◆ウエディングの会場装花全般に関する覚え書き

ウエディングの会場装花

※このページにダイレクトにお入りの方は、一応このような前書きというか前置きをお読みください。

◇会場装花で、本当に必要なものとは?

 式場プランの料金に入っている「会場装花代」というものは、多くが「メインテーブル装花、ゲストテーブル装花」のみです。つまり、ほかの部分に飾る花、たとえばウエルカムボード装花や、メインバック装花、受付花などは、オプションで追加することになり、一つ一つお金がかかります。
 更に、プランに含まれている「メインテーブル装花とゲストテーブル装花」までもグレードアップしたくなると、トータルで、当初の「お見積もり金額」の二倍くらいになることはザラです。人によっては、三倍くらいにもなるかもしれません。

 こだわりを持って、掛けたくてお金を掛ける人はそれでもいいのです。
 お金をかけた結果、大きな満足を手に入れた花嫁も、大OKだと思います。このページを見つけてやって来てくれた方の中には、ウエディングの花だけは妥協したくないと思っている人もいるでしょう。
 しかし、
「花にこだわりは全く無し」
「安く済むなら、その方が良い」
「花は削るだけ削りたい」
と思っている人もいることでしょう。(管理人は花好きであり、花業界の人間であるので、あまり「花なんか」と言われると悲しいのですが)

 そういう方のために、「さすがに、これはあった方が良いのではないか」と思う装花だけを挙げてみますと、以下のようになります。

  • メインテーブル装花……さすがに、これを置かないのは勇気が要ります
  • ゲストテーブル装花……これを置かないのも、相当勇気が要ります
  • ケーキ周り装花……しない人は、圧倒的に少数です

 上記のものは、ゲストが「何にも無くてサビシイ」と思うレベルのものです。これだけは無いと格好にするのが難しいです。

 キリスト教式のチャペルでの挙式では、チェアフラワーが無いと、ちょっと異様に感じられるでしょう。(祭壇花は、宗教的な決まり?かなにかで不要な教会があります。逆に、「必ず必要」の場合もあります)チェアフラワー無しだと、廃教会っぽくなる場合さえあります。

 無いとゲストの不審を招くような花は、突き詰めればこのくらいです。しかし、現実には、「最低限」の装花でよしとする花嫁は、そうはいません。
 上記の「最低限」以外には何があるのか、その中で、自分の式にも絶対に欲しいものは何か、必要ないものは何かを見極めましょう。見極めるには、やはり花嫁が、「こんな結婚式がいい」というイメージと方針をしっかり持っていることです。
 欲しいものには手を伸ばし、欲しくないものはすすめられても断るには、「ブレない何か」を持っていることが強みになります。

上記の、「最低限(メインテーブル・ゲストテーブル・ケーキ周り・教会ならチェアフラワー)」のもの以外には、会場装花には一般的にこのようなものがあります。

  • ウエルカムボード装花
  • 受付装花
  • ドア飾り
  • フラワーアーチ
  • メインバック装花
  • キャンドルフラワー
  • キャンドルトーチ
  • 樽酒装花
  • ナフキンフラワー
  • グラスフラワー
  • チャペル装花(祭壇花)
  • フラワーシャワー
  • パウダールームにミニフラワー

 上記以外の場所にも花を飾れる会場はありますし、花嫁のオリジナルアイデアで、いくらでも花飾りは導入できます。上記のものは、あくまでも「一般的なもの」です。

◇いわゆる、「式場プラン」の会場装花について

 上にも書きましたが、式場が用意している「プラン」の会場装花の値段には、メインテーブルとゲストテーブルの花だけしか入っていないことが多いです。式場が出してきた見積もりの内容をよく見て、花が足りないと思ったら追加しましょう。
 また、プランに含まれる「装花」は、「……ちょっとさびしくないか?」と思うくらいの花である場合が多く、グレードアップする人が多いです。というか、ぶっちゃけグレードアップする人の方が多いくらいだと思います。花のグレードをしっかりチェックし、本番でがっかりしないようにしましょう。

◇会場装花の頼み方 その1……式場提携の花屋には、装花の希望を積極的に相談しよう

 式場提携の花屋だと、黙っていると相談も無しに、勝手に花の色も形も決められてしまうことがよくあります。式場の係りが、装花についてグレードの話しかしないのであれば、まさに「こちらで勝手に入れますわ」と思っているパターンに違いないです。
 式場提携の花屋というのは、結局、会場を知り尽くしていますので、勝手に自分たちの裁量で動こうと思ったら、そうできてしまうのです。自分たちの都合で、「午前の式の装花を、午後の式にも使い回しちゃえ」と思ったら、それもできるのです。

 自分の式のテイストにマッチした装花を飾りたい花嫁は、ぜひとも装花の内容に口を出してください。「こんな路線がいいです」「式のテーマがこれなので、花もそれに合わせて」など、自分のゆずりたくない部分をきちんと主張しましょう。花嫁の主張がすべて通るとは限らず、妥協点を見つける話し合いになるかもしれませんが、それでも納得して注文したいものです。
 注文の際に、花の品種など、細かいことを指定すると、花代が高くなるばかりなので、はずして欲しくない「テーマ」や「色」などをつたえ、あとは「季節のものでおまかせ」という頼み方をすると、一番金額を抑えられます。

 会場装花は、一番楽に頼もうと思うなら、素直に会場提携の花屋に依頼するのがいいのです。会場提携の花屋なら、何をどうしたら会場が映えるか、また、一番合理的な飾り方は何かなど、「場」について知り尽くしています。それに、結婚式場の提携花屋なら、ウエディングフラワーの経験値は町の花屋の何百倍も何千倍も積んでいますので、仕事をこなす安定感が違います。

 気をつけた方がいいのは、「コーディネーターさんと提携花屋さんがみっちり相談して、最高のデザインを作ってくれるのだろう」と思い込んで、花嫁自身は何も花屋にアピールせずに済ますことです。
 花嫁が希望を主張しないと、花屋の都合ですべては決まります。せっかく、コーディネーターさんに伝えた「会場演出のコンセプト」は、黙っていたら花屋には伝わらないと思うべきです(伝えてくれるコーディネーターさんもいるとは思いますが)。言わないで済ませたら、当日、花嫁の思いと違うテイストの花が来ても、向こうに落ち度は無かったことになります(「聞いてません」の論理)。
 花嫁は「ちょっとしつこいかな」くらいに思いを伝えたほうがいいです。後悔したくなければ、主張しましょう。

【提携花屋に頼む際の注意点】
  • 式全体と、装花のテーマが決まっているなら、花屋に直接伝える
  • 最低限、「テーマ」が決まっていれば、あとは「おまかせ」でも可
  • 自分が、どの程度のグレードの花を頼んだのか理解しておく
  • コーディネーターさんが、すべてを伝えてくれると思い込まない。自分で伝えよう
  • 花嫁が口を出さないと、花屋は自分たちの都合で動く
  • ゆずれないものがあるなら、あらかじめ申告する
  • 花嫁の希望が非現実的であれば、かなわないこともあると知っておく
  • できないことに「代替案」を出さない業者は、不熱心な業者と思うべし
  • 直前に、確認の電話を1本入れておくと、何かと安心

◇会場装花の頼み方 その2……外部花屋には、提携花屋よりも細かい伝達事項が必要

※「外部業者の装花禁止」でないことを事前に確認してから発注しましょう

 外部業者に頼むときは、会場の広ささえ知らない人が注文を受けるわけですから、金額だけ決めて、「後はすべてこちらで勝手にします」という業者はいません。業者は、必ず装花を作るための情報を欲しがります。

 外部の花屋にも、式や会場に特定のテーマがあれば必ず伝えてください。花の品種など、細かいことを指定すると、花代が高くなるばかりなので、はずして欲しくない「テーマ」や「色」などをつたえ、あとは「季節のものでおまかせ」という頼み方をすると、一番金額を抑えられます。その際に、「こういうのだけは嫌だ」という情報も伝えておくといいです。そして、「自分の言っている希望を、きちんとわかってくれているのだろうか」と疑問に思うことがあったら、何度でも確認し、互いの理解に相違が無いことを確かめましょう。

 実際の発注に際しては、提携花屋よりも細かい伝達事項が必要です。
 式場の段取りのことを、花屋は一切知らないのですから、以下のようなことを伝えましょう。
  • 日にち、開始時間
  • 両家の名前
  • あれば会場写真を渡す(式場パンフレットでもよし)
  • ドレスを着た花嫁の写真
  • 外部業者の搬入について、会場から注意事項があれば伝える
  • 花屋が、装花に必要な情報(たとえば、飾るスペースの寸法とか)を欲しがったら、調べて伝える

 外部業者に頼むことは、会場提携花屋に頼むよりも面倒なものです。
 しかし、町の花屋なら、ホテルや高級式場の提携花屋よりも安くでき、好みが完全に分かっている花屋であれば、より花嫁らしい花が飾れる可能性が高くなります。また、「どうしても、この花屋にたのみたい」という夢があるなら、それをかなえるのも幸せなことでしょう。

 外部花屋に頼むときも、本番の直前に一本電話を入れ、最終確認をした方が安全です。近くの花屋なら、来店して一言「よろしく」と言うのも良いでしょう。前日なら、入荷した花を見せてくれるかもしれません。

◇それぞれの装花については、以下の各ページをご覧ください

 それぞれの会場装花の詳しい情報は、以下の各ページでご覧ください。




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