◆ノバラの実生

 いけばなでは、緑のノバラと、赤のノバラを、花材として使うことがあります。
 緑のノバラとは、実がまだ緑色のノバラのこと。赤のノバラは、秋ごろになって、実が赤く色づいてきたノバラのことです。
 私は、秋に赤いノバラを使ったときに、「これ、ダメモトでまいてみよう」と思いました。そして、結果的には、ものすごく良い発芽率で(全然ダメモトではなかった)栽培することができ、現在も4株栽培中です。

 最初が「ダメモト精神」だったので、あまり手をかけた栽培はしていません。また、ノバラのごとき、「その辺の河原で、たくましく育っていけるやつ」だと思い、多少粗雑な扱いでも大丈夫さ、くらいの気持ちでおります。
 そのような、真のいい加減ガーデニングの記録を、以下に書いてみようと思います。

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◇こんなにたくさんの実があった!

 いけばな花材のノバラは、実の美しさが花材の売り物なので、もちろん実付きの良いものが売られるわけです。そのため、お稽古1杯分のノバラから実を取ると、こんなに採集できてしまいます。
↓ ↓ ↓


 これだけあると、申し訳ないことには、「大事にまこう」という気持ちがあまりなくなります。テキトウにまいて、運よく1本出てきたら万々歳だな、あはははは。くらいの気持ちで、種まきしてしまいました。

◇ノバラの実は、簡単に種が取り出せる

 私は、無駄にバラの実生ガーデニングを経験しているので知っているのですが、バラの実は、どうも大きいほど中の種が取り出しにくい傾向にあります。
 しかし、ノバラは、バラの中では最も実が小さい方なので、ごく簡単に取り出せます。

 ノバラの実は、一つ一つはこのくらいの大きさで……


 皮に一ヶ所傷を付けてギュッと押すと、いとも簡単に種が飛び出してきます。

 この種を、うちではジフィーカップにまいて、毎日水をやりました。
 種をまいたのは、具体的な日にちは忘れましたが、なんでも秋です。11月頃だったかな、という気がします。

◇忘れずに発芽してくれた!

 私は、ノバラの種をまいてみたものの、発芽するかどうかについては半信半疑でした。
 大体、切花から取った種というものは、発芽能力があるのかどうか、よく分からないのです。それに、ノバラの実が、あの程度の熟し加減でよかったのかどうかもよく分かりませんでした(赤くなってるから、大丈夫じゃないかなあ、という程度)。総合すると、「一本でも発芽してくれたら万々歳だな」と思っていました。

 「発芽したらもうけもの」という思想で発芽を待っていた私は、「発芽しなかったときには、どのタイミングで〔失敗〕を認めるか」ということも考えていました。
 だって、6月になっても、7月になっても、「まだ発芽しないのかなあ」と言いながら水やりを続けるのは、あまりにもアホすぎます。そこで、「半袖を着るようになっても芽が出なかったら、失敗と認めて諦めよう」と決めました。そのくらい、発芽に懐疑的だったのです。

 しかし、ノバラは私を裏切りませんでした! 「一本でも出れば」どころか、こんなにたくさん発芽してくれたのです。


↓双葉から、本葉が出てきた様子がこちら。

 この頃に間引きをして、たくさんあった芽を、4本にまで絞りました。

ノバラの実生 その2に続きます!


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