※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか前置きをお読みください。
※式場外部の花屋を使うことをお考えの場合は、あらかじめ会場が「花の持ち込み可」であることをご確認ください
決まった花を決まったように飾るだけとは言え、花のグレード・花のスタイル・リボンのあしらいなどにより、挙式するカップルにふさわしい花にすることはできます。印象的な花を使うと、装花の力でチャペルの顔まで変わることさえあります。
また、式場内のチャペルなどは、演出どんどんOKのこともありますので、花たっぷりの式を挙げたい方は、式場にどんな飾りが可能なのか相談してみましょう。厳かな場面でこそ、華やかに映える花もあります。
キリスト教式の「式料」には、普通は花代は含まれていません。しかし、式場プランには、含まれていることもあります。
祭壇の花は、真ん中に1点飾る場合と、両サイドに2点飾る場合があります。
チャペルによって、1点なのか2点なのかが変わりますので、外部花屋から装花を持ち込む場合には、あらかじめどちらなのか教会に確認を取って、花屋に伝えてください。(式場内チャペルで、式場提携花屋なら、当然分かっていますので大丈夫です)
教会内部の花は、基本は白です。白に、グリーンや、淡いブルー系を混ぜ込むくらいになります。
聞いた話ですが、キリスト教的には(私はクリスチャンではないです)、ユリの花が宗教的に高位な花なのだそうです。なので、最高に厳かにしたければ、白ユリを使うと良いでしょう。
チャペルと無関係な花屋に装花を発注するときには、使ってはいけない花が無いか教会側に確認し、それを花屋に伝えてください。
これも、何か宗教上の決まりのようで、万が一、使用NGの花が入っていたら、現場で花を引っこ抜くハメになります。
値段の相場は、1点2万〜5万円くらいです。
2点飾りの場合も、1点あたりが2万円〜くらいですので、単純に1点飾りの方が金額を抑えやすいです。
しかし、2点飾りの場合も、「二つで5万円」くらいが相場で、「5万×2=10万円」まで出す人はあまりいません。
チェアフラワーとは、バージンロードの両脇の椅子にくくりつける花装飾のことです。
(この記事に貼っている画像のチェアフラワーは、どれも「大きさ・花数」ともに頑張っている方です)
椅子のところに、ちょっと付けるだけの花ではあるのですが、これも飾り方によって印象は随分変わります。
不思議なことに、チェアフラワーというのは、ウエディングフラワーの中でも、相当「決まりきった形式」のものでありながら、花の違いやリボンのあしらい方によって、面白いほど会場の様子が変わります(ほかに目だった装飾が無いからでしょうか)。
映画とか、ドラマの結婚式のシーンを色々見てみると、「こんなに違うものか」と思うほど、それぞれに違いがありますので、興味のある方は見比べてみるといいですよ。
チェアフラワーの金額の相場は、500〜2,000円くらいです。列の数だけ必要ですので、仮に1,000円にしたとすれば、「1,000円×列数」の金額になります。ちなみに、私の今まで関わった結婚式では、2,000円より高かった人はいません。
すべての装花と一緒で、チェアフラワーも、大きくたっぷり飾れば飾るほどに華やかさは増すので、豪華にしたい人は際限なく豪華にできます。しかし、チェアフラワーというものは、ケチっても、「しょぼい感」がそれほど無いのです。
スプレーカーネーション1本だけだったとしても、かえって「厳かだ……」とか感じる人がいるくらいなのです。恐らく、「神の前である。ゴテゴテ飾るところじゃない」という風に受け取ってもらえるのだと思います。
チェアフラワーは、リボン使いによっても印象が変わります。花代は抑えたいけど、華やかさは欲しいというのであれば、リボンをたっぷり使った装飾にしてみるのも良いでしょう。
通常、「式料」にチェアフラワーの代金は含まれていません。
式場プランであれば、含まれているケースもあります。よく確認しましょう。
花の色や種類については、上の項(祭壇スタンド花)を参照ください。