◆花束・フラワーアレンジメントを上手に注文しよう

花束・アレンジの頼み方

 花束や、フラワーアレンジメントを、花屋さんの店頭で注文するとき、何て言って注文すればいいのか分からないことってありませんか? また、一生懸命「こういうのをお願いします」と言ったのに、出来上がったものが自分のイメージと違ってしまい、「うまく伝えられなかった……」と思ったこと、ありませんか?

 大切なシーンに使う贈り花であればあるほど、うまくいかなかった注文は、後悔になって後まで残るものです。
 ここでは、がっかりしない花束やフラワーアレンジメントの注文の方法を紹介しますので、参考になさってください。

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(1)まず、花束とフラワーアレンジメントの違いを理解しましょう

 花束とフラワーアレンジメントの違いが定かでない方は、まずこちらのページ→花束とフラワーアレンジメントはどっちが得かを見ていただいて、予備知識を仕入れてください。

(2)花束にするか、フラワーアレンジメントにするか決めないで注文に入ってもかまわない

 花屋さんに、「どっちがいいかしら」と相談してくれてかまいません。また、花屋さんの店頭のディスプレイを見てから決めるのも、良い方法です。「花束は私の好みだけど、アレンジはどうも違うわ」と感じることは、珍しいことではありません。(店によっては、花束製作担当と、アレンジ製作担当が別人のこともあります)

 注文するときに「えっと、えっと……」と上ずってしまう方が稀にいますが(特に男性)、落ち着いて、店頭をジロジロ見ましょう。じっくり吟味しようとするお客さんを、花屋さんは大切にするものです。

(3)何に使う花なのか、できるだけ詳しい情報を伝える

 花の注文を受けるとき、花屋さんは大抵、

「何にお使いですか?」
「お花の指定はありますか?」

など、色々質問してきます。注文に慣れない人や、面倒くさがりの人は、これがストレスになるらしいのですが、商品を作るという行為は、使用者の情報があればあるほど良い結果を出せます。できる限り詳しい情報を花屋さんに提供してあげる方が、結局良い買い物ができるわけです。自分はこういう商品を求めています、というアピールを行いましょう。

(4)具体的には、どんな情報が役に立つのか?

 花屋さんにとって、役立つ情報は、以下のようなものです。

●使用目的は何か?(お祝い? お悔やみ? お見舞い? お土産? お礼?)
 使用目的の説明は、詳しい方が良いです。例えば、お祝いなら、何のお祝いなのか? お引越し祝い・結婚祝い・退院祝い・誕生祝い・出演(舞台などの)祝い、開店祝いなど、なるべく具体的な情報を申告しましょう。

●贈り先はどんな相手?
 まず、相手が個人でなかったら、先に申告しましょう。「個人でない」というのは、法人とか、「○○会の皆さん」とか、割りによくあります。(たまに、「ペット宛て」というのもあります)
 そして、個人でも、そうでなくても、相手の情報をさらに聞かせてください。
 女性なのか、男性なのか、年はいくつくらいなのか。
 派手好きなのか、地味好きなのか。どんな印象の人なのか。

●渡す場所はどこか?
 これも、具体的に教えてください。先方のお宅に持参するのか、式典の途中で花束贈呈するのか、演奏会の楽屋に届けるのか、ホテルの一室に届けるのか、などです。
 舞台や、演奏会であれば、ジャンルや演目が分かるともっと良いです。シャンソンの会と津軽三味線の会では、花のチョイスも異なりますから。

●使いたい花はあるのか?
 使いたい花があったら、率直に申告しましょう。もしも、店頭に目当ての花が無かったとしても、言ってみた方がいいです。店の奥にストックがあるかもしれませんから。
 また、その花が無くても「そういうイメージの花」を花屋さんがチョイスできますので、大いに参考になります。

●使いたい色はあるのか?
 これも、お望みの色があれば、直球で申告しましょう。できれば、ただ「ピンク」でなく、「かわいい感じのピンク」のように言ってもらえると、花屋さんのイメージが膨らみます。

●「こんな感じ」という指定は?
 具体的な色や、花材が申告できなくても、「こんな感じがいいな」というイメージは、ほとんどの人が持っているものです。
「優しい感じ」「元気な感じ」「落ち着いた感じ」「ゴージャスな感じ」など、一番初めに心に浮かんだ「感じ」を言ってみましょう。

 上記の項目の、全部を申告する必要はありません。(花屋さん的には、全部聞けると嬉しいですが)ご自分が欲しい商品の注文の、重要なポイントになるな、と思うところを重点的に伝えてください。

(5)申告するのは、「負の情報」でもかまわない

 花屋さんに申告する情報は、「こういうのがいい」というものでなくてもかまいません。「これだけはイヤ」という情報でも良いのです。むしろ「イヤ」の情報は重要です。
 花の注文というのは、「好きをちょっと外れた花」よりも、「少しでも〈イヤ〉にかぶっ花」の方が、お客さんに嫌われるのです。

(6)花のイメージが、全く無いときは?

 「どんなのが良いかと言われても、本当に何も言えない」方は、お店の展示商品の花束やアレンジを手がかりにしてみましょう。
 実際の商品を指さして、「こんなに仰々しくなくていいです」とか、「もっと淡い色がいい」とか、感じたことを、そのまま言ってみましょう。

(7)参考:花屋さんの思考はこうなっている

 来店されたお客さんが、「指定したいことはありません。完全におまかせでいいです」と言った場合、花屋さんが採る選択肢は、下記のものが多いです。

@その時の、流行のスタイルにする
A注文主の、全体の雰囲気や、服の色からイメージを膨らませる


 ちょっと、美容師さんの思考に似ているかもしれません。
 @なら、とりあえず「外さない」可能性が高く、最新型のアピールにもなるので、よく使われるパターンです。
 Aは、要するに、来店者が優しい雰囲気の方なら優しい花を、ケバい雰囲気の方ならケバめの花をお作りするということです。ネバい人のお友達はケバいだろう、ということではなく(そういうことも多々ありますが)、贈り主その人の「らしい花」を作ろう、という作戦です。

(8)行きつけの花屋さんを作ろう

 もしも、一度使って気に入った花屋さんがあったら、ぜひ次回もそこに行って注文してみましょう。これも美容室に似ているのですが、「自分に合う店」というのは、やはりあります。
 何度も通えば、こちらが何も言わなくても、好みの花を作ってくれるような関係も築けます。

(9)ものすごく大事なプレゼントの場合は、「ものすごく大事だ!」とアピールしよう

 人生に数回しかないような、「決め」の花を注文する場合は、それが、とても大事な花だとアピールしましょう。「男の勝負花束」発注マニュアルでも解説しているのですが、花屋さんも人間ですので、「大切な仕事を任された」と感じると、腕が冴えて実力以上の結果を出す場合があります。
 つまり、「どんなに大事か」ということを、うまく伝えられるお客さんの方が得をするのです。このアピールを上手く行うのが、最強の発注術かもしれません。


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