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結婚式二次会のブーケについて

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか、前置きをお読みください。

結婚式の二次会には、ブーケはいるのか、いらないのか?という疑問を持つ人がいます。
そんなに難しく考えることはなく、二次会ブーケに決まりも何も無いので、持っても持たなくてもどちらでもいいです。
しかし、どちらがいいのかじっくり考えたい人もいると思うので、ブーケは「いる」と「いらない」のどちらが自分には良いのか、考えるヒントになりそうなことを挙げてみます。

 

目次 結婚式二次会のブーケについて

  1. ブーケいらない派でも、全然問題なし
  2. 二次会でブーケを持つメリットは?
  3. ブーケを持つチャンスが二次会しか無いなら……
  4. 本格的ウエディングブーケを、二次会専用に頼む人は少ない
  5. 二次会なら、「ブーケタイプの花束」でもいい
  6. 花嫁がブーケを持っている時間は、意外に短い
  7. 二次会こそ、アマチュアブーケの出番
  8. いるもいらないも、最終的には花嫁の意思です
  9. 直前になって、「やっぱり二次会もブーケが欲しい!」と思ったら

ブーケいらない派でも、全然問題なし

上にも書いたように、二次会で花嫁がブーケを持っていなくても、何もおかしくはありませんし、ゲストに失礼になることもありません。
二次会に、ブーケ無しの花嫁が登場しても、
「なんでブーケ無いの? おかしい」
と思う人はいないものです。

二次会でブーケを持つ花嫁と持たない花嫁の割合は、管理人の体感で言いますと、半々くらいではないかと感じます。なんとなく、「最近、減ってきたかもしれない」とも感じます。20年くらい前は、何らかの形で、二次会もブーケを持って登場する花嫁が多かったように思います。

ということは、むしろ持たないほうが現代的、とも言えます。なので、「無いとおかしいかしら?」と悩むことは不要です。
逆に、二次会で大げさなブーケを持ったらおかしいだろうか?と悩むのも不要です。どんなブーケだろうが、花嫁が持ちたければ持つし、持ちたくなければいらないのです。

 

二次会でブーケを持つメリットは?

上の項に、「二次会のブーケは無くてもいい」とは書きましたが、「無いほうが良い」と言っているわけではありません。ブーケを持つメリットは、もちろんあります。

ブーケを持つと、やはり圧倒的に花嫁らしくなります。二次会でも何枚も写真を撮るでしょうから、「ちゃんとした花嫁仕様」で写真に収まることができます。ブーケというものは、絵的に大きなポイントになりますので、花嫁の全身像として、これがあると引き締まります。
また、美しいブーケがあると、単純に場が華やかになります。雰囲気作りのアイテムとしては、かなり大きな力があります。この力が、もっとも発揮されるのが、「写真撮影時」と「新郎新婦入場時」です。
「写真」と「入場」をばっちりと決めたい、正式で様になる演出をしたいと思うなら、ブーケを持つことを考えてもいいでしょう。

 

ブーケを持つチャンスが二次会しか無いなら……

式・披露宴ともに和装でブーケ無し、洋装へのお色直しはせず、二次会で洋装を着る……というようなケースでは、ブーケを持とうと思ったら二次会が一番大きい機会になります。(昨今は、和装でもブーケを持つようになってきていますので、必ずしも和装=ブーケなしではありませんが)

披露宴でも持っていないのに、わざわざ二次会で持たなくてもかまわない、という考えの花嫁なら、ブーケは用意しなくて良いですが、
「ブーケをぜひ持ちたい」
と思っている花嫁なら、二次会のみでもウエディングブーケを発注したらいいです。
重ねて言いますが、ブーケは持ちたい場面で持てばよく、「持つべきor持たざるべき」を押し付けられるものではないと考えてください。

 

本格的ウエディングブーケを、二次会専用に頼む人は少ない

二次会でブーケを持つ花嫁の中で、二次会専用のブーケ、それも万単位の金額の、本格的ウエディングブーケを、二次会のためだけにわざわざ作る人は珍しいです。
単純にお金が余計にかかりますし、手配する手間がもう1つ増えることになります。

では、二次会で皆が持っているブーケは何のブーケなのかと言えば、一番多いのは、式・披露宴で持ったブーケを二次会でも持つ、という使い方です。
色ブーケだと、ニ次会で着る服と色が合わないとおかしいので、色あわせをあらかじめ考えておきましょう。ホワイトのブーケなら、余程のことが無い限り、カラードレスで持っても大丈夫です。

 

二次会なら、「ブーケタイプの花束」でもいい

上の項にも書いたように、本格的ウエディングブーケを、二次会のためだけにもう1個作ろうという人は稀です。そんなにお金もかけられません。

でも、もっとコストを抑え、高級なブーケではなくて、花屋の店頭で売っているくらいの値段のブーケだったら、二次会用に発注してもいいかな、という花嫁さんはいます。数千円くらいの予算で、短めに花を切りそろえて丸く作ってもらえば、ライトな感じのブーケになります。
具体的には、下の画像のようなものです。

3,000円くらいでも、十分作れます。
発注するときには、花屋に、「結婚式の二次会に、花嫁が持つ」とはっきり伝えてください。リボンを大きくしたり、ハンドル部分(手に持つ部分)の形を持ちにくくないようにしてもらえます。また、純白のブーケがよければ、「花も、ラッピングも、全部白で」とオーダーしましょう。すごく「本式のウエディングブーケ風」が良いと思うなら、「できるだけ、本物のウエディングブーケに寄せた風情で」と頼みましょう。

 

花嫁がブーケを持っている時間は、意外に短い

二次会の間で、花嫁がブーケを持っていられる時間は、意外に少ないです。実は、披露宴でも同じことは言えるのです。
着席している間や、飲食している間、ゲストに何かを手渡すようなイベントの最中、手紙を読む最中など、ブーケは、花嫁の席の横あたりにあるスタンドに鎮座していることになります。

カジュアルな二次会で、花嫁が比較的自由にお酌をしたり、余興に参加したり、などしていると、ブーケを持つのは本当に入退場時、撮影時だけになります。
おそらくブーケは、持っている時間よりも、置きっぱなしになっている時間の方が長いくらいになるはずで、「それならいらない」と思うのも、一つの見識です。

 

二次会こそ、アマチュアブーケの出番

親しい人の中に、ブーケ製作を習ったことがある人がいる場合、「ブーケは花屋に頼まずに、○○さんの作ったものを使おう」と考えるのはよくあることです。
しかし、この案は、結構な割合で、結局実現しないことも多いのです。

実現を阻む理由の、トップ2は以下のものです。

  1. 式や披露宴に出る人が作るには、当日の負担が大きすぎる
  2. 教室で習っただけだと、本番用のブーケ作りはハードルが高い

1はともかく、2の理由が分かり難いかもしれません。これは、フラワーの勉強をした人にとっては結構な「あるある」で、
「教室で作った経験はあり、一応全部の作業を一人でできることはできる。でも、いきなりの本番納品をする勇気が無い」
と思う人が多いのです。要は、職業的にはやっていないから不安だ、ということです。
花嫁が、
「あの人は、フラワー教室でウエディングブーケも練習してると言ってたはず」
と思って式・披露宴用ブーケを依頼してみても、上記の理由で断る人は居ます。

でも、そうやって式・披露宴用を断った人でも、思い切って受けてくれやすいのが、「二次会用」なのです。
決して、二次会ブーケを「どうでもいい」と思っているわけではありませんが、作る人のプレッシャーは格段に少なくなります。親しい人の手作りブーケをひき受けてもらいやすいのは、むしろ二次会用です。

 

いるもいらないも、最終的には花嫁の意思です

色々書いてきましたが、結局、要るも要らぬも花嫁次第です。
ブーケを二次会で持っていなくても、おかしいことなど全然ない、ということだけ断言しておきます。

二次会でもブーケを持ちたい、無いのはさびしい、と思う花嫁さんには、「ぜひ、持ったらどうですか」と申し上げたいです。
あっても無くてもどちらもいい花嫁さんなら、ブーケの持ち運びの手間や、ドレスとの兼ね合いを考え、自分にとって「持つ」「持たない」のどちらが楽かで決めたらいいと思います。
二次会ブーケは必要ないと思っている花嫁さんには、「ブーケなしで大丈夫ですよ」と申し上げます。

 

直前になって、「やっぱり二次会もブーケが欲しい!」と思ったら

二次会ブーケはいらないと思っていても、土壇場になって、「やっぱりあったほうがいいかも」と思い始めるのは、良くあることです(ウエディング関係は、直前変更が全然珍しくないです)。

やっぱり二次会でも持とう、という気持ちになったら、最初にするべきは、式・披露宴で持つブーケを、二次会に持っていく方法を考えることです。
箱にでも入れて納品されたブーケなら、その箱を使って運べます。何も無ければ手に持って運びましょう。花嫁自身が持って行けないなら、身内か、親しい人に頼んで持って行ってもらいましょう。
誰かに持って行ってもらう場合、万が一花が一部つぶれたとしても、相手を恨んではいけません。頼んだ自分の責任と思いましょう。

もしもブーケを使いまわせないなら、花屋で小振りのブーケタイプの花束を作ってもらいましょう。

当日の朝に「やっぱり二次会ブーケ欲しい!」と思いついたとしても、上記の方法でなんとかなります。花屋に花束を作ってもらう方法なら、最悪、身内の誰かを花屋に走らせることができれば、二次会のだいぶ直前でも調達できます。