◆花屋求人と年齢について

 花屋求人と年齢については、こちらの記事→花屋さんに就職する =正社員の求人に応募しよう= にも少し書いています。40代より上では、バイトになるのもキビシイ、と書いているのですが、実際のところ、花屋さんはスタッフの年齢をどう考えているのか? 何歳までが「可」で、何歳からが「不可」なのか? そもそも、そういう基準はあるのか?というところを解説しようと思います。

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◆求人の「必要資格」に、年齢の項はあったり無かったり

 実際に、花屋の求人広告を見ると、「何歳まで」と明記してあるものは意外に少ないです。(例:シゴトinバイト「花屋」
 応募する側は、これを「書いていない=年齢不問」と考えて良いと思います。しかし、いざ電話してみたら、「一応、35歳を上限と考えているんです」とか言われることもあります。なので、「公にされていないが裏設定アリ」なことは、珍しくありません。

 でも、書いていないのであれば、勝手に「この年齢ではダメだろう」と、応募者側が決めることはありません。恐れずに応募してみましょう。

◆年齢の考え方は、店によって色々

 何歳までなら、新たな花屋スタッフとして受け入れることができるのか……このことに、業界の共通見解はありません。完全に、各店舗の考え方次第だと言って良いと思います。

 私の個人的見解としまして、ものすごくリアルなことを言いますと、店のエース店員になってもらい、バリバリ働いて店を発展させてくれるような人が欲しい……というような場合、店側が想定している年齢は、20代〜30代前半くらいでしょう。なので、求人の意図が「エースでバリバリな人欲しい」なら、最初にやってきた応募者が「40才です」と言ったときに、面接でなかなか良い人だと思ったとしても、「もっと若いやつも何人か面接したい。この人で即決は無しだ」と考えるほうが普通だと思います。しかし、良い人だと思ったら、多分、キープはするでしょうね。

 上に、私は「多分、キープする」と書きました。これ、わりと平均的な感覚だと思います。
 店側の思っていた年齢層よりも高いけれども、「この人、使えるな」と思ったら、一気に選択肢の一角に入れられるのです。花屋の求人において、年齢というものは、このくらいファジーなものなのです。

 それでも、「若い人でないと、うちの店の雰囲気に合わない。新たな採用は20代に限る」とか、「体力的に、40代から上は無理だと思うので、どんな良い人でも採用しない」などの考えを持っている店もあります。

 応募する側は、各店がどのような考えを持っているのか分かりません。なので、事前に「きっとダメだ」と思う必要はありません。求人に応募して、誠実にアタックするのみです。

◆20〜30代半ばは、年齢の心配はあまりしなくて大丈夫ですよ

 各店それぞれなのは分かった、でも、業界の「一般的な基準」みたいなものがあるだろ。そういう意味で良いから、何歳までがOKなのか言え……ということでしたら、20代なら、何の心配も無いです(年齢で不利になることは無い、という意味ですよ。20代なら誰でもいいんじゃないよ)。30超えたあたりも、そんなに心配しなくて良いです。
 なんとなく、「ちょいと上だな」という気配が現れるのは、30代も後半に差し掛かったあたりからです。

 じゃあ、36歳ですが無理ですか、と聞かれたなら、「無理ではないです」とお答えします。ただし、「無理な店」はあるでしょうね。上の項に書いたような、「20代に限る」と考えている店だったらアウトです。
 無理じゃない店が、どのくらい残っているかと言うと、「36くらいなら、まだまだたくさん残っている」と言えると思います。
 しかし、これが37歳になったら、36歳のときよりも、「無理じゃない店」は減ります。これは、明らかな事実です。
 38歳になったら、もっと減ります。なので、30過ぎて、本気で花屋で働きたいなら、一日も早くアクションを起こしたほうが良いと思います。

◆40代以上は、かなり狭き門をくぐらねばならない

 花屋の求人に応募してくる人で、40オーバーの人はあまりいません。「年齢不問」と書いてある求人にさえ、あまり来ないです。
 ということは、世間的にも、40過ぎて花屋のバイトは受からないでしょ、と思われているということなのでしょう。

 実際に、40代で求人に応募してみたらどうなるのだろう……と、現在40代である私も考えてみましたが、相当不利な状況であることは明らかだと思います。勝率は、1割あるかどうかでしょう。
 多分私は、今までの花屋経験と、どんなにつらい業務か知り抜いていることと、殺しても死なないほどタフですということと、店の大変さに大いに共感を持てる人間だ、ということを武器にして戦うことになると思います。
 私が、店のために何でもする気概があることをきっちり伝えられたら、20代のライバルを蹴落とすことは不可能ではないです。そういうものを受け取ってくれる店と出会えるかどうかの問題になるでしょうね。あいまいな言葉を持ち出して申し訳ないですが、これは「縁」があるかどうかという話になってくるのです。
 つまり、40才を超えたら、花屋の求人応募に勝ちパターンは無いです。とりあえず、やってみてどうなるか、ということになります。そして、勝率は、低いのが現実です。もしも、花屋でなくても、ほかの業種でもいいから、早く仕事を手にしたいのだと思っているなら、花屋は特におススメはできません。

◆ホントに厳しいのは、年齢が高くて「未経験」な人

 上の項では、管理人自身が求人に応募したらどうなるかまで考えましたが、私の場合は、花屋業務の経験者なので、これでも相当マシなほうになると思います。今、もしも40代の未経験者で花屋バイトに応募したら……少なくとも50件くらいは受けないと、採用に至らないのではないかと推測します。

 50件ほども不採用になったら、あと何件受けても不採用だろ、と思われるかもしれません。
 しかし、本当に、店が求めている人材は色々なのです。
 たとえば、文句言わずに、一日中延々と菊の葉っぱを取る仕事とかさせたい店だと、真面目で余計な楽しみを求めない中年以上が欲しかったりするのです。菊の葉っぱを取るだけの単純作業なら、素人にもちょっと説明すればできます。
 また、できないことが発生したら、全部「店長〜」って呼べば済む店だと、本当に「悪い人でなければ誰でもいい」ということもあります。
 また、実質、花を扱える人よりも電話番みたいな人を求めている店もあります。

 40歳超えの未経験者だと、このような仕事から入り込んでいくくらいが現実的です。このような入り口から入っても、花屋業務に熱心な興味を持ち続ければ、業務全般を覚えていくことは夢ではありません。
 そんなのは嫌だ、最初からエース店員候補になってバリバリ働くんだ!と思うなら、よほど面接で熱意を示さねばなりません。面接を勝ち抜くためには、熱意があり、誠実であることを伝えると同時に、店の言うままにシフトに入ると約束することをお勧めします。また、過去に、とてもつらい職業を経験していたら、その職歴をアピールして、「私は、心折れない」と伝えると良いと思います。

◆売り物が無い人材の引き取り手は、あまり無いですよ

 私が、40代の今、花屋の求人に応募するのであれば、上の項にも書いたように、業務経験と、それによってゲットした心構え・気概のようなものを武器にします。

 40代より上の人や、業務未経験で花屋の求人に応募する人も、何らかの武器を持つべきです。自分の「売り」を見つけて、その売り物を全力でアピールしましょう。
 たとえば、花屋でなくても接客業の経験があれば、立派な売り物になります。また、直接接客したことが無くても、電話相談センターのようなところで働いたことがある人は、「コミュニケーション能力アリ」という売り物にできます。クレーム処理を担当したことなどあれば、なかなか大きな売り物になると思います。お客さんは、接客技術が優れているスタッフには、かなりいろんなことを許してくれるものです。
 重たい配送業務の経験などあれば、頑丈な足腰だとアピールしましょう。花屋は、優秀なスタッフに腰を痛めて辞められていたりするところが多く、安心して力仕事を任せられる人を喜びます。
 何の才能も無いけど、時間が有り余ってます、というのも売り物になります。もしかしたら、一番大きな売り物は、「時間があります」かもしれません。シフトを回すのに、そういう人がいると、とても助かるのです。

 このように、自分の持っている要素の中で、花屋さんはこういう人が欲しいのではないかというポイントを探し、独自の売り物を作りましょう。
 何一つ売り物が無い人を、店は必要としません。20代ならば、「若い」だけで、一個は売り物があることになりますが、40歳を超えて売り物無しだと、引き取り手は無いに等しいです。

◆ほかの条件が全部同じなら、より若い人が採用される

 花業界の現実としまして、ほかの条件が全部一緒で、年齢にだけ差があるなら、単純に若い方が採用されます。
 若くないほうが、若い方から採用通知をもぎ取ろうと思うなら、「ほかの条件が全部同じ」の状況を作ってはなりません。相手よりも、一枚上に行きましょう。

 私、本当に何も無いからダメだ……と思うあなたには、この作戦を伝授しましょう。
 とにかく、
「私は辞めないで業務に食らい付いていけます。シフトは、店の都合でどんどん入れてください」
ということをアピールする! そして、本当に辞めずにシフトを勤め上げる。
 これを実践する決意を固めてください。その強き意思を持って、面接に向かってください。これなら、決意さえすれば、未経験であっても「売り物がある人」です。


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