◆日比谷花壇特性花束「ペタロ・ローザ」の構造を見てみよう

◆バラを模った花束:「ペタロ・ローザ」

 左の画像は、日比谷花壇特製の【ネット限定】バラの形の花束ペタロ・ローザ「フェミニンピンク」です。
 イタリア語で「ペタロ」は「花束」の意味だそうで、要するに「バラの花束」という意味のネーミングですね。花束全体が、バラの花の形をしています。
 ペタロ・ローザは、完全に「ラッピングアイデアもの」でして、バラの花型に作ったラッピングペーパーの中央にある花自体は、むしろオーソドックスな花選びと束ね方です。私は、ペタロ・ローザは、登場したときから知っていましたが、「ラッピングアイデアもの」であるところを、なんとな〜く冷ややかに見ていました。正直、「こんなのは子供だましではないのか……」と思っていました。
 しかし、一度実物を見てしまったところ、「結構いいなあ」と考えを変えました(サイトのトップのコラムにも書いたことがあります)。何しろ作りがきれいで、高級感があり、そのうえ、夢々しいような可愛げがあります。最終的に、うまく「良質のギフト」に仕上げてくるところは、さすが日比谷花壇と言うべきなのでしょう。

 私は、以前、サイトのトップのコラムに書いたときには、「このラッピング、真似しちゃダメかな」と書いたのですが、日比谷花壇のバラの形の花束「ペタロローザ」特集によれば、このバラ型のラッピングペーパーは商標登録してあるとのことですので、要するに、「真似しちゃダメ」なのですね。(ああ良かった。真似しなくて)

 初めて日比谷花壇がペタロ・ローザを売り出したとき、確か種類は、ピンクとレッドの二種類だったはずです。しかし、今は、「ゴールド」が増え、シャンパンやワインとのセット商品ができ、順調にシリーズの幅を増やしてきています。
 しかし、日比谷花壇のリアル店舗では、未だに扱いが無いようで、今でも「ネット限定」の文字が付いています。「ネット限定」の意味するところは、オンラインショップの人気商品にしたいためでしょうか? それとも、作成に、「意外にスキルと手間がかかる」みたいな理由なのでしょうか? 私は、「リアル店舗でも売ればいいのに」と思っています。なぜなら、自分が現物を見て良いと思ったからです。あの花束を作っているのを見かけたら、「自分も買おう」と注文する人がいると思うのですけどね……。
 あ、もしや、完全に独自注文している商標登録のラッピングペーパーの数が限られていて、各店舗に出せる状況じゃないとかだったりして?(そんなことは無いか……)

◆「ペタロ・ローザ」を分解する!

 ペタロ・ローザのラッピングがどうなっているのか、画像で紹介しましょう。
※すべて、ケータイ画像ですので、多少粗い画像になりますがお許しを。

 まず、中央の花を抜いてしまうと、ラッピングはこのようになります。

 これだけで、十分「バラ型」です。普通、花束のラッピングは、大抵どんなスタイルでも、一枚のペーパーでぐるっと巻いてしまうことが多いのですが、ペタロ・ローザのラッピングは、6枚のバラバラのペーパーから成っています。

 一枚ずつは、このような形です。

 張りのある、非常にしっかりしたペーパーです。そうでないと、時間が経ったら形が崩れてしまうのでしょうね。このペーパーは、もちろんこのようにカットするところまで発注で作っているのだと思います。

 根元でこのように束ねられています。

 上の方をつぶさないように、本当に束ねるところだけをぐっと絞ってあります。
 実際に、ペーパーに触って感じることは、「ペーパーの形を整えるところが一番面倒なんじゃないかなあ……」ということです。
 ペタロ・ローザは、このペーパーの重なりっぷりがきれいなんですよね……。

↑そして、ラッピングペーパーの縁が、外側にやわらかく反っています。これが、立体的なバラの形を作っているポイントです。この反りはどうやって出すのかなあ? 単純に手で反らせたよりも、もっと丁寧に作っている印象を受けます。まさか、「ペタロ・ローザ専用 ペーパー反らしグッズ」とかあるのだろうか? それとも、縁を反らした状態でペーパーが入荷するとか?(いや、さすがにそれは無いだろう)
 リアルに花屋で働いている身としては、「手で反らせる」のが一番現実的だとは思うんですけど、そうだとすれば、紙質をよほど吟味したのだと思います。でないと、「反らし方のせいでカッコ悪くなったペタロ・ローザ」がたまに出来ちゃうと思うんですよね。
 ペタロ・ローザを作る手順のことを推理すると、まず、真ん中の花束は、普通に作ればいいと思います。問題は、ラッピングの順序なのですが、

【1】花束に、6枚のペーパーを、一枚一枚取って巻いていく。仕上げたときに、紙の花びらのバランスが悪くならないように注意する。
【2】6枚巻き終わったら、根元を縛る。
【3】紙の花びらを、一枚一枚手で反らせて、全体の形を整える。

↑こんなところかなあ?という感じなのですが、6枚も別々になっている紙を巻くのは、非常に面倒だと思います。母の日とか、クリスマスなどの、店頭で花束の注文が殺到するような日に、こんなスタイルの花束を頼まれたら、「誰だ、こんなペーパーを考えたのは!」って言いたくなると思います。

◆「ペタロ・ローザ」は、第一印象がとても良い

 ペタロ・ローザは、とにかく見た目のインパクトが強く、パッと目の前に出されたときに「素敵だ!」と印象付けられます。(ラッピングアイデアものは、それが使命です)
 なので、華やかな目的のために使うと、非常に効果的で、相手の心に残るギフトになります。お祝いの席に届けたりすれば、花束が登場したときの盛り上がりが期待できます。贈る相手としては、基本的には女性狙いの商品なのだろうと思いますが、最近は照れずに花束を持てる男性も増えてきましたので、ゴールドのペタロ・ローザを男性に贈ってみたりしても喜ばれるかもしれません。

◆「ペタロ・ローザ」シリーズ、ラインナップ

 ペタロ・ローザシリーズは、以下のようなものがあります。

【日比谷花壇】バラの形の花束 ペタロ・ローザ「セレブラール」

【日比谷花壇】バラの形の花束 ペタロ・ローザ「スウィートタイム」

【日比谷花壇】バラの形の花束ペタロ・ローザ「ハッピーバースデー」

【日比谷花壇】バラの形の花束デザイナーズ ペタロ・ローザ「シーナリー」
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