◆スズバラの実生 その3

※前記事:スズバラの実生その1その2とあわせてお読みください。

◇5月末に、プランターに移植しました

 前の記事にアップした画像を見ていただくと分かるように、スズバラの芽は妙に紫っぽい色をしていました。
 少し育ってきてからも、なにやら普通の「グリーン」とは違う紫っぽさとグレイっぽさを含んでおり、私は「個性的な風貌に育つのではないか」と予想しました。

 温かくなって、芽が少し成長してくるにつれてどんどん間引いていき、3株にまで絞り込みました。そして、5月30日に、プランターに移植しました。

↑なんとな〜く、芽がグレイパープルっぽいです。

↓真ん中の株に、ぐぐっと寄ってみましょう。

 私は、この色と葉脈の様子を、「絵に描いたみたいな姿だな」と思っていました。なんか、人間が絵の具を混ぜ合わせて作った色のように感じていたのです。それほど、今まで私が育てたバラの中でも変わった葉の色でした。

◇7月にはべト病でヘロヘロに……

 プランターで1ヶ月ほど育て、6月中に1株ずつスリット鉢に移植しました(そのときの画像は残しませんでした)。
 で、大きな鉢に移って、のびのびと育ってもらおうと思っていたというのに、なぜか急に葉っぱの様子がおかしくなりました。

↓葉の色も、形も、健康な状態ではありません。


 三株とも、急にこのような状態になったので、「なんだなんだ」と思って焦りましたが、どうやらべト病にかかってしまったようでした(うちのバラで、べト病が出たのは初めてです)。こちらのバラ→バラの実の芽 も、同時期に同じくべト病になったので、要するに菌がうちのベランダに来ちゃったということなのでしょうか。

↓見る見るうちに、葉っぱが変色するようになり、下の方の葉は落としてしまいました。

↑なんとも言えない情けない姿です。
 出てくる葉っぱが、次々とべト病で変色していったので、私は正直「全滅の危機」さえ感じました。

↓べト病というのは、こういう風に、葉脈に沿って黒いシミのようなものが広がるのです。
ベト病のスズバラ
 うどん粉病や黒点病と同様に、うっかりすると葉っぱが全部ダメになる可能性があるので、べト病は軽く見て良いものではありません。
 しかし、うちでは、野菜と花のカダンセーフだけで、なんとかべト病を乗り切ることができました。「乗り切った」というのは、一回の散布で済んだということではなく、限りなく再発しては、そのたびに散布して直したという意味でして、私は「なんか、弱いバラなのかなあ」と思って、少しがっかりしたのでした。

 そして、不思議なことが一つあって、芽が出たばかりの頃や、プランターに移植した頃には、ひと目で分かる特徴であった、「グレイパープルみたいな色味を感じる葉色」が、スリット鉢に移してからは、姿を消してしまいました。現在もそうなのですが、普通に緑色の葉っぱです。でも、スズバラ(=ロサ・グラウカ)をバラの図鑑で調べたりすると、「特徴的な暗い色味の葉色」と書いてあり、その色の写真も載っているので、うちの子だけは、なんで普通の緑のなっちゃったのかなあと思います。なにか、環境によるのでしょうか? それとも、もう少し大きくなって、株として安定してくると、再びあの色はかえって来るのでしょうか?

》》スズバラの実生 その4に続く!



Copyright(C)2004.09.15-. 花の情報局.All Rights Reserved.