花の情報局

花嫁の自作ウエディングブーケについて

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか、前置きをお読みください。

 

目次 花嫁の自作ウエディングブーケについて

  1. 花嫁自作のブーケで失敗しないための記事です
  2. 花嫁自作のブーケは、ブーケ製作未経験者なら、プリザーブドフラワーかアーティフィシャル(造花)が無難
  3. プリザーブドフラワーブーケの自作
  4. 生花ブーケの自作

花嫁自作のブーケで失敗しないための記事です

花嫁が自ら作ったブーケを、結婚式や披露宴で持つことは、可能ではあります。実際に、そのような講座のあるフラワースクールもたくさんあります。
花嫁が、自分でブーケを作ることに憧れる気持ちも良く分かります。花好きの人なら、特にそうしたいでしょう。
この記事では、自作ブーケを持つことを、あまり憧れや夢に浮かれないで、現実的に紹介していますので、手作りしたい方は参考になさってください。

 

花嫁自作のブーケは、ブーケ製作未経験者なら、プリザーブドフラワーかアーティフィシャル(造花)が無難

ウエディングブーケを作る技術は、花屋業務の中でもかなり特殊な部類に入ります。何年も花屋で働いている人でも、
「ウエディングブーケを1人で作る自信ない」
または
「一度も作ったこと無い」
と言う人は多いのです。「そういう人もいる」ではなくて、そういう人の方が多いくらいのはずです。
それくらい、ブーケ作りは軽々しく考えてはダメだと思ってください(失敗したら、花嫁の後悔は大きいです)。なので、より無難な手段でブーケを作ることを考えましょう。ブーケ製作未経験であれば、一番無難なのは造花ブーケです。その次が、プリザーブドフラワーブーケです。生花ブーケは一番難しく、失敗のリスクが大きいです。
以上のことを踏まえて、下記の情報を参考になさってください。(当サイトは造花は扱いませんので、プリザーブドフラワーと生花の情報のみになります)

 

プリザーブドフラワーブーケの自作

プリザーブドフラワーを習っている人は、自分の通っているスクールで、ブーケ製作の相談をしてみると良いです。本人の技術レベルにふさわしいアドバイス・指導をしてもらえるでしょう。
すでに、腕に自信がある人なら、自分のデザインと自分の技術で作りましょう。(少しでもプリザを習っている人なら、自分が「自力で作れる人」かどうか分かると思います。「わからない」人は、「自分は作れない人だ」と思ってください)

まったくの素人なら、プリザーブドフラワーの教室で、ウエディングブーケ自作のための指導を受けましょう。生花と違って、事前に作っておけるので、かなり花嫁の負担が少なくなりますし、致命的な失敗があれば、レッスンの中で必ず講師が指摘してリカバリできます。

 

生花ブーケの自作

花嫁が、元々ウエディングブーケを作れる技術者なら問題ありませんが、全くの素人なのであれば、自作しようとするのは相当危険です。フラワーアレンジメントの学校などで、1回や2回の製作経験があっても、それでも危険と思うべきです。(スクールで実作した人なら、この意味が分かると思います)

まったくの素人で、どうしても自分でウエディングブーケを作るのが夢なのであれば、「花嫁のためのウエディングブーケ自作コース」のような講座のある教室を見つけて通いましょう。そのときには、ぜひとも本番用作製を、つきっきりで見てもらえる教室を選んでください。ほんの数回のレッスンで、本職が納品するようなウエディングブーケを1人で作ることはできないと思ったほうがいいです。なので、「1人では作らない」=「プロにサポートに付いてもらう」のが一番の安全策です。

そのために、
「本番製作お手伝いします」
「マンツーマンで本番サポートします」
などと謳っている教室を選びましょう。
講師が横でスタンバイしている状態で、本番用を手取り足取りしてもらって作り、失敗したら講師がカバーし、最終的な調整も講師がするくらいのつもりでいてください。つまり、実質は本職が作ったに等しい(でも、間違いなく自分が製作した)ものを作るつもりでいたほうがいいです。
本番用は、前日に作ることになっている教室が多いです。自作したい花嫁は、前日に相当大変になることを覚悟してください。(前日や当日に手間のかかるブーケ製作をしたくないがために、自分で作れる技術者の多くが花屋仲間に製作を頼んだりするのです)

最も危険なのは、花の教室や講座で一度くらいウエディングブーケ制作を体験した人(そして、ちょっと誉められたような人)が、「1回か2回練習すれば1人でできる」と思い込み、ブーケ製作の本など見ながら、プロでもやりたくないような、凝ったスタイルに挑んでいくというものです。無理な形を慣れない手で作ったら、家から式場に持ち込んだ時点で崩れ始めていた、などということも起こります。冒険せずに、手堅く行きましょう!