◆スズバラの実生

 いけばなの世界で、「秋の実物」として人気のある花材の一つにスズバラというやつがあります。
 いけばな以外でも、フラワーアレンジメントとか、ウインドーディスプレイの花材などによく使われるので、見たことのある人は結構多いはずなんですけど、なぜか世間的な認知度は非常に低く、スズバラという名前だけ聞いて、「ああ、あれね」と分かる人はまず居ません。

 スズバラは、普通は実だけになって、葉っぱも花も付いていない状態で入荷します。なので、枝のたちと実の姿しか見ることができないのですが、切花スズバラの枝を見る限りでは、半蔓みたいな樹形だな、ということが分かります。そして、気前良く実を付けるところから、「多分、原種に近いっぽい」ということも、何となく推測されます。

 私は、いけばなに使ったスズバラの実から、二年にわたって種を取っては種まきしてみました。
 「二年にわたった」理由は、最初の年には発芽しなかったという悔しい事実があるからなのですが、現在は、全部で4株のスズバラがわが家で育っています。

 このページでは、最初の年の、失敗の記録を含めて、スズバラの実生のガーデニングについて紹介してみようと思います。

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◇最初のチャレンジで使ったスズバラ

 下の画像は、2010年の秋に使ったスズバラの実です。色がきれいで、秋らしい、良いポイントになる花材ですよね。



 確か、自分が生けたのではなくて、稽古場のゴミ箱の中から拾ってきたように記憶しています……。

 この実を、少し期間をおいて、少し乾いてきたところで種まきしました。時間を置いた理由は、「もうちょっと熟させたほうが良いのかな?」と思ったからなのですが、後で知ったところによれば、ここまで赤くなったバラの実であれば、すぐに種を出しても問題なかったようです。

↓ちょっとシワシワになってます。


↓種を、割ってみると、中はこんな感じでした。


 この種を取り出して、ジフィーカップにまいたのですが、発芽の一番大切なタイミングと、マンションの大規模修繕のスタートが重なり、日照が極端に少ない場所へ移動しなければならず、もやしみたいな芽が1個出たものの、それを丈夫な芽に育てることができず、無念にも枯らしてしまいました。

◇二年目のチャレンジに使ったスズバラ

 一年目のチャレンジで、失敗はしたものの、「十分、発芽させることはできる」と思ったので、次の年にもスズバラの実をゲットしてまいてみました。

↓そのときに使った実の画像です。


スズバラの実生 その2に続きます


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