたら、その花を乾かして加えます。シャクヤクでもいいし、フリージアでもいいし、「この素材は、絶対にダメだ」と思わない限りは、どんどん新しい花を足していきます。
この方法だと、確かに深みのある香りにはならないことが多いですし、香りのバランスがおかしいものになることもあります。
しかし、素材集めを深く考えずに行え(レシピを参考にして花を乾かそうとすると、結構タイヘンなので)、ポプリというよりも、「香りの残るドライフラワー」を楽しんでいるような素朴さがあって、気軽に始めることができます。また、容器の中に花が増えていく面白さがあります。たまに、真面目に熟成させたポプリにも劣らない良い香りになることもあり、香りのバランスがどうなるのか心配するのさえも、ギャンブルだと思えば楽しいです。

リスクのある作り方です!

以上の方法は、絶対に失敗したくない人や、きちんとした手順を踏み、熟成させなければポプリじゃないと考える人には怒られるようなやり方です。私も、家のポプリすべてを、上記のような方法で作っているわけではありません。
まあ、こういうことをやっている人もいる、という程度の情報とお思いくださいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です