私には、田舎の祖母の家の縁側でスイカを食べているときにその辺に飛んだ種が、いつしか芽を吹いていたな……という、遠い遠い記憶があります。
そのスイカの芽が最終的にどうなったのか、そこまでは覚えていません。祖母が抜いてしまったのか、あるいは発芽したものの、うまく育たなくて枯れてしまったのか……どっちにしろ、「縁側の脇で、立派なスイカに成長し、実が収穫できました」という結末ではなかったことは確かです。
じゃあ、今、自分の家でスイカの種をまいてみたらどうなるのか、軽い気持ちで実験しちゃえ、と思いつきまして、ある日スイカの種を鉢に植えてみることにしました。
※スイカの種まきをしたのは、この記事を書いている時点より数年前のことですので、色々忘れちゃっていることが多いです。記事のあちこちに、あやふやな表現が見られるのはそのためです。
私の不確かな記憶によれば、私がまいたスイカの種は、実家から貰ってきたスイカからとったものでした。
うちの実家では、買ってくるスイカは普通の大玉が多いんです。でも、もらい物は、小玉の方が多いんです。私に持たせてくれたのはどっちだったかな……。多分、大玉だったかなあと思うんですけど(両親は、スイカは大きい方がおいしいよね、という思想の人たちです)、ちょっと定かでありません。
てゆーか、大玉のスイカと、小玉のスイカって、蔓の丈とか太さとか、違うんですかね。やっぱり、小玉スイカの方が全体的に小柄なのかしら。
何スイカだったかは忘れましたが、私はとにかくスイカの種をまきました。スイカから、黒い種を取って、それをそのまま鉢に埋めるという、きわめてシンプルな方法でした。
で、あっという間に発芽してきまして、こんな風に、芽が土から顔を出しました。
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スイカは、発芽率も良くて、うちでは100%でした。そりゃあ、縁側のそばに落ちたやつからも発芽する生命力ですから、当然ですね。
つぼみがまだ相当小さいときの画像だけど……。
でも、ここからいくつもの、黄色い花が咲いたんですよ。うちのベランダ、日当たりがよすぎて、撮影コンディションが整わず、開花画像が残せなかったんです。ケータイの画像なら、しばらくブログに載せてたんですけど、それも「いかにもケータイ画像」で、あまり良い画ではなかったので、最終的には下ろしてしまいました。
そんなわけで、開花の画像は無いんです。いかにも瓜一族の花でしたけどね。花の終わった後に、ほんの短い間だけ「結実するのか?」という様子になりましたが、すべて2〜3日で、首のところから落ちてしまいました。
スイカの蔓は良く伸び、支柱が必要でした。スイカ畑は、蔓を地面に這わせてますけど、ベランダであれをやるわけにはいかなかったので、支柱で縦方向に育てました。花は、小さいながらも数はそこそこ付きました。毎朝、咲いている顔を見るのが楽しみでした。
アリマキ被害は無かったと記憶していますが、「うどん粉」にはなりましたね。いや〜うどん粉って、本当に始末が悪いですよね。うちは、うどん粉には、白くなった葉を落として薬散布することにしていますが、2〜3回薬をまいたように思います。